投資の基本は、より少ないリスクでより多くのリターンを得ることです。
その方法は様々ですが、まず短期トレードと呼ばれる3つの手法を紹介します。
短期トレードの特徴は、テクニカルを重視するという点です。
■デイトレード
文字通り、1日で売買を完結させる手法です。
予期せぬニュースで、翌日に持ち越した株の値下がりを心配することもいりませんね。
■スキャルピング
短期トレードの中でも最も短い手法です。
数分間、時には数秒間といった時間内で、1回の売買を完結させます。
わずかな値幅でもいいのでコツコツと利益を重ね、それを何度も繰り返してまとまった収益へと増やしていく手法です。
■スイング
これは、数日間~数週間保有して、値幅をとる手法です。
連日上昇する銘柄もありますから、大きく稼ぐことも可能です。
しかし保有する期間が長いと、取引時間外のリスクも大きくなっていきます。
次に長期保有で成功した人を紹介します。
長期トレードの特徴は、短期トレードと比べると、ファンダメンタルズ(企業の業績)を重視しています。
■バフェットの投資基準
優れた企業の株を長期にわたって保有したい、という人の参考になるのが、有望企業の株を見極めて大成功したウォーレン・バフェットでしょう。
彼は次のような投資基準を持っています。
1 事業の内容が理解出来る
2 長期的に業績が良さそう
3 経営者に能力がある
4 魅力的な株価である
これらは、長期トレードのヒントになるかもしれませんね。
■ロスカットを徹底しよう
最後になりましたが、短期トレードでも中長期トレードでも、ロスカットはとても重要だと覚えておいて下さい。
ロスカットというのは損切りともいい、自分の予想に反して株価が変動し含み損を抱えてしまった場合、その株を売却することをいいます。
株価が下落を続けているのにロスカット出来ず、含み損がどんどん拡大していくということは、多くの人が経験します。
株価が落ちるところまで落ちて、それでも保有している状態、いわゆる塩漬け株になってしまったら、チャンスの時に資金不足で何も出来なくなってしまうおそれもあります。
そうならないために、早めのロスカットが必要ですので、「○○円になってしまったらロスカットしよう」と、あらかじめ注文しておくことをお勧めします。
これを、逆指値注文といいます。
株式投資に限らず、他の投資においても重要なことですので、ぜひ心がけておいて下さい。