【7031】インバウンドテック新規上場で気になる株価は!?

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2018627日に東証マザーズ市場へ上場する「インバウンドテック」について概要と期待度を見ていきたいと思います。

インバウンドテックの上場日は!?期待度は?

企業名

インバウンドテック

上場市場

東証マザーズ市場

銘柄コード

7031

事業内容

24時間365日・多言語対応コンタクトセンター運営事業、セールスアウトソーシング事業

所在地

東京都新宿区

設立

2015年

従業員

27名

会社HP

https://www.inboundtech.co.jp/

監査法人

三優

上場日

2018年6月27日(水)

主幹事

東海東京証券

BB期間

2018年6月12日(火)~2018年6月18日(月)

価格決定日

2018年6月19日(火)

購入申込期間

2018年6月20日(水)~2018年6月25日(月)

同社は24時間365日対応可能の多言語対応コールセンターを運営している企業です。

2015年に創業した新興企業ですが、急速に業容拡大を遂げており創業3年での上場となります。インバウンド客が増加している日本において、外国人対応のコールセンターが必要不可欠になってきているため、非常に注目される業種でしょう。

どんなことをしている会社なの?

(参照:https://www.inboundtech.co.jp/business/multilingual_tel-interpretation.html

同社は2015年に創業しました。東証1部上場のリンクアンドモチベーションの子会社であり、同社の大株主である「a2media」のコールセンターおよびBPO事業を引き継いで出来た会社です。

当初24時間365日対応可能で6カ国語に対応したコールセンター事業を中心にビジネスを行っていましたが、現在は12カ国語まで拡大しています。同社の強みは言語以外にも質の高いカスタマーサービススキルを有している担当者を電話のみならずメールやSNSを活用した対応サービスを有している点です。

外国人旅行者が増えている日本において、ホテルやレンタカー会社を中心に「言語」の壁に当たっているという現実がありますが、同社のサービスを導入することで外国人とのコミュニケーションを円滑に行うことができます。

その他法人向けのセールスアウトソーシングも引き受けており、業務効率を図ろうとしてり企業向けにサービスを提供することができます。同社にとって上場は業容拡大に起用するものとなることが想定されます。

売上や成長性は?

 

2016年3月期

2017年3月期

売上高(百万円)

1,335

1,970

経常利益(百万円)

6

106

当期純利益(百万円)

5

74

純資産額 (百万円)

88

189

BPS(円)

158

284

EPS(円)

9

125

自己資本比率(%)

23

30.5

ROE(%)

6

53.5

配当性向(%)

同社の業績推移ですがまだ2期分ですが、売上・利益共に右肩上がりに成長しています。配当政策は事業拡大のための内部留保のため無配を予定しています。

公募株数

総数199,400株             (内、公募135,000株、売出64,400株)

OA分

29,900株

発行済み株数

798,000株

想定価格

3,810円(100株単位・38万円)

仮条件

3,810円~3,980円

初値予想

5,000円~6,500円

想定PER

約41倍

想定PBR

約5倍

配当利回り

なし

想定時価総額

30億円

今回の上場にあたっての吸収金額は9億円で、時価総額30億円と小規模のため、初値高騰が見込めそうです。社名にもあるインバウンド関連銘柄として注目を集めそうです。

株主名

保有割合

ロックアップ

(株)a2media

21.6%

180日間

下大薗豊

13.4%

180日間

(株)グローバルキャスト

10.7%

180日間

アイビスAM投資事業組合

7.8%

90日間or1.5倍

(株)光通信

7.37%

180日間or1.5倍

(株)アクセル

7.37%

180日間or1.5倍

金子将之

4.93%

180日間

佐野功一

4.93%

180日間

(株)ベクトル

4.63%

180日間

ソケット(株)

4.63%

180日間

同社は分割前の親会社であるa2mediaが大株主で、会長の下大園氏が2番目、その他光通信やベクトルなど、上場会社や同業他社が大株主に名を連ねています。

売出は下大園会長を含めた5者、6.4万株です。

公募によって調達する4.7億円は本社増床やシステム更新・開発等に充てられる予定です

どうやって&どこで新規上場銘柄を買えるの?

今回の「インバウンドテック」の取り扱い証券会社を以下にまとめましたので参考にしてください。

 

 

株数

割当率

主幹事

東海東京証券

178,400株

89.5%

幹事

SBI証券

6,000株

3.0%

香川証券

5,000株

2.5%

エイチ・エス証券

4,000株

2.0%

むさし証券

2,000株

1.0%

エース証券

2,000株

1.0%

マネックス証券

2,000株

1.0%

今回は中堅の東海東京証券が主幹事となります。大手証券会社が名を連ねていないのが特徴です。監査法人も大手ではなく、事業年数の少なさから致し方ないところでしょう。当選確率は低いことが想定されます。

著者のまとめ

627日に4社が同時に上場してきますが、中でも一番若く勢いのある企業であると言えます。「インバウンド」、「働き方改革」と話題性に富んだ事業内容を有している点からも大きく期待できるでしょう。

公開価格の金額イメージから株価が10,000円以上を超えてくることが容易に想定できるため、セカンダリーでも取り組んで行きたい会社です。

ただし大株主が分散している点が少々気になる点です。大株主の分散は経営におけるスピードダウンに繋がる可能性を秘めていますので、決算の判断をしながらの投資判断が必要でしょう。

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