クボタ(6326)は農業機械、鋳鉄管とも国内トップである。「豊かな生活と社会の基盤を支える製品・技術・サービスを通じて、社会の発展と地球環境の保全に貢献する」という経営理念のもと、「食料」「水」「環境」という課題の解決に向けてグローバルに事業を展開しており、売上高の約半分を海外売上が占める。新たな事業展開としては、機械事業では畑作向け大型農業機械への進出、水・環境事業ではアジアでの展開の本格化を図っている。
井関農機(6310)は農業機械専業で3位である。コンバイン、田植機に強みがあり、稲作・野菜関連機械、農業用施設にも注力している。「農業と農業機械」を経営の基軸とし、その開発、生産販売を通して競争力を強化し、商品の差別化や優位性の確保による市場競争力の向上に努めている。中国市場におけるシェア拡大を目指している。
丸山製作所 (6316)は防除機(液剤や粉剤等を散布する機械)の大手で農家向けが7割を占める。ポンプ技術とエンジン技術を中核にした農業機械分野、工業機械分野に強みがある。タイに生産拠点として現地法人を設立し、アジア地域に対する農業機械販売等の強化を進めている。