【4495】アイキューブドシステムズ新規上場で気になる株価は!?

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2020715日に東証マザーズ市場へ上場する「アイキューブドシステムズ」について概要と期待度を見ていきたいと思います。

アイキューブドシステムズの上場日は!?期待度は?

企業名

アイキューブドシステムズ

上場市場

東証マザーズ

銘柄コード

4495

事業内容

法人向けモバイルデバイス管理サービスの提供

所在地

福岡県福岡市

設立

2001年

従業員

71名

会社HP

https://www.i3-systems.com/

監査法人

EY新日本

上場日

2020年7月15日(水)

主幹事

野村證券

BB期間

2020年6月29日(月)~2020年7月3日(金)

価格決定日

2020年7月6日(月)

購入申込期間

2020年7月7日(火)~2020年7月10日(金)

同社は法人向けモバイル端末管理ソフトを提供する会社です。

スマートフォンが一般的になってきた今日において、法人でのスマートフォンのセキュリティ対策や使用状況管理が求められており、同社はその点を補うためのサービスを提供しています。

どんなことをしている会社なの?

(参照:https://www.i3-systems.com/

同社は2001年に創業者である佐々木勉現代表取締役の個人事業としてスタートし、その後法人化を経て今日までに至っています。創業当初よりクラウドを活用したITソリューションを提供する会社として運営されてきましたが、2010年よりモバイルデバイス管理(MDM)ビジネスを軸に成長を遂げてきました。

MDMは、企業などで社員が利用するモバイル端末を統合的に管理するためのサービスを指し、法人契約の社用携帯等の一括管理をクラウド上でできるようなサービスを提供しています。

同社では「CLOMOサービス」としてサービス提供を行っており、iPhoneなどのiOSAndroidWindowsといった多種のOSに対応し、企業内で一括管理できるようになっています。

特に2010年以降にスマートフォンが普及してからは、ビジネスには欠かせない存在となって一方、個人情報やセキュリティ等の問題が発生するリスクも増えてきているため、企業の情報システム部署における管理が重要となってきていることから事業を伸ばしてきています。

CLOMOサービスは、MDM市場において9年連続シェア1位を獲得するなど、業界内では重要な位置づけにいると言えます。またSaaSモデルのため、サブスクリプションでの収益獲得ができるため、IPOによる知名度向上を機に更なるシェア拡大に向ける意気込みです。

 

2015年6月期

2016年6月期

2017年6月期

2018年6月期

2019年6月期

売上高(百万円)

625

765

977

1,160

1,399

経常利益(百万円)

△227

△81

77

116

247

当期純利益(百万円)

△229

△134

75

212

221

純資産額 (百万円)

△393

△527

△452

165

386

BPS(円)

△4,367

△4,724

△4,611

△404

△366

EPS(円)

△570

△357

112

41

37

自己資本比率(%)

14.8

35.7

ROE(%)

80.1

配当性向(%)

業績は拡大中にあります。売上高は5期連続増収となっています。また経常利益も年々増益基調にあり、20176月期より黒字に転じています。尚、20206月期3Q20203月末)の売上高は1,199百万円、経常利益は357百万円と過去最高益が見えています。

配当はこれまで無配で、上場後も内部留保を確保するため当面無配方針です。

公募株数

総数150,000株             (内、公募150,000株、売出0株)

OA分

22,500株

発行済み株数

5,161,350株

想定価格

2,630円(100株単位:26万円)

仮条件

2,720円~3,120円

初値予想

4,000円~6,000円

想定PER

約61倍

想定PBR

約18倍

配当利回り

なし

想定時価総額

135億円

今回の上場にあたっての吸収金額は5億円で、時価総額が135億円とマザーズ上場銘柄としては中規模な案件です。増収増益基調のSaaSモデルのため、今後にも期待が持てそうです。

株主名

保有割合

ロックアップ

佐々木

52.27%

90日間

ジャフコSV4共有投資事業有限責任組合

16.72%

90日間or1.5

畑中 洋亮

9.87%

90日間or1.5

TNP中小企業・ベンチャー企業成長応援投資事業有限責任組合

3.86%

90日間or1.5

NCB九州活性化投資事業有限責任組合

3.86%

90日間or1.5

蓑宮 武夫

2.21%

90日間

1.93%

90日間or1.5

(株)ジャフコ

1.29%

90日間or1.5

大野

1.16%

90日間

ビッグ・フィールド・マネージメント(株)

1.16%

90日間

同社の株主構成ですが、1位は創業者で社長の佐々木勉氏で、過半数超の52%の株式を有しています。2位以下はVCを中心として株主構成となっています。

今回は売出を行わない予定です。

公募によって3.5億円の資金調達を実施し、ソフトウェア開発費や勤怠システム開発への研究投資資金、業務効率の改善費用や広告宣伝費に充てる予定です。

大株主には90日もしくは90日及び公募価格1.5倍のロックアップ制限がかかっています。VCを中心に公募価格1.5倍のロックアップであるため、初値高騰後のエグジットリスクには注意が必要です。

今回は公募のみの資金調達案件で、上場によって知名度の向上と信用度の強化、優秀な人材の採用を行うものとしています。

どうやって&どこで新規上場銘柄を買えるの?

今回の「アイキューブドシステムズ」の取り扱い証券会社を以下にまとめましたので参考にしてください。

 

 

割当率

株数

主幹事

野村證券

89.57%

154,500

幹事

大和証券

1.74%

3,000

三菱UFJモルガン・スタンレー証券

1.74%

3,000

SBI証券

1.74%

3,000

マネックス証券

1.74%

3,000

西日本シティTT証券

1.74%

3,000

岡三証券

0.87%

1,500

岩井コスモ証券

0.87%

1,500

今回の主幹事は野村證券が主幹事を務めます。その他大和証券を含む7社が幹事を務めます。

著者のまとめ

働き方改革といった流れがある中、MDM市場ではトップ企業である同社の上場は注目を集めています。契約社数の増加は増収増益へ直接的に繋がるため、今後の展開には大いに期待できそうです。

アイキューブドシステムズ株価、PTS株価、ADR株価はこちら

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