七五三やお宮参りなど、子どもの記念写真の撮影や着付け技術に定評のある子供写真館ビジネスが好調となっている。
子供写真館最大手のスタジオアリス(2305)は、七五三だけでなく誕生日などの新たな需要を掘り起こすことで、順調に業績を上げている。
同社は六本木ヒルズや表参道などの名所や観光地での出展や、イオンショッピングモール内などにも新規出店するなどして店舗拡大を推進している。
横浜に本社を置く写真専門チェーン店のキタムラ(2719)も、子供写真館の新規店舗の拡大を狙う。七五三撮影が好調で業績アップに貢献している。今後もファミリー層誘致に注力して展開を進める。
子供服の需要も回復してきている。PBブランドで低価格戦略をとる西松屋チェーン(7545)は、在庫一掃の効果から営業益が回復。東京の台場店により都心攻略を計る。
ベビー服や子供服の製造大手のキムラタン(8107)は、中国で卸販売会社を設立しており、現地のベビー用品チェーンとの価格交渉などを進めている。