【7689】コパ・コーポレーション新規上場で気になる株価は!?

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2020624日に東証マザーズ市場へ上場する「コパ・コーポレーション」について概要と期待度を見ていきたいと思います。

コパ・コーポレーションの上場日は!?期待度は?

企業名

コパ・コーポレーション

上場市場

東証マザーズ

銘柄コード

7689

事業内容

実演販売を利用した商品卸売など

所在地

東京都渋谷区

設立

1998年

従業員

29名

会社HP

https://www.copa.co.jp/

監査法人

應和

上場日

2020年6月24日(水)

主幹事

野村證券

BB期間

2020年6月8日(月)~2020年6月12日(金)

価格決定日

2020年6月15日(月)

購入申込期間

2020年6月16日(火)~2020年6月19日(金)

同社はTVや店頭での実演販売士を用いたセールスプロモーション及び商品販売を行う会社です。

実演販売を行うことで購入を促すといった独自性をもったセールスプロモーション事業で、特徴的な会社の1社の上場と言えます。

コロナ禍を経て最初のIPOとなります。

どんなことをしている会社なの?

(参照:https://www.copa.co.jp/%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E5%86%85%E5%AE%B9%E7%B4%B9%E4%BB%8B/%E5%95%86%E5%93%81%E4%BC%81%E7%94%BB%E9%96%8B%E7%99%BA/

同社は1998年に創業者であり現代表取締役社長である吉村泰輔氏によって設立された会社です。吉村社長はかつて秋葉原で数多くの実演販売によってヒット商品を生み出してきた実演販売界のパイオニアです。

創業来より、実演販売にこだわった商品販売と、TVや店舗への実演販売士の派遣を行う事業を展開してきました。

実演販売は、実際にお客様の目の前で商品を使って商品の魅力を伝えることで、お客様の購買意欲をかきたてる手法で同社は数々の実績を残してきました。

その他、自社の直営店舗とECサイトで「デモカウ」を運営しており、自社における実演販売を可能としております。また、これまで実演販売によって培った情報を基にお客様が求める商品開発を行っています。

今後は自社の実演販売士を「インフルエンサー」に育成すべく取り組んでおり、吉村社長の実演販売ノウハウを生かした「売りの極意塾」を通して実演販売士のスキル向上に努めていく方針です。

売上や成長性は?

 

2015年3月期

2016年3月期

2017年3月期

2018年3月期

2019年3月期

売上高(百万円)

1,299

2,178

2,166

2,503

3,507

経常利益(百万円)

108

221

195

265

476

当期純利益(百万円)

72

156

126

188

321

純資産額 (百万円)

96

253

379

566

887

BPS(円)

401,773

1,053,182

1,578,490

236

370

EPS(円)

644,490

651,408

525,308

78

134

自己資本比率(%)

28.6

39.2

52.6

54.9

60.8

ROE(%)

123.8

89.5

39.9

39.7

44.1

配当性向(%)

業績は緩やかですが上昇しています。売上利益ともに直近2期で増収増益となっています。上場後は資金調達を得てさらに拡大していくことが見込まれます。尚、20203月期3Q201912月末)の売上高は4,296百万円、経常利益は741百万円と、前年を上回る勢いでした。しかし、コロナ禍を経てどのように業績が推移するかは注意が必要です。

配当はこれまで無配でしたが、上場後は配当を出していく方針です。しかし具体的な数値は明示されていません。

公募株数

総数620,000株             (内、公募320,000株、売出300,000株)

OA分

93,000株

発行済み株数

2,900,000株

想定価格

1,560円(100株単位:16万円)

仮条件

1,850円~2,000円

初値予想

2,500円~3,500円

想定PER

約13倍

想定PBR

約3倍

配当利回り

なし

想定時価総額

45億円

今回の上場にあたっての吸収金額は11億円で、時価総額が45億円とマザーズ上場銘柄としては小ぶり案件です。時価総額と事業内容を鑑みると吸収額は大きめな印象です。

株主名

保有割合

ロックアップ

吉村 泰助

56.47%

90日間

エンパワーフィールド(株)

27.45%

90日間

(株)チョイズ

7.84%

90日間

松下 周平

3.92%

90日間

コパ・コーポレーション従業員持株会

2.35%

180日間

北田 陽士

0.39%

90日間

木原 祐貴

0.39%

90日間

後藤 伊奈波

 0.39

90日間

村山 祐介

 0.39

90日間

中島 章吾

 0.39

90日間

同社の株主構成ですが、創業者である吉村社長が筆頭株主で、同社株の約56%を保有しています。続いて続いて吉村社長関連の資産管理会社2社が35%を保有しており、同社の9割以上を吉村社長が有している模様です。その他は、取締役の松下氏を含め自社従業員が株式を有しており、ファンドや外部企業は株主に一切入っておりません。

今回の売出は吉村社長のみで、30万株の売出です。

公募によって4.5億円の資金調達を実施し、商品の仕入資金や広告宣伝費等の運転資金と借入金返済に充てる予定です。大株主には180日及び90日のロックアップ制限がかかっています。ファンド等がいないためエグジットリスクは大いに少ないです。

今回は公募が売出を少々上回る案件で、資金調達が大きい印象を受けます。商品仕入が必要となる事業であるため、その点理解はできるところでしょう。同業種の上場はないため注目は集めそうです。

どうやって&どこで新規上場銘柄を買えるの?

今回の「コパ・コーポレーション」の取り扱い証券会社を以下にまとめましたので参考にしてください。

 

 

割当率

株数

主幹事

野村證券

89.57%

638,600株

幹事

大和証券

4.35%

31,000株

SBI証券

2.61%

18,600株

三菱UFJモルガン・スタンレー証券

1.74%

12,400株

東海東京証券

0.87%

6,200株

マネックス証券

0.43%

3,100株

岡三にいがた証券

0.43%

3,100株

今回の主幹事は野村證券が主幹事を務めます。その他大和証券を含めた6社が幹事を務めます。

著者のまとめ

新型コロナウイルスによって多くのIPOが延期となっていましたが、久しぶりのIPOとなる案件です。実演販売士といった独自の事業モデルを続けてきた会社の上場ということから評価を受ける一方、資金調達が多い案件であるため、注視が必要でしょう。

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