近年のスマホ需要と電気自動車需要の高まりを受けて、注目されているのが「リチウムイオン電池」です。
しかしリチウムイオン電池には、製造に当たりレアメタルと呼ばれている希少金属を使用するため、需要に対するコストの高さが問題視されております。
そんな中自動車メーカーの「ホンダ(7267)」と埼玉県産業技術総合センターが共同で開発を進めている次世代電池が「マグネシウム電池」です。
比較的安価に手に入れることができる金属であるマグネシウムを使用するため、小型且つ安価で高容量の電池を作ることができます。
現在も実用化に向けた研究が進められており、マグネシウム電池の関連銘柄の物色が続いております。
ホンダ以外に注目されている企業としては、「藤倉ゴム工業(5121)」が挙げられます。
非常用に使用できるマグネシウム空気電池「ワットサット」を開発し、塩水があればすぐにスマホを同時に5台充電することができるという商品となっています。その他「古河電池(6937)」にも注目です。
また、「神島化学工業(4026)」や「不二サッシ(5940)」がマグネシウムの効率開発に取り組んでいたり、「オリコン(4800)」ではマグネシウム燃料電池開発の特許を数点保有していたりするなど、これから発展するテーマであると言えるでしょう。