【2334】イオレ新規上場の株価とPTS株価&ADR株価

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2017年12月15日に東証マザーズ市場へ上場する「イオレ」について概要と期待度を見ていきたいと思います。

イオレの上場日は!?期待度は?

同社は学生を中心としたパソコンおよびスマホ向けにサービスを展開するネット企業です。

ネット広告配信プラットフォームである「DSP」を手がけており、これらを生かすものとして学生向けのグループコミュニケーション支援サービス「らくらく連絡網」等を運営することで、学生に関心の高い広告の配信等で業績を伸ばしてきました。

学生中心の事業内容となりますが、学生は毎年毎年比較的安定した人数を獲得することができるため、安定した業績を確保しています。

同社は学生ビジネスを中心に業容の拡大を図っていく模様です。

どんなことをしている会社なの?

同社は学生を中心とした団体活動を支援するITサービスを提供するネットメディアサービス事業を展開しています。

大学生等の学生は部活やサークルなどの団体活動に参加する方が多いと思いますが、団体の出欠や予定などの共有において十分な連絡などの伝達が行き届かないといった悩みが多くあると言われております。

同社はこのような団体活動における悩みを解決するITサービスの提供等を行っています。

同社の一番有名なサービスとして「らくらく連絡網」というサービスがあります。これは団体活動に必要な日程調整やアンケート、メールの一斉送信等のグループコミュニケーションを網羅しているサービスです。

基本的に利用者は無料となっており、クライアントからの広告収入によって収益を稼いでいます。最近では有料版も展開しています。

近年はメッセージアプリ「LINE」の成長によって、同社ビジネスの領域が侵されているのではないかといわれているものの、サークルに参加するメンバーとして「LINE等のIDを交換したくない」という方や「他のメンバーから友達申請をされたくない」という方もいらっしゃり、そのようなニーズに十分に応えられるようになっています。

利用団体の内訳で見ると、スポーツ系の団体・サークルや、趣味系のサークルといった大学生の利用が多い一方、幼稚園や保育園等の学校教育の場でも利用されているのが特徴的です。

団体数は年々増加傾向にあり、2017年3月期で657万人と37万団体の登録を有しています。

また広告主向けに提供するDSP(Demand Side Platform)システムを提供しており、「届けたい先」に「届けたい広告」を届けるためのシステム「pinpoint」の提供を行っています。

近年は「らくらく連絡網」利用者を中心に利用者数を伸ばしているアルバイトサイトである「ガクバアルバイト」と「らくらくアルバイト」の2媒体を運営しています。

同社はユーザーの学生や利用者と広告掲載や求人を求めるクライアントをつなぐために、「らくらく連絡網」等の同社サービスを運営し、マッチングさせています。

2001年に現社長の吉田直人氏によって設立された同社は、インターネットを利用した情報提供サービスを展開していき、2005年に「らくらく連絡網」提供を開始しました。

同社のセグメント別売上高は法人向けの「pinpoint」が約3割となっており、らくらく連絡網は約2割の売上となっています。

売上や成長性は?

同社はまずまずの経営状況です。

売上は5期連続で増収となっており、引き続き高い成長を誇ると見られます。一方利益については波が生じています。ITシステムの開発等が必須なビジネスなため、一時的な赤字を計上していますが引き続き成長には代わりがないでしょう。

高い成長が続いていくイメージを直近の決算では感じられませんが、前年の減益分を大きく上回る利益成長を考えれば上昇傾向に入っていると想定されます。

同社は現状では配当を出せないと思われます。2016年3月期に大きな最終赤字を計上しており、配当原資である利益剰余金が累積損失によるマイナスを計上している関係で配当は出せません。

システム投資等に費用が掛かってしまうため当面は配当を出さないと思っておいた方がよいでしょう。

今回のIPOによって市場より吸収される金額が5億円ほどで、非常に小さな上場となります。公開株が総発行の13%ほどしかありませんので、需給面で大幅な値上がりが期待できそうです。

大株主を見ると社長の吉田氏が26%をほどの株式を有する筆頭株主となっており、そのほか取引先の企業が株主に名を連ねております。

今回大株主に対して90日のロックアップ制限がかかっており、非常に大幅高になるIPO株の気配を見せています。

売出は大株主の株式会社五六を含めて4名が応じており、11.5万株の売出しとなっています。上場後は多少株主が入れ替わりますが、大きなVCの売りもないことが想定されるため初値に期待できます。

公募で調達する約2億円は運営サービスのデータベースやシステム開発および人材採用等の資金に利用する予定です。

どうやって&どこで新規上場銘柄を買えるの?

今回の「イオレ」の取り扱い証券会社を以下にまとめましたので参考にしてください。

今回はネット証券大手のSBI証券が主幹事を務めており、約85%の配分を受ける予定です。

SBIユーザーにとっては非常に当たるチャンスなので積極的にいきたいものです。そのほかみずほやSMBC日興等の大手証券会社も入っていますが、今回は個人投資家向けの高需給の上場であるといえそうです。

サブタイトル5:著者のまとめ
12月15日はインバウンド向けの旅行代理業を行うHANATOUR JAPANとの同時上場となりますが、同社の方が大幅な人気を受けています。

学生ビジネス中心となるため少子高齢化が進むなかどのような会社形態を取っていくのか気になるところですが、公開株の少なさを考えると非常に高い初値を期待できそうです。

2017年12月は非常に上場が多く、1社1社の見通しをあまり検討せず投資をされる方も多いと思いますが、同社の安定した広告ビジネスは他社を含めても長期投資にも向くことでことが想定されます。

12月注目の1社でもありますので、上場後も非常に期待していきたいです。

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