【7035】and factory新規上場で気になる株価は!?

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201896日に東証マザーズ市場へ上場する「and factory(アンドファクトリー)」について概要と期待度を見ていきたいと思います。

and factoryの上場日は!?期待度は?

企業名

and factory

上場市場

東証マザーズ市場

銘柄コード

7035

事業内容

スマートフォンアプリの提供、IoT技術導入のスマートホステル『&AND HOSTEL』の運営

所在地

東京都目黒区

設立

2014年

従業員

56名

会社HP

https://andfactory.co.jp/

監査法人

EY新日本

上場日

2018年9月6日(木)

主幹事

みずほ証券

BB期間

2018年8月21日(火)~2018年8月27日(月)

価格決定日

2018年8月28日(火)

購入申込期間

2018年8月29日(水)~2018年9月3日(月)

同社はスマートフォンを活用したアプリ開発運営を行う企業です。

アプリ開発を通じて一般顧客向けのエンドユーザーとビジネスをしている一方、同社の技術を活用しIoTプラットフォームを活用したスマートホステル「&AND HOSTEL」の運営にも乗り出しており、IoT技術によってコストダウンが図れる次世代のホステル運営を他社に先駆けて取り組んでいます。

どんなことをしている会社なの?

 

(参照:https://andfactory.co.jp/iot/

同社は2014年に現社長の小原崇幹氏が創業した「株式会社famous」の100%子会社として創業しました。創業当初よりスマートフォンアプリ事業に注力し、現在に至ります。

事業は大きく分けて2本の柱で運営されており、1本目はスマートフォンアプリ事業、もう1本はIoT事業です。スマートフォンアプリ事業では上場会社のイグニスとの連携を含めて50タイトルの自社開発アプリを提供しています。

ゲーム攻略アプリや着せ替えアプリ、スクウェア・エニックス社と共同運営の漫画アプリ「マンガUP」の運営を行っています。

IoT事業では、近未来の宿泊施設をコンセプトに、IoTスピーカーとスマートフォンアプリを活用したホステル「&AND HOSTEL」を2018年度に10店舗運営予定です。付随して

、宿泊施設の予約管理システムの「into」や客室での利用可能なタブレット端末システム「tabii」の提供をおこなっています。

近年のシェアリングエコノミーの流れに応じて、シェアハウスが伸びてきている中、管理が難しいシェアハウスや学生寮の管理をIoT技術を用いることで効率化が図れるための施策を同社は行っています。

売上や成長性は?

 

2014年8月期

2015年8月期

2016年8月期

2017年8月期

売上高(百万円)

0

112

372

689

経常利益(百万円)

0

△42

37

223

当期純利益(百万円)

0

△43

9

174

純資産額 (百万円)

0

25

34

192

BPS(円)

0

238

8

46

EPS(円)

0

△420

2

41

自己資本比率(%)

0

19

16

32.4

ROE(%)

0

31

164.7

配当性向(%)

同社の業績は右肩上がりに成長しています。2014年に創業した会社ですが、初年度こそ赤字であったものの、翌期から黒字転換しています。この成長度は無視できません。また配当政策は内部留保優先のため無配です。

公募株数

総数740,000株             (内、公募430,000株、売出310,000株)

OA分

111,000株

発行済み株数

4,640,520株

想定価格

2,470円(100株単位・25万円)

仮条件

2,470円~2,570円

初値予想

3,000円~4,500円

想定PER

約66倍

想定PBR

約10倍

配当利回り

なし

想定時価総額

114億円

今回の上場にあたっての吸収金額は21億円と中規模で、時価総額が114億円とマザーズ上場案件としては大きい部類です。しかし利益が出ている点からも評価されやすいでしょう。

株主名

保有割合

ロックアップ

小原 崇幹

56.35%

180日間

竹鼻 周

10.98%

180日間

青木 倫治

9.69%

180日間

(株)イグニス

4.68%

180日間

飯村 洋平

3.57%

180日間

梅谷 雄紀

3.14%

180日間

水谷 亮

3.02%

180日間

石田 育男

2.14%

180日間

三嶋 航介

1.89%

180日間

梅本 祐紀

1.51%

180日間

同社の大株主は小原社長です。過半数以上保有しているため経営に対する影響力が高いといえます。同社はVCが全く入っておらず、資金調達を優先したIPOというよりも信用度や今後の成長に向けたステージアップにつながるIPOを選択したといえましょう。

また提携関係にあるイグニスも資本参加しています。

売出は小原社長を含めた大株主3名で、31万株です。小原社長は売出によって議決権割合が過半数を割れますが、拒否権が使える33%以上の株式は保有しています。

公募によって調達する9.7億円はアプリ運営に伴う広告宣伝費や人材確保、その他借入金の返済に充てられる予定です

どうやって&どこで新規上場銘柄を買えるの?

今回の「and factory」の取り扱い証券会社を以下にまとめましたので参考にしてください。

 

 

割当率

株数

主幹事

みずほ証券

814,000株

95.7%

幹事

大和証券

22,200株

2.6%

SBI証券

3,700株

0.4%

エース証券

3,700株

0.4%

岩井コスモ証券

3,700株

0.4%

いちよし証券

3,700株

0.4%

今回はみずほ証券が主幹事です。非常に当たりにくい可能性株数のため、積極的に申し込む価値はありそうです。

著者のまとめ

市場で人気化しやすいスマートフォンアプリ開発企業の上場です。IoT事業にも取り組んでおり、今後主流になる可能性の高い「スマートホステル」の運営も始めています。

インバウンドや若者を中心に賑わいを見せる可能性が高く、また2020年の東京オリンピックでは宿泊場所の確保が必至となるため、低コストで運営可能の同社ビジネスは非常に価値が高くなってきそうです。

マザーズ上場としては規模は小さくありませんが、今後が楽しみな案件です。

and factory(アンドファクトリー)株価、PTS株価、ADR株価はこちら

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