【4493】サイバーセキュリティクラウド新規上場で気になる株価は!?

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2020326日に東証マザーズ市場へ上場する「サイバーセキュリティクラウド」について概要と期待度を見ていきたいと思います。

サイバーセキュリティクラウドの上場日は!?期待度は?

企業名

サイバーセキュリティクラウド

上場市場

東証マザーズ

銘柄コード

4493

事業内容

AI技術を活用したサイバーセキュリティサービスの開発・提供

所在地

東京都渋谷区

設立

2010年

従業員

31名

会社HP

https://www.cscloud.co.jp/

監査法人

三優

上場日

2020年3月26日(木)

主幹事

SBI証券

BB期間

2020年3月10日(火)~2020年3月16日(月)

価格決定日

2020年3月17日(火)

購入申込期間

2020年3月18日(水)~2020年3月24日(火)

同社はAIを活用したネットセキュリティサービスを提供する会社です。

インターネットセキュリティの保護が世界的に喫緊の課題となっており、AIを活用した高度なセキュリティ対策が強く求められています。今日の時勢にあった上場案件です。

どんなことをしている会社なの?

(参照:https://www.adish.co.jp/service/sg/

同社は2010年に創業した会社です。

同社はサイバーセキュリティ向けのサービスをクラウド型で提供しており、中でもWebアプリケーション向けのサイバー攻撃の検知・遮断・可視化ができるセキュリティサービス「攻撃遮断くん」は同社売上の9割以上を占めるサービスとなっています。

サイバーセキュリティにおいては、攻撃する側とサービス提供側との間で常にイタチごっこのようなやり取りが繰り広げられるなど、日々攻撃の形を変えて脅威にさらされている状況です。

同社の攻撃遮断くんはAIを活用し、リアルタイムでサーバー攻撃を可視化することができるため、サービス利用者にセキュリティエンジニアがいなかった場合でも自動で攻撃に対して対処してくれるものです。

実際これらのサービスを「ウェブアプリケーションファイアウォール(WAF)」と呼ばれており、様々な企業から提供されていますが、クラウド型WAFサービスにおいて同社の攻撃遮断くんが日本トップシェアとなっており、大手企業も複数導入しています。

攻撃遮断くんはサブスクリプションモデルを採用しているため、契約継続によって安定的な収益を獲得することができます。月次ベースの解約率は1.1%となっており、顧客数増加に伴い順調に業績が伸びていくモデルとなっています。

また、その他ではAWS(アマゾン・ウェブ・サービス)向けのWAFの提供を開始するなど引き続き業容拡大が見込めそうです。

売上や成長性は?

 

2015年6月期

2016年6月期

2016年12月期

2017年12月期

2018年12月期

売上高(百万円)

29

69

67

247

489

経常利益(百万円)

△27

△87

△40

△47

△28

当期純利益(百万円)

△27

△87

△40

△52

△28

純資産額 (百万円)

△39

△20

△59

84

56

BPS(円)

△22,705

△9,491

△28,110

38

25

EPS(円)

△16,385

△45,385

△19,342

△25

△12

自己資本比率(%)

△195.7

△37.7

△135.4

52.1

19.5

ROE(%)

配当性向(%)

業績は成長過程にあります。201612月期より決算期を変更したことから、単純比較することはできませんが、売上高は急拡大しています。一方で経常利益は先行投資のため赤字状態にあります。ただし、サブスクリプションモデルであるため今後、順調な業績推移が見込めます。尚、201912月期3Q20199月末)の売上高は579百万円、経常利益は122百万円と既に前年を上回っており、黒字化に成功しています。

配当はこれまで無配で、上場後も当面は内部留保確保のため無配が予定されています。

公募株数

総数70,000株             (内、公募70,000株、売出0株)

OA分

0株

発行済み株数

2,305,000株

想定価格

4,010円(100株単位:40万円)

仮条件

4,240円~4,500円

初値予想

7,000円~10,500円

想定PER

なし

想定PBR

約27倍

配当利回り

なし

想定時価総額

92億円

今回の上場にあたっての吸収金額は2.8億円で、時価総額が92億円と東証マザーズ上場銘柄としては中規模案件ですが、ビジネスモデルを含め非常に楽しみな会社です。初値高騰に期待です。

株主名

保有割合

ロックアップ

Vector Group International Limited

 16.48

90日間

(株)オークファン

 14.33

90日間

GMCM Venture Capital Partners I Inc

 13.21

90日間or1.5

西江 肇司

 9.38

90日間

武永 修一

 6.37

90日間

大野 暉(社長)

 5.21

180日間

海老根 智仁

 4.17

90日間

B Dash Fund 3号投資事業有限責任組合

 3.74

90日間or1.5

(株)AMBITION

 2.88

90日間

173(株)

 2.54

90日間

同社の株主構成ですが、上場会社でPR会社であるベクトルグループの香港法人が同社株の16%を保有する筆頭株主です。2位は同じく上場会社の㈱オークファンで14%を保有しています。3位にはベクトル社のCEOである西江肇司氏が個人で保有し、13%の保有比率です。大野社長を含め従業員および役員が株を保有しているものの、ファンドや事業会社を中心とした株主構成です。

今回は売出は行いません。

公募によって2.5億円の資金調達を実施し、開発体制と販売体制強化のための人材採用費に充てる予定です。大株主には180日および90日もしくは公募価格1.5倍のロックアップ制限がかかっています。一部のファンドには公募価格1.5倍の制限となるため、初値高騰時は動向を注意する必要があります。

今回は公募のみ資金調達案件で、事業拡大のための投資資金が目的となります。初値が楽しみな上場案件となりそうです。

どうやって&どこで新規上場銘柄を買えるの?

今回の「サイバーセキュリティクラウド」の取り扱い証券会社を以下にまとめましたので参考にしてください。

 

 

割当率

株数

主幹事

SBI証券

85.00%

59,500

幹事

大和証券

6.00%

4,200

みずほ証券

2.00%

1,400

SMBC日興証券

1.00%

700

あかつき証券

1.00%

700

岩井コスモ証券

1.00%

700

エース証券

1.00%

700

岡三証券

1.00%

700

香川証券

1.00%

700

楽天証券

1.00%

700

今回の主幹事はSBI証券が主幹事を務めます。その他大和証券を含めた9社が幹事を務めます。

著者のまとめ

2020年上場案件の中でも大きく成長しそうな上場案件です。初値高騰はもちろんのこと業績推移も期待できるため、積極的に投資していきたいところです。

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