アドテクノロジーとは文字通り、広告技術に関する分野である。インターネット広告が急成長している昨今、いかに効果的に消費者にアプローチするかを広告主と広告制作側がアイディアや技術を駆使していくという仕事とも言える。
インターネット広告に関してはすでにターゲットに向けて効率よく消費につなげる技術が向上しているが、さらにデータ解析で絞り込んで心理面でアプローチするなど顧客の購買意欲を引き出す方法などを探っていく技術として興味深い成長を見せる可能性がある。
フリークアウト(6094)はインターネットのディスプレイ広告をリアルタイムで取引する広告配信サービスを柱にするアドテクノロジー会社である。ユーザーのWeb閲覧情報を瞬時にデータ分析して入札を行なうRTB(リアルタイムビッティング)をディスプレイ広告に導入することで、広告主がより確実なターゲットにアプローチできる仕組みになっている。
ポイントサイトの「ECナビ」を運営するVOYAGE GROUP(3688)は、アドテクノロジー事業として検索サービスやリスティング広告の導入支援、最適な広告配信を目指すSSP(Sell-Side Platform)事業を展開している。
デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(4281)はスマートフォン向け動画広告をヤフーと共同開発するなど、メディアレップ(媒体代理店)として堅調に売り上げを伸ばしている。検索連動型広告も拡大が続いている。
