【9279】ギフト新規上場で気になる株価は!?

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2018年10月19日に東証マザーズ市場へ上場する「ギフト」について概要と期待度を見ていきたいと思います。

ギフトの上場日は!?期待度は?

企業名 ギフト
上場市場 東証マザーズ市場
銘柄コード 9279
事業内容 ラーメン事業(横浜家系ラーメンを主体とした国内直営店、海外直営店の営業、ならびにプロデュース店への食材提供や運営ノウハウ供与等
所在地 東京都町田市
設立 2009年
従業員 216名
会社HP https://www.gift-group.co.jp/
監査法人 EY新日本
上場日 2018年10月19日(金 )
主幹事 野村證券
BB期間 2018年10月2日(火)~2018年10月9日(火)
価格決定日 2018年10月10日(水)
購入申込期間 2018年10月11日(木)~2018年10月16日(火)

同社は横浜家系ラーメンチェーンを運営する飲食企業です。

日本の御家芸であるラーメンの中でも人気の高い横浜家系ラーメンのチェーン展開及びプロデュースを行っています。現在海外進出も図っており、業容拡大に向けたIPOとなります。ラーメン屋では「一風堂」で有名な力の源ホールディングスが既に上場しており、一定の評価を得ています。同社への期待が高まります。

どんなことをしている会社なの?

(参照:https://www.eak-ramen.jp/shop/)

同社は2009年に東京・町田で創業しました。元々は前年の2008年に現社長の田川翔氏が個人商店として創業した「町田商店」が起源です。

横浜家系ラーメンの人気店「壱六家」で修業した田川社長は、独立後お客様に安定しておいしいラーメンを提供するための「仕組みづくり」を行い、2018年7月末現在日本・海外合わせ408店舗(直営54店舗、FC6店舗、プロデュース355店舗)を運営しています。

戦略としては、駅近エリアでは「地名+商店」の店名で地域密着営業を行っており、ロードサイド沿いでは「町田商店」の店名で家系ラーメンを提供しています。

現在は横浜家系ラーメンの他、豚骨ラーメン主体の「九州釜焚きとんこつばってんラーメン・がっとん」や「豚山」、インバウンド向けの「四天王」と多角化を進めています。

同社の特徴として「プロデュース店」というスタイルを有しており、ラーメン店オーナーに対し保証金やロイヤリティを一定期間徴収しない代わりに、麺やスープを購入してもらう形を取り店舗数を増やしています。

現在海外ではアメリカとシンガポールに8店舗展開しており、IPOによってより拡大させていく方針です。

売上や成長性は?

2013年11月期 2014 年11月期 2015年11月期 2016 年10月期 2017年10 月期
売上高(百万円) 662 1,190 1,870 4,536 5,612
経常利益(百万円) 34 82 104 434 638
当期純利益(百万円) 22 51 41 105 219
純資産額 (百万円) 51 102 419 528 780
BPS(円) 25,276 50,921 209,447 132 192
EPS(円) 42,140 25,645 20,547 26 55
自己資本比率(%) 23 18 32 23.7 32.6
ROE(%) 68 67 16 22 33.5
配当性向(%)

同社の業績は右肩上がりです。売上高は5期連続で伸びており、子会社を吸収し連結決算へ移行した2016年10月期からは急激な伸びです。利益についても堅実に稼いでいます。配当政策については、上場後だしていく方針ですが、金額は未定です。

公募株数 総数1,028,000株             (内、公募600,000株、売出428,000株)
OA分 154,200株
発行済み株数 4,659,000株
想定価格 1,900円(1株単位・19万円)
仮条件 1,900円~2,090円
初値予想 2,500円~3,000円
想定PER 約40倍
想定PBR 約5倍
配当利回り なし
想定時価総額 89億円

今回の上場にあたっての吸収金額は22億円で、時価総額は89億円と小さくありません。ただし人気が高い業種のため上昇期待が持てます。

株主名 保有割合 ロックアップ
(株)グローウィング 51.89% 90日間
田川 翔 28.40% 90日間
笹島 竜也 11.61% 90日間
末廣 紀彦 1.04% 90日間
(株)力の源ホールディングス 0.99% 180日間
藤井 誠二 0.57% 90日間
宮下 清幸 0.38%
ギフトグループ従業員持株会 0.33%
榎 正規 0.33% 90日間
網野 功介 0.28%

大株主は、田川社長の資産管理会社である「(株)グローウィング」で、同社株の過半数越えの52%を保有しています。田川社長個人で28%保有しているため、実質3分の2以上を保有するオーナー会社です。その他同社役員及び従業員が株式を保有しています。

同業の力の源ホールディングスも大株主に名を連ねています。

売出は田川社長のみで約42.8万株です。売却によって田川社長個人の持株比率が現状の3分の1減る形となりますが、引き続き株主構成は変わりません。田川社長および一部の大株主に180日および90日のロックアップがかかっています。

公募によって調達する10億円は、新規開設予定の直営店舗21店舗分の物件取得費用に充てられます。

どうやって&どこで新規上場銘柄を買えるの?

今回の「ギフト」の取り扱い証券会社を以下にまとめましたので参考にしてください。

割当率 株数
主幹事 野村證券 88.28% 1,043,700株
幹事 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 2.61% 30,800株
SMBC日興証券 2.61% 30,800株
みずほ証券 2.17% 25,700株
いちよし証券 1.73% 20,500株
SBI証券 1.73% 20,500株
エース証券 0.43% 5,100株
岩井コスモ証券 0.43% 5,100株

今回は野村證券が主幹事を務めています。監査法人もEY新日本と厳しい審査を経て上場してきます。株数は多くないため獲得は難しいかもしれません。

著者のまとめ

家系ラーメンの人気は高く、何気なく同社店舗を利用したことがある方も多いかもしれません。田川社長はあえて上場することで、従業員の雇用条件の透明度を増すことができるという考えを有しており、非常に意義の高いIPOになることが予想されます。

飲食株は人気によって左右されますが、ラーメンについては海外からも注目される可能性が高いので、期待して投資したいものです。

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