【4438】Welby(ウェルビー)新規上場で気になる株価は!?

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2019年3月29日に東証マザーズ市場へ上場する「Welby(ウェルビー)」について概要と期待度を見ていきたいと思います。

Welby(ウェルビー)の上場日は!?期待度は?

企業名 Welby
上場市場 東証マザーズ市場
銘柄コード 4438
事業内容 PHRプラットフォームサービス事業
所在地 東京都中央区
設立 2011年
従業員 33名
会社HP https://welby.jp/
監査法人 EY新日本
上場日 2019年3月29日(金)
主幹事 SMBC日興証券
BB期間 2019年3月13日(水)~2019年3月19日(火)
価格決定日 2019年3月20日(水)
購入申込期間 2019年3月22日(金)~2019年3月27日(水)

同社はスマートフォン等で自身の健康管理ができるプラットフォームを開発している企業です。

ヘルスケア×ITと人気化必至の会社の上場となります。初値が大いに期待できそうです。

どんなことをしている会社なの?

(参照:https://karte.welby.jp/patient/index.html)

同社は2011年に楽天出身でメドピア元COOの比木武氏とコンサル会社ブライトリンクパートナーズの中島正和氏によって設立された会社です。

同社は糖尿病や高血圧症等の生活習慣病を始めとしたさまざまな疾患を「患者が自己管理によって改善させる」ための手助けをする「PHP(パーソナルヘルスレコード)プラットフォームサービス」を展開しています。

同社のモデルでは、まず病院にて医師よりアプリを紹介してもらい、患者が自身でスマートフォン上にアプリをダウンロードしてもらいます。アプリでは血圧計やバイタル等のデータを記録することができ、機器によっては自動で記録することができるようになっており、日々の治療に役立てることができる仕組みとなっています。

病院側としても、患者とデータのやり取りをすることで継続的に通院してもらえる仕組みができるようになっています。

同社は疾患によってアプリを分けており、それぞれの疾患の特徴をつかんだアプリ作りができています。

また自治体や一般企業向けにWelbyマイカルテサービスを運営しており、予防のための仕組みづくりを作っています。上場時には約9,000もののかかりつけ医療機関の登録ができており、治療が必要な方を地域の医療機関に繋ぐためのプラットフォームを構築できています。

医療ICT関連は非常に評価が高い中、上場前よりシェアを伸ばしてきました。

売上や成長性は?

2013年12月期 2014年12月期 2015年12月期 2016年12月期 2017年12月期
売上高(百万円) 43 69 237 253 475
経常利益(百万円) △13 △83 30 △136 △76
当期純利益(百万円) △13 △83 20 △136 △77
純資産額 (百万円) 64 11 230 132 1,067
BPS(円) 45,502 7,507 10,148 △96 461
EPS(円) △9,929 △57,628 2,642 △107 △66
自己資本比率(%) 97.9 33.4 72.4 62.3 86.9
ROE(%) 16.5
配当性向(%)

業績については、着実に成長しています。売上高は右肩上がりに伸びておりますが、利益は赤字を継続しています。同社のモデルはまず普及させる必要があるため、現状の赤字は致し方ありません。配当については赤字状態のため、内部留保を優先する必要があります。従って当面無配が予想されます。

公募株数 総数163,700株             (内、公募66,700株、売出97,000株)
OA分 24,500株
発行済み株数 1,930,000株
想定価格 3,660円(100株単位・37万円)
仮条件 4,750円~5,200円
初値予想 7,000円~10,000円
想定PER なし
想定PBR 約5倍
配当利回り なし
想定時価総額 71億円

今回の上場にあたっての吸収金額は7億円で、時価総額が71億円とマザーズとしては中規模ですが、高い注目を受ける可能性が高く、初値高騰が期待できます。

株主名 保有割合 ロックアップ
比木 武 42.41% 180日間
(株)デジタルガレージ 18.42% 180日間
(株)ブライトリンクパートナーズ 6.97% 180日間
日本郵政キャピタル(株) 5.48% 継続保有日間
姜 琪鎬 4.98% 180日間
成松 淳 2.49% 180日間
森下 満成 2.09% 180日間
高橋 朗 1.84% 180日間
立石 知雄 1.59% 180日間
(株)ワン 1.49% 180日間

同社の大株主は創業者である比木社長で同社株の42%を保有しています。第2位には上場会社のデジタルガレージが入っており、18%を保有しています。共同創業者でもある中島氏が代表取締役を務めるブライトリンクパートナーズは第3位の株主です。

その他従業員および役員が株主に連ねますが、第4位には日本郵政キャピタルが名を連ねています。

売出は比木社長含む8者で、9.7万株の売出です。大株主の大半には180日のロックアップが掛かっています。日本郵政キャピタルも当面継続保有前提であり、株主に名を連ねるVCも少ないことから、上場後の需給は非常にタイトであることが想定されます。

公募は2.5億円の資金調達で、PHRプラットフォームサービスの拡充のための開発費用や実証実験費用に充てられる予定です。

どうやって&どこで新規上場銘柄を買えるの?

今回の「Welby(ウェルビー)」の取り扱い証券会社を以下にまとめましたので参考にしてください。

割当率 株数
主幹事 SMBC日興証券 91.39% 172,000株
幹事 みずほ証券 2.60% 4,900株
大和証券 2.60% 4,900株
岡三証券 0.85% 1,600株
いちよし証券 0.85% 1,600株
SBI証券 0.85% 1,600株
マネックス証券 0.85% 1,600株

今回の主幹事はSMBC日興証券を務めます。幹事会社は大手・中堅ともに名を連ねますが、まず株数が少ないため、獲得は難しいでしょう。

著者のまとめ

2019年3月上場で最も注目されている銘柄の上場です。医療ICT銘柄は上場時の人気も高く大きな初値を付ける可能性が高いでしょう。

上場後からが同社の勝負でもあり、大きな飛躍を遂げる可能性があるため長期的に見ても大きく上昇する可能性が高いといえます。

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