【7330】レオス・キャピタルワークス新規上場で気になる株価は!?

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2018年12月25日に東証マザーズ市場へ上場する「レオス・キャピタルワークス」について概要と期待度を見ていきたいと思います。

レオス・キャピタルワークスの上場日は!?期待度は?

企業名 レオス・キャピタルワークス
上場市場 東証マザーズ市場
銘柄コード 7330
事業内容 投資信託の設定、運用ならびに販売業務・投資一任契約に基づく投資顧問業務
所在地 東京都千代田区
設立 2003年
従業員 58名
会社HP https://www.rheos.jp/
監査法人 東陽
上場日 2018年12月25日(火)
主幹事 みずほ証券
BB期間 2018年12月6日(木)~2018年12月12日(水)
価格決定日 2018年12月13日(木)
購入申込期間 2018年12月14日(金)~2018年12月19日(水)

同社は投資信託の運用および投資助言を行う投資会社です。

個人投資家に根強い人気を持っている「ひふみ投信」を運営する同社が満を持しての上場となります。株式投資の世界では有名になった同社の上場は見ものです。

どんなことをしている会社なの?

(参照:https://www.rheos.jp/toushin/123.html)

同社は2003年に創業した投資顧問会社で、現代表取締役で野村アセット、JPモルガンアセット、ゴールドマンサックスアセットにて日本株のファンドマネージャーをしていた藤野英人氏によって設立されました。

現在は直接販売を行う投資信託「ひふみ投信」と、提携金融機関で購入可能の追加型投資信託「ひふみプラス」、DC等の個人型確定拠出年金向け商品「ひふみ年金」を柱に運用残高を伸ばしています。

2018年9月末現在運用残高は合計で9,644億円を預かっており、個人投資家中心に根強い人気を誇っています。

また投資顧問業として、金融メディア等での情報提供やセミナーでの投資勉強会など、国民金融資産の大半を占める預金から投資へのシフトに向けたフォローを行っています。

藤野社長はメディアでも取り上げられるなど運用手法について定評があり、上場によってより投資家目線な経営を行うことにつながることが想定されます。

売上や成長性は?

2014年3月期 2015年3月期 2016年3月期 2017年3月期 2018年3月期
売上高(百万円) 285 446 894 1,288 3,853
経常利益(百万円) △96 △65 72 44 1,127
当期純利益(百万円) △96 △65 125 115 983
純資産額 (百万円) 141 176 501 617 1,600
BPS(円) 4,287 3,132 4,172 51 133
EPS(円) △3,325 △1,413 1,242 10 82
自己資本比率(%) 31.5 31.6 48.2 27 41.2
ROE(%) △68.9 △41.0 36.9 20.7 88.7
配当性向(%) 5

同社の業績は順調に業績を伸ばしています。売上高は5期連続増収で順調に伸びており、また直前期では大幅増収となっています。利益についても3期前からプラスに転じ、直前期は大きく利益をだしています。配当政策は業績に応じて配当を出していく方針です。

公募株数 総数3,162,300株             (内、公募632,500株、売出2,529,800株)
OA分 474,300株
発行済み株数 12,649,100株
想定価格 2,010円(100株単位・204万円)
仮条件 1,300円~1,400円
初値予想 1,400円~1,500円
想定PER 約26倍
想定PBR 約9倍
配当利回り 約0.2%
想定時価総額 254億円

今回の上場にあたっての吸収金額は74億円で、時価総額は254億円とマザーズ案件としては大きい案件です。知名度の高い案件ですのである程度の注目は集めると思われます。

株主名 保有割合 ロックアップ
(株)ISホールディングス 51.00% 90日間or1.5倍
(株)3A 11.52%
遠藤 昭二 11.31% 90日間or1.5倍
藤野 英人 8.56% 90日間
湯浅 光裕 6.67% 90日間
遠藤 美樹 2.85% 90日間
WMグロース3号投資事業有限責任組合 1.21%
村井 眞一 1.16%
岩田 次郎 0.86% 90日間
五十嵐 毅 0.64%

大株主は、ライブスター証券や外為オンラインを運営する上場会社「株式会社ISホールディングス」で過半数越えの51%を有します。第2位の株式会社3Aと第3位の遠藤昭二氏は、ISホールディングスの社長であり、資産管理会社です。

2009年にリーマンショックのあおりを受けた同社がISホールディングスの傘下に入った際にこのような株主構成となっています。

創業者の藤野社長は第4位の9%を持っています。その他役員・従業員およびVC等が名を連ねています。

大株主には90日もしくは公募価格1.5倍、もしくは90日のロックアップ制限がかかっているため、上場後しばらくは安定した値動きが期待できます。

今回の売出は藤野社長やVCを含め10者で2,529,800株です。

公募によって調達する11.6億円はシステム投資と顧客分別金信託設定のための運転資金に充てられる予定です。

どうやって&どこで新規上場銘柄を買えるの?

今回の「レオス・キャピタルワークス」の取り扱い証券会社を以下にまとめましたので参考にしてください。

割当率 株数
主幹事 みずほ証券 79.13% 2,877,800株
幹事 SBI証券 5.22% 189,700株
楽天証券 5.22% 189,700株
マネックス証券 5.22% 189,700株
ライブスター証券 5.22% 189,700株

今回はみずほ証券が主幹事です。その他ネット証券での取得が可能です。いずれにせよひふみプラスを販売している証券会社であり、親会社傘下のライブスター証券も幹事に名を連ねています。

著者のまとめ

メディアでも取り上げられることが増えたひふみ投信ですが、順調に残高を増やしてきています。

藤野社長の投資手法を参考にする個人投資家が増えるなど影響力の高い案件が今回上場してきます。

ただ事前の想定価格よりも大きく引き下げての仮条件であったため、大幅高騰は見込みにくいです。

とはいえ2018年のクリスマス上場となる当案件が投資家にとっていいクリスマスプレゼントになるのかどうか期待したいものです。

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