【7062】フレアス新規上場で気になる株価は!?

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2019年3月28日に東証マザーズ市場へ上場する「フレアス」について概要と期待度を見ていきたいと思います。

フレアスの上場日は!?期待度は?

企業名 フレアス
上場市場 東証マザーズ市場
銘柄コード 7062
事業内容 あん摩マッサージ指圧師によるマッサージサービスの提供及び訪問看護サービスの提供
所在地 山梨県中巨摩郡昭和町
設立 2002年
従業員 631名
会社HP https://fureasu.jp/
監査法人 あずさ
上場日 2019年3月28日(木)
主幹事 SMBC日興証券
BB期間 2019年3月11日(月)~2019年3月15日(金)
価格決定日 2019年3月18日(月)
購入申込期間 2019年3月19日(火)~2019年3月26日(火)

同社はあん摩マッサージや訪問介護を行うサービス企業です。

主に在宅医療をサポートする事業を展開しており、治療から予防へ呼びかけている近年にピッタリな事業体の企業が上場してきます。

どんなことをしている会社なの?

(参照:https://fureasu.jp/business/massage/)

同社は2002年に山梨県にて創業した「有限会社ふれあい在宅マッサージ」が起源です。現社長の澤登拓氏が2000年に個人開業したマッサージ事業を法人化し拡大してきました。

同社は「マッサージ事業」と「その他事業」の2本柱にて経営されています。マッサージ事業では、あん摩マッサージ指圧師によるあん摩や鍼灸師による鍼治療の「保険適用マッサージサービス」を行っています。また「保険外適用マッサージサービス」では、法人顧客向けのリラクゼーションマッサージを行うサービスを行っており、代表的な顧客には星野リゾートがあります。

その他では訪問看護事業を行っています。

2019年3月期第3四半期時点の事業所数は全国87事業所で、8,940人の利用者、利用回数563,838回の実績があります。

保険適用事業を有していることもあり、社会保険からの収入と、一般から入ってくる収入の2本の収入柱があります。

主に在宅の患者向けに訪問するサービスを行っている点と、ターゲットが高齢者が多いという点から、安定した業績が見込めるビジネスモデルとなっています。

売上や成長性は?

2014年3月期 2015年3月期 2016年3月期 2017年3月期 2018年3月期
売上高(百万円) 2,336 2,594 2,744 2,900 3,285
経常利益(百万円) 89 62 88 194 194
当期純利益(百万円) 2 37 53 178 110
純資産額 (百万円) 328 365 417 595 705
BPS(円) 327,764 364,585 417,313 298 353
EPS(円) 2,170 36,820 52,728 89 55
自己資本比率(%) 28.1 32.2 30.8 37.5 35.7
ROE(%) 0.7 10.6 13.5 35.1 16.9
配当性向(%)

業績については、順調に伸ばしています。売上高は右肩上がりに伸びており、利益は事業所開設にかかるコストもありますが着実な増益となっています。配当については事業拡大のために内部留保を優先する必要があるため無配が予想されます。

公募株数 総数524,000株             (内、公募250,000株、売出274,000株)
OA分 78,600株
発行済み株数 2,250,000株
想定価格 1,550円(100株単位・16万円)
仮条件 1,650円~1,850円
初値予想 2,200円~3,000円
想定PER 約32倍
想定PBR 約3倍
配当利回り なし
想定時価総額 35億円

今回の上場にあたっての吸収金額は9億円で、時価総額が35億円とマザーズとしては手ごろ間のある規模感です。地味な業界ではあるものの、安定して成長している点から思った以上の株価を付ける可能性があります。

株主名 保有割合 ロックアップ
澤登 拓 50.97% 180日間
(株) 優美 37.52% 180日間
中野 剛 2.81% 180日間
澤登 耕 1.41% 180日間
(株)山梨中央銀行 0.94% 180日間
飯野 由利 0.94% 180日間
川上 詠昌 0.94% 継続保有
奈良 香澄 0.75% 継続保有
石川 武郎 0.52% 180日間
上杉 北斗 0.38% 継続保有

同社の大株主は創業者である澤登社長で同社株の51%を保有しています。また資産管理会社の「(株)優美」が38%を保有しているため、全体の9割程を保有するオーナー会社です。

その他従業員および役員が株主に連ねますが、メインバンクである山梨中央銀行も株主に名を連ねています。

売出は澤登社長含む3名で、27.4万株の売出です。大株主の大半には180日のロックアップが掛かっています。澤登社長が同社株の大方を保有しているため、上場後も流動株数は非常にタイトになることが想定されます。

公募は3.5億円の資金調達で、新規事業所出店費用と人材採用費用に充てられる予定です。残額は借入金の返済等に充てられる予定ですが、積極的な成長のための資金調達となります。

どうやって&どこで新規上場銘柄を買えるの?

今回の「フレアス」の取り扱い証券会社を以下にまとめましたので参考にしてください。

割当率 株数
主幹事 SMBC日興証券 91.34% 550,400株
幹事 SBI証券 4.35% 26,200株
岩井コスモ証券 1.29% 7,800株
岡三証券 0.86% 5,200株
いちよし証券 0.86% 5,200株
エース証券 0.43% 2,600株
水戸証券 0.43% 2,600株
極東証券 0.43% 2,600株

今回の主幹事はSMBC日興証券を務めます。幹事会社は中堅証券会社が多く、株の割り当ての可能性は大いに少ないといえます。人気化する可能性もあります。

著者のまとめ

治療から予防が呼び掛けられている今日におけるマッサージ事業は非常に成長産業であるといえます。

地方の山梨からの上場案件であり、VCが入っていない点からも上場後に注目を集める可能性があります。少々タイプは違うものの、過去には上場会社のアトラがいい動きをしたこともあり、関連銘柄として人気化することも考えられます。

当日は3社同時上場となりますが、いい動きをすることが予想されます。

フレアス株価、PTS株価、ADR株価はこちら

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