【3498】霞ヶ関キャピタル新規上場で気になる株価は!?

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2018年11月28日に東証マザーズ市場へ上場する「霞ヶ関キャピタル」について概要と期待度を見ていきたいと思います。

霞ヶ関キャピタルの上場日は!?期待度は?

企業名 霞ヶ関キャピタル
上場市場 東証マザーズ市場
銘柄コード 3498
事業内容 太陽光発電施設の開発・販売および売電事業、不動産コンサルティング
所在地 東京都千代田区
設立 2011年
従業員 26名
会社HP https://kasumigaseki.co.jp/
監査法人 太陽
上場日 2018年11月28日(水)
主幹事 みずほ証券
BB期間 2018年11月9日(金)~2018年11月15日(木)
価格決定日 2018年11月16日(金)
購入申込期間 2018年11月19日(月)~2018年11月22日(木)

同社は社会的意義の高い事業の内、再生可能エネルギー発電や地方創生一環の不動産コンサルティングを行う企業です。

太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギーへの注目が高まる中、全国規模で自然エネルギーを活用した発電事業を手掛けています。時代に合ったビジネスができる仕組みを有した会社です。

どんなことをしている会社なの?

(参照:https://kasumigaseki.co.jp/service/)

同社は2011年に東日本大震災で被災した宮城県柴田郡大河原町のショッピングセンターフォルテを再生する目的で設立された会社で、その後再生可能エネルギー発電事業を開始していきました。

現在のビジネスは3本柱で運営されています。1本目は創業からのショッピングセンター事業です。手掛けているフォルテにはソーラーパネルを設置し環境に配慮した施設づくりや、地域活性化を目論んだテナント誘致を行い、施設の価値を高めるようコンサルティングを行っています。

2本目は自然エネルギー事業です。現在全国で5か所の太陽光発電施設を有しており、売電を行っています。また6か所の太陽光および風力発電所の開発及び売却を既に行っており、今後ビジネス拡大の余地のある事業です。

3本目は不動産コンサルティング事業です。主に価値が低下している物件をリノベーション等で再開発し、収益化につなげていくコンサルティングを行っています。これまでの実績として賃貸マンションをコンバージョンによってビジネスホテルに転換させました。

同社はこのように時代に応じて必要なコンサルティングビジネスを展開していくモデルで運営されています。

売上や成長性は?

2014年8月期 2015年8月期 2016年8月期 2017年8月期 2018年8月期
売上高(百万円) 495 1,159 875 1,266 4,041
経常利益(百万円) 11 182 57 119 342
当期純利益(百万円) 8 16 57 70 228
純資産額 (百万円) 24 135 191 416 644
BPS(円) 47,574 2,393 170 236 532
EPS(円) 16,074 318 50 62 188
自己資本比率(%) 4 12 12 22.1 19.4
ROE(%) 41 20 35 23 43
配当性向(%)

同社の業績は上下しておりますが拡大方向にあります。2016年8月期のみ連結決算となっていますが、直前期で急激に売上高および利益を伸ばしています。配当政策については、内部留保を優先するため無配を予定しています。

公募株数 総数135,000株             (内、公募135,000株、売出0株)
OA分 20,000株
発行済み株数 1,345,600株
想定価格 3,660円(1株単位・37万円)
仮条件 3,000円~3,240円
初値予想 4,000円~5,000円
想定PER 約22倍
想定PBR 約5倍
配当利回り なし
想定時価総額 49億円

今回の上場にあたっての吸収金額は6億円で、時価総額は49億円と非常に中規模案件ですが、売出ゼロの案件のため、大幅な初値高騰が狙える可能性があります。

株主名 保有割合 ロックアップ
小川 潤之 49.43% 180日間
河本 幸士郎 16.43% 180日間
EEIスマートエナジー投資事業有限責任組合 6.09%
川口 正人 5.80% 180日間
加藤 裕司 3.86% 180日間
山下 幸三 3.13% 180日間
廣瀬 一成 2.47%
石井 晃 2.44% 180日間
(株)トリプル・アイ 2.03% 180日間
鈴木 健仁 1.09%

大株主は、現取締役CEOの小川潤之氏で、同社株の49%を保有しています。また代表取締役社長の河本幸士郎氏が16%を有しています。

本案件はその他従業員および役職員が株主であり、特別利益目的のファンドが入っていない案件のため需給としては非常にタイトであり、高騰が見込めそうです。

売出はありません。大株主の数名に180日ロックアップがかかっていますので上場後のエグジットによる値下がりはあまりなさそうです。

公募によって調達する4.5億円は、九州管内で計画されている九州電力向け売電の太陽光発電所2か所の所得及び都内の保育園用賃貸物件取得に充てられる予定です。その他不動産コンサルティングの一環で検討している収益不動産の取得に充てられるようです。

どうやって&どこで新規上場銘柄を買えるの?

今回の「霞ヶ関キャピタル」の取り扱い証券会社を以下にまとめましたので参考にしてください。

割当率 株数
主幹事 みずほ証券 79.29% 122,900株
幹事 SMBC日興証券 4.32% 6,700株
いちよし証券 1.74% 2,700株
SBI証券 1.74% 2,700株

今回はみずほ証券が主幹事を務めています。その他SMBC日興証券やSBI証券が名を連ねています。株数が非常に少ないため獲得は容易でありません。

著者のまとめ

ビジネスモデルとして「世の中の情勢に合わせたコンサルティング」ができる会社である同社は、直近上場した会社にはあまり当てはまらない案件となりそうです。

今後の事業展開がどのようになるのかは見ものですが、売出ゼロかつ公募株が少ない点から活発な商いが見込まれます。短期勝負銘柄としても面白いですが、長期的にも期待したい案件です。

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