山陽特殊製鋼（5481）は新日鉄系で特殊鋼専業、軸受鋼シェア４割である。ベアリングなどに用いられる軸受鋼は、新幹線をはじめとする鉄道のベアリングなどに使用されている。
日本電設工業（1950）は、鉄道電気工事の首位である。新幹線をはじめ、モノレール、リニアメトロなどの鉄道運行分野では、電力供給のための変電所や電車線路、信号などの制御システムを含むすべての電気設備の設計から施工、メンテナンスまでを手がけている。
東洋電機製造（6505）は電車用駆動装置・パンタグラフの製造大手で、永久磁石モーターに強みがある。納入実績は多く、例としては九州新幹線N700系「みずほ」、東北新幹線E5系「はやぶさ」、東海道新幹線・山陽新幹線N700系「のぞみ」等の主電動機、パンタグラフ等々が挙げられる。
日本信号（6741）は信号会社のトップであり、鉄道、交通信号ともに強い。列車の安全な運行を支えているのが、日本信号のフェールセーフ技術（装置はいつか必ず壊れることを前提とし、故障時や異常発生時でも、安全側に動作させることで絶対に人命を危険に晒させないようにシステムを構築する設計手法）である。
