株価はいろいろな要因で動く

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株価の大幅な変動にパニックにならないよう、株価がどのような時に大きく動くのかをあらかじめ知っておきましょう。

 

■決算発表

上場企業は投資家に向けて、企業の業績である決算を発表しなければいけません。

年に4回の発表がありますが、アナリストの予想とはかけ離れた決算内容ですと、株価は大きく変動します。

そのためリスクを回避する目的で、決算発表前にその株を手放す投資家もいます。

証券会社のサイトや、企業のサイトなどで決算スケジュールを確認出来ます。

 

■格付け

格付け機関は投資家に向けて、企業の株の安全性を判断する基準として信用格付けを発表しています。

ムーディーズなど大手格付け機関による格上げや格下げは、株価に大きな影響を与えますので、注意しておくことが必要です。

 

■企業の合併・買収

特に企業買収報道があれば、買収される側の企業の株価は大きく上る傾向にあります。

TOB(株式公開買い付け)も、企業買収のひとつの方法です。

 

■重要指標の発表や為替相場

日本の景気状況を示すGDPなどの指標の発表も、もちろん株価に影響を与えます。

その中でもアメリカの雇用統計は、全世界の株価に影響を及ぼすといっても、過言ではありません。

原油相場や、円高・円安といった為替相場の変動に、敏感な銘柄もあります。

 

上記のような株価変動要因があると知っているだけでも、心構えが違ってきますよね。

これ以外にも、チャートなどを要因とする株価変動がありますので、紹介します。

この分野は「テクニカル」と呼ばれ、簡単に言ってしまえば、株価チャートの規則性で株価が動くこともある、ということです。

 

一番大切なテクニカルは移動平均線です。

投資家の多くが移動平均線を意識してトレードをしていますので、ぜひ覚えておきましょう。

よく使用されているのが25日移動平均線と75日移動平均線です。

 

■下値支持線と上値抵抗線

移動平均線(下値支持線)のところまで株価が下がり、跳ね返される形で上昇に転じるパターンがあります。

逆に、移動平均線(上値抵抗線)のところまで株価が上り、跳ね返される形で下降に転じるパターンもあります。

株価が移動平均線に近づくときは、注意して見てみましょう。

 

■ゴールデンクロスとデッドクロス

日数の異なる2本の移動平均線を使うと、移動平均線同士が交わる場合があります。

短期の移動平均線が長期の移動平均線を上に突き抜けた場合を、ゴールデンクロスといい、株価上昇のサインだとされています。

逆に、短期の移動平均線が長期の移動平均線を下に突き抜けた場合を、デッドクロスといい、株価下降のサインだとされています。

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