【7087】ウイルテック新規上場で気になる株価は!?

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202036日に東証市場へ上場する「ウイルテック」について概要と期待度を見ていきたいと思います。

ウイルテックの上場日は!?期待度は?

企業名

ウイルテック

上場市場

東証2部

銘柄コード

7087

事業内容

製造請負・製造派遣事業、機電系・建設系技術者派遣事業、受託製造事業

所在地

大阪府大阪市

設立

1992年

従業員

3,753名

会社HP

https://www.willtec.jp/

監査法人

あずさ

上場日

2020年3月6日(金)

主幹事

SMBC日興証券

BB期間

2020年2月19日(水)~2020年2月26日(水)

価格決定日

2020年2月27日(木)

購入申込期間

2020年2月28日(金)~2020年3月4日(水)

同社は製造請負および製造派遣事業を中心とした子会社を有する持株会社です。

製造業の一部事業のアウトソーシングを担う会社として、多くの企業のサポートを行っています。日本の経済を支える上でも重要な位置付けのアウトソーシング業界からの上場となります。

どんなことをしている会社なの?

(参照:https://www.willtec.jp/service/manufacture.html

同社は1992年に大阪にて設立された製造請負会社で、一般労働者派遣事業を中心に事業拡大をしてきました。

現在連結子会社6社および持分法適用関連会社1社を傘下に入れる持株会社として運営されていますが、グループとしては主に3事業で運営されています。

1つ目は「マニュファクチャリングサポート事業」です。メーカーを顧客として、それぞれのニーズに合わせたリソースの提供を製造請負や人材派遣の形で提供しています。また、特にエレクトロニクス・機械の設計に関して専門的な技術を有している人材をメーカーに派遣する「機電系技術者派遣」にも対応しています。

2つ目は「コンストラクションサポート事業」で、建設業界で求められることの多い設計技術をもった人材の派遣を行っています。

3つ目は「EMS事業」で、電子機器の受託生産を担う事業です。主に多品種小ロット型の受託製造に強みがあり、中でも電気機械に用いられるプリント基板の実装工程には実績を有しています。

その他障害者支援事業や畜産業など事業領域は幅広く、海外にも展開しており引き続きの成長が見込めます。

売上や成長性は?

 

2015年3月期

2016年3月期

2017年3月期

2018年3月期

2019年3月期

売上高(百万円)

8,113

9,761

10,337

20,002

22,900

経常利益(百万円)

285

392

411

994

940

当期純利益(百万円)

225

101

107

747

650

純資産額 (百万円)

1,870

1,927

1,988

4,099

4,680

BPS(円)

1,978

2,039

2,104

800

913

EPS(円)

238

107

113

157

127

自己資本比率(%)

48.8

47.2

41.3

45.1

48.2

ROE(%)

12.8

5.3

5.5

20.1

14.8

配当性向(%)

13.4

44

59.1

14.8

33.4

業績は上昇傾向にあります。20183月期により連結決算となっています。売上高は右肩上がりに推移しており、利益は前期が減益となったものの増益基調です尚、20203月期2Q20199月末)売上高は12,250百万円、営業利益は628百万円となっています。折り返し地点では過去最高業績に向かって動いています。配当はこれまでも出してきていましたが、上場後も引き続き配当を出していく方針です。尚、配当利回り等は未定です。

公募株数

総数1,788,500株             (内、公募888,500株、売出900,000株)

OA分

268,100株

発行済み株数

6,058,500株

想定価格

1,280円(100株単位:13万円)

仮条件

1,100円~1,200円

初値予想

1,000円~1,300円

想定PER

約12倍

想定PBR

約1倍

配当利回り

2.2%

想定時価総額

78億円

今回の上場にあたっての吸収金額は26億円で、時価総額が78億円と東証2部上場案件としては小ぶりです。業種としては多くの買いを集める印象はありません。

株主名

保有割合

ロックアップ

小倉 秀司

64.74%

180日間

RASアセット

14.41%

180日間

宮城

7.05%

180日間

野地 恭雄

1.51%

180日間

西 隆弘

1.09%

180日間

渡邊

1.09%

180日間

和登

0.84%

90日間

ウイルテックグループ従業員持株会

0.54%

 

田中 伸也

0.25%

90日間

水谷 辰雄

0.25%

90日間

同社の大株主は、創業者である小倉秀司取締役会長で全体の65%以上を保有しています。また小倉会長の資産管理会社である㈱RASアセットが14%を保有するなど同社株の3分の2を支配しています。その他は従業員・役員で保有されています。

今回の売出は小倉会長のみで、90万株の売出です。上場後の発行株式数の15%の売出となり、個人としては過半数割れの49%保有となります。

公募は10億円の資金調達で、子会社の設備投資資金や事業拡大経費に充当する予定です。大株主には180日もしくは90日のロックアップが掛かっており、エグジットリスクは少ないです。

今回は売出と公募が拮抗する案件で、資金調達とオーナーの持株比率低下を目的とした上場案件です。初値高騰の可能性は低いものの、底堅い業績を確認できればファンドを含め投資を集めそうです。

どうやって&どこで新規上場銘柄を買えるの?

今回の「ウイルテック」の取り扱い証券会社を以下にまとめましたので参考にしてください。

 

 

割当率

株数

主幹事

SMBC日興証券

88.71%

1,824,400

幹事

SBI証券

3.48%

71,500

野村證券

2.61%

53,600

大和証券

1.74%

35,700

みずほ証券

1.74%

35,700

岩井コスモ証券

1.74%

35,700

今回の主幹事はSMBC日興証券が主幹事を務めます。その他SBI証券を含めた5社が幹事を務めます。

著者のまとめ

新型コロナウイルスの件もあり、株式市場は激しい展開を見せていますが、IPOに関しては引き続き高い需要がある模様です。同業種は複数上場しているため、目新しさがないところがありますが、割安銘柄として緩やかに株価を上げていく可能性は高いでしょう。

ウイルテック株価、PTS株価、ADR株価はこちら

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