【2981】ランディックス新規上場で気になる株価は!?

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20191219日に東証マザーズ市場へ上場する「ランディックス」について概要と期待度を見ていきたいと思います。

ランディックスの上場日は!?期待度は?

企業名

ランディックス

上場市場

東証マザーズ

銘柄コード

2981

事業内容

富裕層顧客を中心とした不動産売買、仲介、注文住宅マッチングサービスの提供および自社ポータルサイト『sumuzu』の運営

所在地

東京都世田谷区

設立

2001年

従業員

49名

会社HP

https://landix.jp/

監査法人

あずさ

上場日

2019年12月19日(木)

主幹事

大和証券

BB期間

2019年12月4日(水)~2019年12月10日(火)

価格決定日

2019年12月11日(水)

購入申込期間

2019年12月12日(木)~2019年12月17日(火)

同社は富裕層向け住宅販売を担う会社です。

東京城南6区(渋谷区、港区、世田谷区、品川区、大田区、目黒区)に特化し、オーダーメイド住宅の購入支援を行っており、他の住宅販売会社とは画一したビジネスモデルを確立しています。201912IPOの中でも注目な不動産テック銘柄です。

どんなことをしている会社なの?

(参照:https://landix.jp/business

同社は2001年に岡田和也現社長によって設立された会社です。創業来、不動産売買におけるコンサルティング事業を行って業容拡大してきましたが、2017年に始めたオーダーメイド住宅の不動産記事コンテンツ配信サイト「sumuzu(スムーズ)」を開始し、不動産テック事業をスタートしました。

同社のsumuzuでは、オーダーメイド住宅のマッチングプラットフォームを形成しており、自社が仕入れた住宅用用地を、顧客に販売する上で、希望条件を基に住宅メーカーを選定し、顧客のニーズにあった住宅を建てた上で販売を行うというワンストップ型住宅販売に強みを持っています。

リセールバリューが高いオーダーメイド住宅を提供することで、顧客からの信頼も高く、既存客からの紹介がある一方、インターネットを活用した問い合わせも多いなど、他販路から顧客獲得に努めています。

同社の特徴は、ターゲットを富裕層エリアにした上で、を東京の人気エリアである城南6区(渋谷区、港区、世田谷区、品川区、大田区、目黒区)に特化した営業活動を行っている点です。

ターゲットを明確に設定した営業活動を行っているため、順調に業績を伸ばしてきました。上場後はエリアを城南エリアのみならず拡大し、業容拡大を狙っていく模様です。

売上や成長性は?

 

2015年3月期

2016年3月期

2017年3月期

2018年3月期

2019年3月期

売上高(百万円)

913

774

726

5,581

6,441

経常利益(百万円)

307

286

347

664

833

当期純利益(百万円)

201

194

236

437

572

純資産額 (百万円)

1,307

1,501

1,916

2,632

3,192

BPS(円)

6,536,846

7,507,468

8,440,129

1,133

1,367

EPS(円)

1,004,937

970,622

1,180,205

191

246

自己資本比率(%)

77.9

78.7

69.6

43.5

46.8

ROE(%)

16.7

13.8

13.8

18.3

19.6

配当性向(%)

17.7

11.6

業績は伸ばしています。20183月期より連結を開始しましたが、それまでは不動産コンサルがメインでした。sumuzuリリース後は住宅販売が拡大したため業績が強い成長を見せています。尚20203月期2Q20199月末)売上高は4,949百万円、経常利益は730百万円で、今期は過去最高業績を記録しそうです。配当は2期前より出しており、上場後は連結配当性向10%を目安に出していく方針です。

公募株数

総数650,000株             (内、公募400,000株、売出250,000株)

OA分

97,500株

発行済み株数

2,734,693株

想定価格

1,530円(100株単位・15万円)

仮条件

1,530円~1,630円

初値予想

2,200円~3,000円

想定PER

約7倍

想定PBR

約1倍

配当利回り

0.9%

想定時価総額

42億円

今回の上場にあたっての吸収金額は11億円で、時価総額が42億円と東証マザーズ上場銘柄としては小ぶりの案件です。不動産関連銘柄はTATERU問題以来賛否はありますが、不動産テック銘柄であるかつ、戸建てオーダーメイドに特化した事業戦略であるため、市場からの評価は高そうです。

株主名

保有割合

ロックアップ

岡田 和也

60.70%

90日間

MJR合同会社

20.10%

90日間

岡田 英利子

4.82%

90日間

岡田 光盛

4.82%

90日間

渡邉 光章

1.41%

90日間

古室

1.41%

90日間

小野 雅之

1.41%

90日間

宇野 康秀

1.21%

90日間

岡田 純子

0.80%

90日間

中山 周一郎

0.76%

90日間

同社の大株主は、岡田社長で同社株の61%を保有する大株主です。また岡田社長の資産管理会社であるMJR合同会社が20%、他岡田家で10%程度保有しているため、9割近くを一族で保有していることになります。その他は、従業員および役員を中心に保有しています。

今回の売出は岡田社長のみで、25万株の売出を行います。

公募は6億円の資金調達で、sumuzuサービス拡張のためのシステム開発費用、住宅用地仕入のための借入金返済等に充当する予定です。大半の大株主には90日のロックアップ条項がついています。大株主にファンドがいないため、上場後のエグジットリスクはほぼないでしょう。

今回は公募が売出を上回る資金調達案件となります。事業性には目新しさはないものの、インターネットを活用した戸建て住宅向けのマッチング事業を行うなど同社の優位性を評価される可能性が高いでしょう。

どうやって&どこで新規上場銘柄を買えるの?

今回の「ランディックス」の取り扱い証券会社を以下にまとめましたので参考にしてください。

 

 

割当率

株数

主幹事

大和証券

89.57%

669,500

幹事

SBI証券

3.48%

26,000

みずほ証券

2.61%

19,500

楽天証券

1.74%

13,000

岡三証券

0.87%

6,500

岩井コスモ証券

0.87%

6,500

SMBC日興証券

0.87%

6,500

今回の主幹事は大和証券が主幹事を務めます。またSBI証券を含めた6社が幹事を務めます。

著者のまとめ

不動産テック銘柄として人気を集める可能性が高いです。TATERU問題があり投資用不動産に対する目が厳しくなっている一方、マイホームへの需要は高まっています。富裕層と東京城南6区に絞るなど、事業戦略が明瞭で引き続き業容拡大が期待できそうです。

全力で投資をしていきたい銘柄であると言えましょう。

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