【4387】ZUU新規上場で気になる株価は!?

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2018621 日に東証マザーズ市場へ上場する「ZUU」について概要と期待度を見ていきたいと思います。

ZUUの上場日は!?期待度は?

企業名

ZUU

上場市場

東証マザーズ市場

銘柄コード

4387

事業内容

資産運用を支援するプラットフォーム『ZUU online』を中心とした金融商品やフィンテックサービスとユーザーのマッチングをおこなうフィンテック・プラットフォーム事業

所在地

東京都目黒区

設立

2013年

従業員

52名

会社HP

https://zuu.co.jp/

監査法人

トーマツ

上場日

2018年6月21日(木)

主幹事

野村證券

BB期間

2018年6月5日(火)~2018年6月11日(月)

価格決定日

2018年6月12日(火)

購入申込期間

2018年6月13日(水)~2018年6月18日(月)

同社は金融メディアサイト「ZUU online」を始め、金融に特化したメディアプラットフォーム及びフィンテックコンサルティング事業を行う会社です。

低金利下の日本において資産運用の大切さが語られる一方、リスクリターンについて正しい知識が少ない方が多いのも現実です。同社はこれらのミスマッチを防ぐべく公平中立的な立場で金融情報の配信を行っています。

社長の冨田和成氏は前職の野村證券時代に最年少でプライベートバンキング業務に従事した経験を有しており、いくつかの書籍を執筆している注目の経営者です。

どんなことをしている会社なの?

(参照:https://zuu.co.jp/service/

同社は現社長の冨田和成氏が2013年に創業しました会社です。冨田社長は2006年に一橋大を卒業後、野村證券に入社し3年ほどリテール営業を行ったのちに、プライベートバンキング業務に従事、その後シンガポールのビジネススクールに留学したのちに退社し、起業しました。

前職での経験を生かし、金融に特化したインターネットメディア「ZUU online」を中心に4メディアの運営を行っています。この形は顧客には有益な金融情報を提供する一方、企業側から広告枠を提供することで両者の引き合いが可能のプラットフォームを形成しています。平成30年3月時点で月間サイト訪問ユーザー数が430万人まで到達しています。

その他企業に対してフィンテック化支援ビジネスを行っており、現在2本柱で運営されています。

将来的には金融機関と顧客を繋ぐ重要なプラットフォームとなるべく成長している企業です。

売上や成長性は?

 

2014年3月期

2015年3月期

2016年3月期

2017年3月期

売上高(百万円)

6

58

336

729

経常利益(百万円)

0

△17

14

△16

当期純利益(百万円)

0

△17

9

△46

純資産額 (百万円)

15

98

563

517

BPS(円)

100

596

54

16

EPS(円)

0

△108

△5

△39

自己資本比率(%)

84

84.0

89

78.1

ROE(%)

0

3

配当性向(%)

同社の業績推移ですが、売上高は着実な成長を遂げています。一方利益は人員増強やシステム投資等でコストがかさんでいるため赤字を計上しています。20183月期の決算では黒字化を予定しています。配当政策は成長優先のため無配を予定しています。

公募株数

総数250,000株             (内、公募150,000株、売出100,000株)

OA分

37,500株

発行済み株数

2,036,740株

想定価格

1,370円(100株単位・14万円)

仮条件

1,440円~1,600円

初値予想

3,000円~5,000円

想定PER

–倍

想定PBR

約4倍

配当利回り

なし

想定時価総額

28億円

今回の上場にあたっての吸収金額は4億円と非常に小さいため、大幅な初値高騰が狙えそうです。フィンテック銘柄として市場では好まれやすい事業のため、短期的な資金も含めて大きく入ってくることが予想されます。

株主名

保有割合

ロックアップ

冨田 和成

65.26%

180日間

Fenox Venture Company IX, L.P.

9.94%

90日間or1.5倍

赤羽 雄二

5.06%

180日間

深田 啓介

2.28%

180日間

一村 明博

2.08%

180日間

原田 佑介

1.77%

180日間

夏野 剛

1.43%

90日間

髙山 照夫

1.43%

90日間

武永 修一

1.43%

90日間

佐藤 和与志

1.43%

90日間

同社は冨田社長が65%を有する大株主で、ベンチャー投資に強みを持つ米国ファンド・Fenox Venture Company10%を有しています。その他取締役及び従業員が大株主に名を連ねていますが、かつてNTTドコモの「iモード」立ち上げに関わっていた実業家・夏野剛氏も大株主に名を連ねています。

売出は冨田社長を含めた3者、10万株となっています。

公募によって調達する1.8億円は運営メディアの外注ライター向けの費用、新規メディア開発費用、人材採用費、海外事業への投資等に充てられる予定です。

どうやって&どこで新規上場銘柄を買えるの?

今回の「ZUU」の取り扱い証券会社を以下にまとめましたので参考にしてください。

 

 

割当率

株数

主幹事

野村証券

262,600株

87.5%

幹事

SBI証券

25,000株

8.3%

みずほ証券

7,500株

2.5%

マネックス証券

2,500株

0.8%

松井証券

1,200株

0.4%

岡三証券

1,200株

0.4%

今回は冨田社長の古巣である野村證券が主幹事を務めています。株数は多くありませんので獲得はしにくい銘柄です。獲得できるのであれば取りたいものです。

著者のまとめ

若手社長の中でも注目されている冨田和成氏が率いるZUUが上場してきます。冨田氏と言えば「鬼速PDCA」、「営業」のロングセラー本を執筆するなど多方面でも注目されています。

金融専門メディアとして注目が集まっている同社の上場は非常に注目されるでしょう。初値買いも含めて積極的に行きたい銘柄です。

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