SDGsの掲げる17の目標の17番目「パートナーシップで目標を達成しよう」ではすべての人が協力してこれまでの目標を達成することをめざします。また、発展途上国でもSDGsの目標に取り組めるよう、先進国からの資金や技術の提供、投資ができる仕組みづくりによってSDGs全体の成功を目指します。
花王株式会社は、1887年に創業された大手日用品メーカーです。何気なく使っている日用品や化粧品などさまざまなブランドを扱っています。花王の製品は世界中で展開しており、南米やアフリカ、東南アジアでも利用されています。海の向こうに住む人たちも私たちと同じ製品を使用しているかもしれません。
花王は自らが目指す社会を「Kirei Lifestyle Plan」と提唱し、独自の方法でSDGsに取り組んでいます。この記事では花王が取り組むパートナーシップについて紹介していきます。
ちょっとした工夫で誰でも使いやすい容器
花王ではちょっとした工夫によりすべての人が使いやすい容器の開発を行っています。例えば、同じブランドのシャンプーとリンスの容器の手触りを変えて触っただけで分かる容器、片手で洗濯用洗剤液を出せる容器、プッシュすると泡が出てくる子どもでも使いやすいハンドソープなど開発しています。SDGsの基本的な考え方「誰も取り残さない」を実践しています。
ライオンと共同でのリサイクル実験
競合であるライオンとのパートナーシップによりリサイクルの実証実験を行っています。使い終わった花王、ライオン製品のプラスチック容器を回収しブロックなどに再利用しています。また、回収のためにイトーヨーカドーに協力を得ており、3社のパートナーシップのもと実践されるプロジェクトです。
「花王国際こども環境絵画コンテスト」の開催
世界中の子どもたちが参加できるサステナブルがテーマの絵画コンテスト「花王国際こども環境絵画コンテスト」を開催しています。子どもの目から見た持続可能な社会を、広く訴えることでパートナーシップによるSDGsの達成を目指しています。
花王ハートポケット倶楽部
社会的支援を目的とした「花王ハートポケット倶楽部」が花王の従業員によって結成されています。賛同する従業員の毎月の給与から1口50円あたりを積み立て、SDGsの達成に向けて寄付しています。
SDGs洗車のクイックウオッシュの取り組み
「SDGs 洗車」としては日本一の店舗数と洗車台数を誇るクイックウォッシュの取り組みをご紹介いたします。