【4051】GMOフィナンシャルゲート新規上場で気になる株価は!?

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2020715日に東証マザーズ市場へ上場する「GMOフィナンシャルゲート」について概要と期待度を見ていきたいと思います。

GMOフィナンシャルゲートの上場日は!?期待度は?

企業名

GMOフィナンシャルゲート

上場市場

東証マザーズ

銘柄コード

4051

事業内容

クレジットカード、デビットカード、電子マネー、ポイント等による対面型決済を行う決済端末の提供及び決済処理サービス

所在地

東京都渋谷区

設立

1999年

従業員

51名

会社HP

https://gmo-fg.com/

監査法人

トーマツ

上場日

2020年7月15日(水)

主幹事

大和証券

BB期間

2020年6月30日(火)~ 2020年7月6日(月)

価格決定日

2020年7月7日(火)

購入申込期間

2020年7月8日(水)~ 2020年7月13日(月)

同社はマルチ決済端末の提供やオンライン決済ビジネスを行う会社です。

親会社はGMOインターネット子会社で決済ビジネスを行う上場会社・GMOペイメントゲートウェイで、孫会社の上場となります。今日のオンライン決済の流れに沿ったビジネスモデルであり、上場後も期待した値動きが期待できる会社です。

どんなことをしている会社なの?

(参照:https://gmo-fg.com/

同社は1999年に設立された会社で、当時はデビットカード(J-Debit)の決済代行を行っていました。その後株主が変わり、2010年に現親会社のGMOペイメントゲートウェイによって買収され今日に至ります。

上場会社であるGMOペイメントゲートウェイは、主にEC決済代行を行っている会社ですが、同社はリアル店舗向けの決済代行を行い、「対面決済ビジネス」を行う会社ということで、同じ連結グループでも事業の棲み分けがなされています。

同社の事業領域は主に3つで、1つ目は「マルチ決済」ビジネスで、リアル店舗にてクレジットカード決済や電子マネー決済等を一つで完結できる決済端末の販売を行っています。端末の販売後は、決済におけるトランザクションフィー(決済手数料)を受領し、店舗に対して売上代金を支払う形を取っています。

2つ目は「組込型決済」ビジネスで、主に無人店舗や自動販売機向けに現金以外の決済端末の設置を行っています。

3つ目は「決済センター」ビジネスで、自社端末によって決済されたものを、決済サービス毎に基準や法令に合わせて対処しています。

同社は自社端末で利用できる決済サービスやその他ポイントサービスとの連携を積極的に行っており、提携等を通じて提携先の顧客への自社サービスの提供を促進してもらうインセンティブにつなげています。現在46社とアライアンスを結んでおり、引き続き連携を深めることで同ビジネスにおける雄になろうとしています。

 

2015年9月期

2016年9月期

2017年9月期

2018年9月期

2019年9月期

売上高(百万円)

406

713

1,051

1,617

2,379

経常利益(百万円)

48

85

93

169

227

当期純利益(百万円)

47

94

66

90

135

純資産額 (百万円)

260

2,501

2,567

2,674

3,044

BPS(円)

6,763

20,910

21,420

744

781

EPS(円)

1,656

2,045

551

25

38

自己資本比率(%)

38.4

67.5

62.9

64.3

57.5

ROE(%)

39

6.8

2.6

3.4

4.9

配当性向(%)

業績は順調に成長しています。売上高は5期連続増収増益で引き続き成長することが予想されます。尚、20209月期2Q20203月末)の売上高は2,051百万円、経常利益は335百万円と既に前期を上回る勢いで成長しています。

配当はこれまで無配で、上場後も内部留保を確保するため当面無配方針です。

公募株数

総数448,800株             (内、公募240,000株、売出208,800株)

OA分

67,300株

発行済み株数

3,835,170株

想定価格

2,420円(100株単位:24万円)

仮条件

2,420円~2,540円

初値予想

3,000円~5,000円

想定PER

約69倍

想定PBR

約3倍

配当利回り

なし

想定時価総額

93億円

今回の上場にあたっての吸収金額は12億円で、時価総額が93億円とマザーズ上場銘柄としては中規模寄り案件です。増収増益と業績を伸ばしてる点は評価できます。

株主名

保有割合

ロックアップ

GMOペイメントゲートウェイ㈱

60.39%

180日間

㈱ケイ・エム・シー

5.83%

90日間or1.5

三菱UFJキャピタル3号投資事業有限責任組合

5.63%

90日間or1.5

大和ベンチャー1号投資事業有限責任組合

4.92%

90日間or1.5

豊山 慶輔

4.18%

90日間or1.5

髙野

3.29%

180日間

SMBCベンチャーキャピタル1号投資事業有限責任組合

2.72%

90日間or1.5

みずほ成長支援投資事業有限責任組合

2.05%

90日間or1.5

SMBCベンチャーキャピタル3号投資事業有限責任組合

1.58%

90日間or1.5

倉田 秀喜

1.30%

180日間

同社の株主構成ですが、1位は親会社のGMOペイメントゲートウェイで、過半数超の60%の株式を有しています。2位以下は事業会社やVCを中心とした株主構成となっています。

今回の売出はVCを含めた8者で208,800株の売出を予定しています。

公募によって5.7億円の資金調達を実施し、システム投資への資金に充てる予定です。

大株主には180日もしくは90日及び公募価格1.5倍のロックアップ制限がかかっています。VCを中心に公募価格1.5倍のロックアップであるため、初値高騰後のエグジットリスクには注意が必要です。

今回は公募が売出をやや上回る資金調達案件で、上場によって知名度の向上と信用度の強化、システム投資資金の市場調達を行うことを目的としています。

どうやって&どこで新規上場銘柄を買えるの?

今回の「GMOフィナンシャルゲート」の取り扱い証券会社を以下にまとめましたので参考にしてください。

 

 

割当率

株数

主幹事

大和証券

87.02%

449,100株

幹事

SMBC日興証券

7.81%

40,300株

みずほ証券

2.60%

13,400株

いちよし証券

1.72%

8,900株

丸三証券

0.85%

4,400株

今回の主幹事は大和証券が主幹事を務めます。その他SMBC日興証券を含む4社が幹事を務めます。

著者のまとめ

複数のGMOグループ会社が上場していますが、今回もまた一社上場してきます。様々な電子決済サービスが増えている中、店頭で対応できない中小零細店舗が多く、購入における機会損失していると言われてきました。同社ソリューションによって導入が容易になり、国内外のお客様に合わせた決済サービスによって売り上げを獲得できる形になります。注目の一社となりますので上場後の値動きに注目したいです。

GMOフィナンシャルゲート株価、PTS株価、ADR株価はこちら

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