01 貧困をなくそう

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https://unsplash.com/ja/写真/XoBWUBA3Amg

 

SDGsの目標のひとつ貧困をなくすための取り組みが組み込まれています。貧困状態は、経済的に恵まれないということだけでなく、教育を受けたり仕事に就いたりする機会が持てないことや、食料・水が十分に手に入れられないこと、医療設備が整っていないことなども含まれます。日本でも、格差が広がりつつあり、まわりと比べて相対的に貧困状態である子どもたちが増えているのが現状です。多くの企業が、世界のさまざまな地域の脱貧困の目標に向けて、チャレンジしています。

 

例えば、相鉄グループの株式会社相鉄ビルマネジメントが運営する「JOINUS YOKOHAMA」では、使わなくなった衣料品の下取りイベントを行っています。不要なコートやTシャツを引き取ってもらうと、自社の商業施設で利用できる1,000円のクーポン券などをもらえるようになっているのが特徴です。

下取りされた衣料品は認定NPO法人を通して、ミャンマーやベトナムに送られて、発展途上国の貧困対策を支援するために用いられます。利用者の自宅で使用されずに保管されている衣料品が、お得な特典を受けながら、世界の貧困解消にも貢献できるところが魅力の施策です。

インド東部のオディシャ州は、水資源が豊富で灌漑が可能な面積が大きいにもかかわらず、作物の収穫量がインドのほかの州と比べて少ないのが現状です。現地の農家の多くは長い期間にわたって貧困状態に陥っており、改善策を必要としていました。

建設コンサルタント企業としての実績を持つ日本工営は、灌漑施設を建設するために必要となる技術の支援や、効率よく収穫するための組織化の支援を長年にわたって続けています。収穫量が向上することによって、地域の貧困世帯の収入が格段に改善されていき、SDGsの目標を達成しています。

日本工営の取り組みによって、この地域の作付面積が2倍以上の74,890haにまで拡大されました。地元の農家の収入も施策前の状況とと比べると2倍にまで拡大されて、多くの住民が貧困から脱出できるようになりました。プロジェクトは、2023年の7月まで継続される予定です。

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