東京圏における都市の大規模な再開発が進んでいる。六本木、丸の内、新橋に続き、港区に大型オフィスビルとなる虎ノ門ヒルズがオープンするなど、都心部に外国企業誘致をめざした「アジアヘッドクォーター特区」構想が着々と進められている。
こうした流れを受けて、不動産業界では事業拡大をめざして大型投資に乗り出している。三井不動産(8801)は日本橋や八重洲地区でオフィスや商業施設の投資として過去最大の増資を行っている。三菱地所(8802)や住友不動産(8830)もオフィスビルなどの開発に投資計画をまとめている。
このほか都心部での不動産開発を進めるのは東京建物(8804)や大京(8840)、物流関連として三菱倉庫(9301)や三井倉庫(9302)なども関連企業としてあげられる。
また、不動産の資産運用商品として手がけるレーサム(8890)や、不動産ファンドのケネディクス(4321)やいちごグループホールディングス(2337)も業績拡大が期待できる。