【4431】スマレジ新規上場で気になる株価は!?

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2019年2月28日に東証マザーズ市場へ上場する「スマレジ」について概要と期待度を見ていきたいと思います。

スマレジの上場日は!?期待度は?

企業名 スマレジ
上場市場 東証マザーズ市場
銘柄コード 4431
事業内容 スマレジなどのアプリの開発および販売、その他周辺機器の販売
所在地 大阪府大阪市
設立 2005年
従業員 79名
会社HP https://corp.smaregi.jp/
監査法人 EY新日本
上場日 2019年2月28日(木)
主幹事 大和証券
BB期間 2019年2月13日(水)~2019年2月19日(火)
価格決定日 2019年2月20日(水)
購入申込期間 2019年2月21日(木)~2019年2月26日(火)

同社はクラウド型のPOSレジ「スマレジ」を提供する会社です。

従来のPOSシステムに一石を投じた同ビジネスで大きく拡大してきた同社が上場の運びとなりました。

インバウンド客向けの免税対応等が比較的容易で、取り扱い店舗を拡大させており、引き続き楽しみな会社です。

どんなことをしている会社なの?

(参照:https://smaregi.jp/)

同社は2005年にホームページ作成等を行う目的で現取締役の徳田誠氏によって創業されました。

その後2010年に100%出資の会社であった「プラグラム」によって開発されたクラウド型POSシステム「スマレジ」が好調で、2016年に商号を「スマレジ」に変更しました。

同社の「スマレジ」は、これまで大規模なPOSシステムを必要としていなかった個人店舗やアパレル小売業を中心に、ローコストかつ高効率でPOS管理ができるシステムとして人気を博し、2018年10月時点で58,877店舗。累計取扱高1兆3321億円まで数字を伸ばしています。

レジの使用自体は無料であり、必要なオプションを付加することで在庫管理等を行うことができます。またレジ等の端末利用料を徴収し、安定的に収入減を確保できる「サブスクリプションビジネス」を展開しています。

レジ関連の他、スマートフォン等でオーダーを取ることができるシステムや、勤怠システムといったシステムをクラウド上で提供しています。

POSシステムは簡単に変えることがないものであり、解約率は0.82%と安定した収入が見込めるビジネスモデルです。

売上や成長性は?

2014年4月期 2015年4月期 2016年4月期 2017年4月期 2018年4月期
売上高(百万円) 124 348 608 938 1,393
経常利益(百万円) 5 37 69 156 303
当期純利益(百万円) △25 35 2 115 217
純資産額 (百万円) △12 23 45 283 499
BPS(円) △180 346 651 37 65
EPS(円) △742 525 35 15 28
自己資本比率(%) △25.1 23.2 15.3 45.6 62.6
ROE(%) 632.9 6.9 77.3 55.4
配当性向(%) 6.2 5.9 5.2 5.2 4.2

業績については5期連続増収増益です。サブスクリプションモデルであるため、利用店舗が増加することで売上と利益が安定的に増加するといえます。配当については内部留保を優先するため無配を予定しています。

公募株数 総数1,530,000株             (内、公募1,300,000株、売出230,000株)
OA分 229,500株
発行済み株数 9,061,900株
想定価格 1,370円(100株単位・14万円)
仮条件 1,200円~1,370円
初値予想 2,500円~4,500円
想定PER 約57倍
想定PBR 約6倍
配当利回り なし
想定時価総額 124億円

今回の上場にあたっての吸収金額は24億円で、時価総額が124億円とマザーズとしては中規模案件です。これまで急成長を遂げてきましたが、引き続きの急成長は正直見込みにくいところはあります。但し、安定した増収増益が見込みやすい案件のため、上場後の値動きに期待です。

株主名 保有割合 ロックアップ
徳田誠 21.87% 90日間or1.5倍
(株)山本博士事務所 19.74% 90日間or1.5倍
(株)徳田 12.00% 90日間or1.5倍
三菱UFJキャピタル5号投資事業 7.80% 90日間or1.5倍
(株)MOCCI 7.26% 90日間or1.5倍
(株)MINATO 6.96% 90日間or1.5倍
山本博士 6.29% 90日間or1.5倍
湊隆太朗 3.68% 90日間or1.5倍
望月拓也 2.98% 90日間or1.5倍
地引一由 2.06% 90日間or1.5倍

同社の大株主は創業者である徳田誠氏が筆頭株主で、22%を保有しています。また資産管理会社を合わせると約34%を保有します。

その他代表取締役社長の山本博士氏が資産管理会社の分を合わせ27%程有しています。取締役や従業員も多く株式を有している他、VCや事業会社も株主に名を連ねます。

売出は徳田氏と監査役の望月氏の2名で、23万株の売出です。大株主の大半には上場後90日及び公募価格1.5倍のロックアップがかかっています。公募価格を大きく上回った場合はVC等のエグジットのリスクがありますが、比較的で回る株式数は多くないため上昇する確率は高いです。

公募によって調達する16億円は、スマレジ向けのクラウドサーバーへの設備投資や顧客管理システム開発への投資、自社基幹システムの投資、借入金返済、人材採用等の運転資金に充てられます。

どうやって&どこで新規上場銘柄を買えるの?

今回の「スマレジ」の取り扱い証券会社を以下にまとめましたので参考にしてください。

割当率 株数
主幹事 大和証券 91.31% 1,606,600株
幹事 野村証券 4.35% 76,500株
SBI証券 3.48% 61,200株
SMBC日興証券 0.43% 7,600株
エース証券 0.43% 7,600株

今回は大和証券が主幹事を務めます。その他4社が幹事に名を連ねていますが、株数の獲得は非常に難しいといえます。

著者のまとめ

インバウンド関連銘柄として期待されている同社の上場は、2020年東京オリンピックに向けた需要、2019年に実施予定の消費税増税への対応のための需要に応えることを期待されているため、多くの投資家の注目を集めています。

実際は上場してみないとわからない部分はありますが、サブスクリプションモデルが市場で期待されている点も追い風となっています。

上場後は安定した値動きが期待できそうですので、初値から積極的に動いていきたいところです。

スマレジ株価、PTS株価、ADR株価はこちら

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