山梨県のリニア実験線では、2013年度中に本格的な試運転が開始されるが、JR東海(9022)がその際に導入する新型車両の発注先が明らかとなった。当初発注するのは14両(先頭車両4両、中間車両10両)で、発注先は車両が三菱重工業(7011)と日本車両製造(7102)、超電導システムは東芝(6502)と三菱電機(6503)となっている。
また、車両の開発には新日鉄住金(5401)やフジクラ(5803)など多くの企業が参加していると報じられている。
三菱重工業(7011)は総合重機トップで、発電所用の大型ガスタービンを始め、航空宇宙・防衛・産業機械等で他を圧倒する企業である。交通システムの分野では、新幹線、電車、地下鉄、路面電車などの鉄道輸送や交通システムにまつわる多くの製品を開発・製造している。
日本車両製造(7102)はJR東海傘下で、日本車両は新幹線「のぞみ」やリニアモーターカーをはじめとする鉄道車両製造の最大手である。 また、他にも輸送用機器、建設機械、発電機、橋梁のほか環境プラントなど幅広い分野に進出している。