証券会社等のサイトで各株式銘柄の情報を見ますと、信用取引に関するデータが提供されています。
これは、信用取引口座を開設していなくても見ることが出来るものです。
信用取引の買いと売りの、どちらが多いのかなどがわかり、株式投資の戦略にも活用出来ますので、ぜひデータの見方を覚えておいて下さい。
■信用買い残(かいざん)、信用売り残(うりざん)
「信用買い残」とは、信用取引の買いで購入され、まだ決済されていない株数です。
「信用売り残」とは、信用取引の売りで売却され、まだ買い戻されてない株数です。
今後株価が上昇しそうだと考える勢力が強ければ、「信用買い残」は増えますし、逆に下落しそうだと考える勢力が強ければ、「信用売り残」が増えます。
このように、「信用買い残」と「信用売り残」を見て、他の投資家がどのような思惑でいるのかがわかりますよね。
それだけではなく、信用取引はお金や株を借りての取引ですから、いずれ返済しなければならないということを忘れてはいけません。
特に、制度信用取引では6ヶ月以内に決済しなければなりませんよね。
つまり、「信用買い残」は決済のときにその株は売られますので、もし大量に決済されてしまいますと、株価下落の要因になってしまいます。
そして、「信用売り残」が大量に決済された場合は、反対に株価上昇の要因になるのです。
■貸借倍率を利用しよう
(信用買い残)÷(信用売り残)で計算した値を貸借倍率といいます。
(信用倍率と呼ばれることもあります。)
普通は、買い残の方が売り残よりも多いので、1.0倍を切ることはあまりありません。
しかし、1.0倍を切れば売り残の方が多いということですから、上に述べたように買戻しによる株価上昇が期待されます。(ワ~ォ♪)
逆に買い残が多く、何百倍とかの値になれば、今後の株価下落に用心しなければなりません。
証券会社等のサイトでは、貸借倍率で銘柄スクリーニング出来るところもありますので、貸借倍率の低すぎる銘柄を見つけて購入を検討したり、貸借倍率の高すぎる銘柄を見つけて空売りを検討したりと、投資戦略を練ることも可能です。
★賃貸倍率スクリーニングで稼ごう!
当サイトにて賃貸倍率で銘柄スクリーニングできるサイトを各社ご紹介しております。 あなたにとって見やすいページでスクリーニングしてみては如何でしょうか?
見方は簡単です。 マネーボックスにて興味のある銘柄ページに行き、左メニューの信用取引データをクリックすると各社一覧で表示されています。そのままクリックして頂けると該当銘柄にて賃貸倍率が表示されます。