【7671】AmidAホールディングス新規上場で気になる株価は!?

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2018年12月20日に東証マザーズ市場へ上場する「AmidAホールディングス」について概要と期待度を見ていきたいと思います。

AmidAホールディングスの上場日は!?期待度は?

企業名 AmidAホールディングス
上場市場 東証マザーズ市場
銘柄コード 7671
事業内容 印鑑及びスタンプを中心とした商材のEC通販事業
所在地 大阪府大阪市
設立 2000年
従業員 103名
会社HP https://www.amida.holdings/
監査法人 EY新日本
上場日 2018年12月20日(木)
主幹事 野村證券
BB期間 2018年12月4日(火)~2018年12月10日(月)
価格決定日 2018年12月11日(火)
購入申込期間 2018年12月12日(水)~2018年12月17日(月)

同社は印鑑を中心としたECサイトの運営及びコンサルティング事業を行う子会社を傘下に持つ持株会社です。

同社はECサイトの中でも「印鑑・スタンプ」に特化した自社ECサイト「ハンコヤドットコム」を運営しており、多くの種類のハンコをネットで頼めるという新しい形を提供しています。業界としての伸びしろには未知数な部分が多いですが、新業態として株式市場に参戦してきます。

どんなことをしている会社なの?

(参照:https://www.hankoya.com/)

同社は創業者であり現代表取締役社長兼CEOである藤田優氏が、2000年に大阪にて印章のネット販売を行う目的で創業されました。

元々家業で飲食店を経営していた家系で育った藤田社長ですが、ネットの可能性と利益率の高いハンコのネットで販売するとビジネスになるのではという発想で創業したという経緯があります。

現在「ハンコヤドットコム」というブランドでネットショップを運営しており、グループサイトを合わせると35以上のサイトで印鑑等の販売を行っています。取り扱う印鑑は象牙から金属製のものまで幅広く、顧客に新しい印鑑の流れを伝えています。

また自社サイト以外では、ECサイトのマーケティング支援を行っており、自社外のEC業者向けにSEO対策等のアドバイスを行っています。

またEC事業の拡大に伴い、「翌日午前中配達エリア」を拡充に努めており、2018年12月現在日本の90%近くをカバーできるための拠点づくりを行っています。

売上や成長性は?

2014年6月期 2015年6月期 2016年6月期 2017年6月期 2018年6月期
売上高(百万円) 1,635 2,076 2,356 2,563 2,746
経常利益(百万円) 179 308 329 376 318
当期純利益(百万円) 102 151 233 246 204
純資産額 (百万円) 292 443 674 922 1,125
BPS(円) 1,460,194 2,214,799 337 461 563
EPS(円) 511,162 754,605 116 123 102
自己資本比率(%) 31 41 52 63 69
ROE(%) 42 41 42 30.8 19.9
配当性向(%)

同社の業績は着実な成長を遂げています。売上利益共に右肩上がりに成長させており、直前期は減益であったものの投資先行のための一時的な要因であるといえます。配当政策は内部留保を優先するため無配です。

公募株数 総数515,000株             (内、公募100,000株、売出415,000株)
OA分 77,200株
発行済み株数 2,100,000株
想定価格 1,440円(1株単位・14万円)
仮条件 1,440円~1,460円
初値予想 1,600円~2,000円
想定PER 約15倍
想定PBR 約2倍
配当利回り なし
想定時価総額 30億円

今回の上場にあたっての吸収金額は9億円で、時価総額は30億円と中規模ですがそこまで大きい印象はありません。業種としてはハンコのECというニッチ分野であるためどのような動きになるかは未知数ですが、上場によって知名度が上がるのであれば緩やかな右肩上がりが想定されます。

株主名 保有割合 ロックアップ
藤田 優 57.88% 90日間
藤田 英人 19.50% 90日間
(株)Egg 10.00% 90日間
藤田 千鶴 10.00% 90日間
藤田 滋 0.50% 90日間
藤田 娃子 0.50% 90日間
浅田 保行 0.41% 90日間
糟谷 八千子 0.35% 90日間
AmidAホールディングス従業員持株会 0.25% 180日間
森井 浩樹 0.18% 90日間

大株主は、藤田優社長が過半数越えの58%を有します。第2位は藤田社長の実弟でありCOOの藤田英人氏で20%を有しています。第3位の資産管理会社を合わせると8割以上を占めるオーナー会社でした。

その他取締役および従業員が名を連ねていますが、株主のほとんどに180日もしくは90日のロックアップがかかっているため、上場後のエグジットによる変動は少ないと思われます。

今回の売出は藤田社長と藤田COO、社長の奥様の3者で415,000株です。売却後も株主構成比は基本変わりません。

公募によって調達する1.3億円は印鑑の彫刻機への設備投資と広告宣伝費に充てられます。

どうやって&どこで新規上場銘柄を買えるの?

今回の「AmidAホールディングス」の取り扱い証券会社を以下にまとめましたので参考にしてください。

割当率 株数
主幹事 野村證券 87.86% 520,300株
幹事 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 4.34% 25,700株
楽天証券 2.60% 15,400株
SBI証券 1.74% 10,300株
SMBC日興証券 1.74% 10,300株
岡三証券 0.86% 5,100株
エース証券 0.86% 5,100株

今回は野村證券が主幹事です。その他大手・中堅証券が幹事会社に名を連ねていますが、楽天証券が珍しく幹事会社に名を連ねてきました。株数は少ないため獲得は難しいでしょう。

著者のまとめ

ハンコECの雄が今回上場してきます。非常に地味な事業である一方、日本においてはある一定の需要を有しており、町のはんこ屋さんから徐々にシフトしてきていることがわかります。

ニッチ分野のトップ企業として評価される一方で、ハンコだけではなく次の展開も必要になってくることが想定されます。

まず上場によって社名等の知名度を上げ、次の展開に進めていきたいと経営層は考えていると思われます。

新分野を開拓する同社への動きには目を凝らしておきたいものです。

AmidAホールディングス株価、PTS株価、ADR株価はこちら

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