SDGsに掲げる目標の6「安全な水とトイレを世界中に」では、2030年までに世界の全ての人たちが清潔な飲料水を毎日手に入れられることを目標にしています。また、トイレなどの衛生施設を誰でも利用出来るようにすること、化学物質による汚水の排出の減少と安全な水質への再生を行うことで持続可能な社会を目指します。
ビールやジュースで知られるサントリーは「水と生きる」というビジョンのもと、自然環境の保護を訴える企業です。水と関わりの深い事業を営むサントリーならではのSDGsへの取り組みを紹介していきます。
日本で初めての国際認証「AWS認証取得」
サントリーは水資源の管理に関する国際認証「Alliance for Water Stewardship(AWS)」を日本で初めて取得しています。AWSでは工場の敷地内だけではなく、流域全体の地域や行政と連携し継続して健全な水環境の維持を目指しています。サントリーはこれまでも「水科学研究所」をグループ内に設置し、自社工場が立地する地域の自然環境の保全に務めて来ましたが、水資源への向き合い方のさらなるステップとして国際認証を取得しました。
自社工場の取水量規定
サントリーはグループ内に「水科学研究所」を2003年に設け、水に関するさまざまな研究や、自社の事業が環境に与える評価を行っています。例えば、世界資源研究所の作成した評価指標を元にサントリーの工場がある地域の水リスクの評価を行い、取水量を決定しています。水リスクの高いエリアの取水量を減らすことで、地域の水環境の保全を行っています。
「天然水の森」活動
サントリーでは地下水のサステナビリティ実現のために、事業で利用する地下水の2倍以上の水を「天然水の森」で育んでいます。天然水の森活動は地域周辺の行政や土地の所有者と連携し行われます。2003年の熊本県阿蘇市から始まり現在では15都府県21カ所、約12,000haにまで広がっています。
環境保護教育プログラム「水育」
サントリーは2003年より次世代への環境保護を伝えるために「水育」を行っています。天然水の森の近くで開催される「森と水の学校」は小学3~6年生とその保護者を対象に水の大切さ、自然の大切さを体験できるプログラムを提供しています。地域の学校への出張授業や、2020年からはオンラインでも参加できるようになりました。
SDGs洗車のクイックウオッシュの取り組み
「SDGs 洗車」としては日本一の店舗数と洗車台数を誇るクイックウォッシュの取り組みをご紹介します!