双日(2768) は日本で植物工場技術を活用した農業事業に参入、農産物の生産販売において科学的データに基づく農業生産体系を構築する。資材調達-生産-販売までを一体化させた新たな事業モデルを推進し、今後は海外特に南米・東南アジア地域においてアグリビジネスを展開していく意向である。
伊藤忠商事(8001)は事業会社を通じ、自然共生農業を支援し拡大していくために、独自の環境方針に基づいた環境規格を整備し、規格基準に達した農産物を「元気な大地のシアワセ野菜」として販売した。
豊田通商(8015)は宮城県に新設するパプリカ農場において、農商工連携プロジェクトを発足した。自家発電設備の廃熱を有効活用し、農産物生産の環境負荷低減を図り、自動車製造で培ったノウハウを農業の生産性向上に活かす取り組みである。
住友商事(8053)は機械化・システム化によるコスト削減や循環型農業に取り組んでいる鹿児島県の農業生産法人へ出資を行った。この参画を通じ、より信頼性の高い農産物をより効率良く生産・販売する為のインフラ整備を進め、国内農業活性化への積極的な貢献を目指すとしている。
丸紅(8002)は野菜類を有機肥料だけで屋内栽培できる「植物工場」の販売事業を展開している。サニーレタスなどの葉野菜類に加えて水耕では難しかったナスなど果菜類、ゴボウ・大根といった根菜類など、多品目の作物栽培が可能となるのが最大の特徴である。