【4448】Chatwork[チャットワーク]新規上場で気になる株価は!?

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2019924日に東証マザーズ市場へ上場する「Chatwork[チャットワーク]」について概要と期待度を見ていきたいと思います。

Chatwork[チャットワーク]の上場日は!?期待度は?

企業名

Chatwork[チャットワーク]

上場市場

東証マザーズ市場

銘柄コード

4448

事業内容

ビジネスチャットツール「Chatwork」の開発・提供、セキュリティソフトウェア「ESET」の代理販売

所在地

兵庫県神戸市

設立

2004年

従業員

100名

会社HP

https://corp.chatwork.com/ja/

監査法人

トーマツ

上場日

2019年9月24日(火)

主幹事

大和証券

BB期間

2019年9月5日(木)~2019年9月11日(水)

価格決定日

2019年9月12日(木)

購入申込期間

2019年9月13日(金)~2019年9月19日(木)

同社はビジネスコミュニケーションアプリ「Chatwork」を提供するIT会社です。

ここ数年、ビジネスの世界で利用者が増えているコミュニケーションアプリの中でも同社アプリは注目を集めています。

どんなことをしている会社なの?(会社のサービスを詳しく)

(参照:https://corp.chatwork.com/ja/services/

同社は2000年に現社長山本正喜氏の兄であり、同社元社長の山本敏行氏が個人事業として設立したEC studioが源流です。元々企業向けのホームページ集客支援を行う目的で設立し、2004年に法人化しました。

2006年よりESET社のセキュリティソフトの二次代理店としてセキュリティ事業を行っていましたが、2011年にビジネスチャット「Chatwork」をリリースし、以降Chatwork事業を主軸に運営を行っています。

Chatworkの特徴は、ビジネス上でスピーディーなコミュニケーションが取れるためのシンプルさと複数人で情報共有ができるという設計となっており、着実に利用者を伸ばしています。

基本は無料で利用できますが、機能を追加する場合、サブスクリプション型課金モデルで利用したい機能によって金額が変わってきます。無料利用に当たっては広告サービスを併用しながら有料利用者を伸ばしていく方針です。

尚、201812月末現在で利用企業数が203千社、ユーザー数は2,416千名となっています。法人のみならず、個人事業主やフリーランスの方も利用しており、着実に利用者を伸ばしています。

売上や成長性は?

 

2014年12月期

2015年12月期

2016年12月期

2017年12月期

2018年12月期

売上高(百万円)

591

559

695

968

1,302

経常利益(百万円)

△34

△367

△627

△230

△163

当期純利益(百万円)

△42

△368

△631

△233

△111

純資産額 (百万円)

80

4

873

640

529

BPS(円)

282,126

△1,976

△5,151

△32

△35

EPS(円)

△147,853

△2,498

△3,553

△6

△3

自己資本比率(%)

32.9

1.8

78.5

65.3

53.1

ROE(%)

配当性向(%)

業績は成長段階にあります。売上高は20173月期より右上がりに増収となってきています。しかし利益については5期連続赤字状態が続いています。優秀な人材の採用費やシステム開発等への投資が嵩んでいることが要因です。ただし201912月期第2四半期では既に売上高は853百万円、経常利益は57百万円の黒字となっています。配当は赤字状態のためこれまで無配で、当面内部留保を優先するため無配です。

公募株数

総数8,500,000株             (内、公募600,000株、売出7,900,000株)

OA分

1,275,000株

発行済み株数

36,600,000株

想定価格

1,605円(100株単位・16万円)

仮条件

1,440円~1,600円

初値予想

1,500円~1,800円

想定PER

約-倍

想定PBR

約42倍

配当利回り

なし

想定時価総額

587億円

今回の上場にあたっての吸収金額は156億円で、時価総額が587億円とマザーズIPOでは大きめな案件です。ビジネスの世界では直近上場したSansanの値動きに近い動きをしそうです。

株主名

保有割合

ロックアップ

(株)EC studioホールディングス

60.64%

90日間or1.5

ジャフコSV4共有投資事業有限責任組合

9.10%

90日間or1.5

GMO Venture Partners4 投資事業有限責任組合

5.46%

90日間or1.5

山口 勝幸

4.22%

90日間or1.5

山本 正喜

4.13%

90日間or1.5

新生企業投資(株)

2.94%

90日間or1.5

SMBCベンチャーキャピタル2号投資事業有限責任組合

2.00%

90日間or1.5

井上 直樹

1.40%

90日間or1.5

鈴木 陽三

1.06%

90日間or1.5

春日 重俊

0.81%

90日間or1.5

同社の大株主は山本社長の資産管理会社である「(株)EC studioホールディングス」で、同社株の60.6%を保有しています。またジャフコやGMOSMBC系のVCが出資しているなど、多方面から出資を受けています。

売出はEC studioホールディングスやVC4社で、790万株の売出です。大株主には90日および公募価格1.5倍のロックアップが掛かっております。

公募は8.8億円の資金調達で、同社サービスの営業およびマーケティング人材採用のための費用、広告宣伝費、サーバー拡張費等に充当する予定です。

公募株より売出株の方が圧倒的に多い、ファンドエグジットIPOです。時価総額が大きいため、初値高騰は見込みにくいです。

どうやって&どこで新規上場銘柄を買えるの?

今回の「Chatwork[チャットワーク]」の取り扱い証券会社を以下にまとめましたので参考にしてください。

 

 

割当率

株数

主幹事

大和証券

87.83%

8,585,000

幹事

みずほ証券

6.09%

595,000

SMBC日興証券

3.48%

340,000

SBI証券

0.87%

85,000

マネックス証券

0.87%

85,000

楽天証券

0.43%

42,500

松井証券

0.43%

42,500

今回の主幹事は大和証券が主幹事を務めます。その他みずほ証券を含めた6社が幹事を務めます。注目度は高いものの獲得しやすい公募株数です。

著者のまとめ

法人のみならずフリーランスの方々向けに着実にシェアを伸ばしているChatwork。話題の企業が上場してきます。しかし時価総額が大きく、現状赤字であるなど引き続き注意が必要な銘柄となりそうです。

ただし、初値がついてからは今後の成長性に期待を集める可能性があるため、注目しておきたい銘柄です。

Chatwork[チャットワーク]株価、PTS株価、ADR株価はこちら

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