【7323】アイペット損害保険新規上場で気になる株価は!?

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2018年4月25日に東証マザーズ市場へ上場する「アイペット損害保険」について概要と期待度を見ていきたいと思います。

アイペット損害保険の上場日は!?期待度は?

企業名 アイペット損害保険
上場市場 東証マザーズ市場
銘柄コード 7323
事業内容 ペット保険事業
所在地 東京都港区
設立 2004年
従業員 356名
会社HP http://www.ipet-ins.com/
監査法人 新日本
上場日 2018年4月25日(水)
主幹事 大和証券
BB期間 2018年4月10日(火)~2018年4月16日(月)
価格決定日 2018年4月17日(火)
購入申込期間 2018年4月18日(水)~2018年4月23日(月)

同社はペット向けの保険を取り扱っている少額保険会社です。

家族のような存在として扱われることが多くなった犬や猫ですが、人間と同じく病気や怪我をしてしまった場合には公的な保険制度が存在しないため、飼い主の全額負担となってしまうことが一般的でした。

同社はこれらのニーズに応えるためのペット保険を世に送り出し、ペットの飼い主を大きくターゲットにしています。

新規上場によって市場からの資金調達の場を獲得することがメインの目的です。

どんなことをしている会社なの?

同社は2004年に創業し、創業よりペット共済事業を行ってきました。その後2006年に改正保険業法が施行されたことをきっかけに少額短期保険業者に移行していきました。

メイン商品は「ペット医療保険」と「ペット手術保険」の2種類を扱っています。動物病院と提携し、怪我等で通院する際には保険で賄うような仕組みを作り出しています。

ペットの飼い主にとって家族のような存在の犬や猫の万が一に備えたいというニーズに応える商品を生み出しており、シェアを伸ばしています。

種類によって金額は異なりますが、月額1,000円から4,000円くらいの間で保険が掛けられるため、意向に合わせた保険を選ぶことができるようになっています。

同社は2011年に上場会社であるドリームインキュベータ社の子会社となり、その後ファンドからの出資を受けながら拡大していきました。

近年は犬や猫以外にも、鳥やウサギ等にも保険をかけられるようになっているなど商品は多岐に渡ります。

売上や成長性は?

  2013年3月期 2014年3月期 2015年3月期 2016年3月期 2017年3月期
売上高(百万円) 4,287 5,102 6,364 8,128 10,071
経常利益(百万円) 391 443 △1,460 307 297
当期純利益(百万円) 305 344 △1,249 106 196
純資産額 (百万円) 2,973 3,318 2,069 2,674 2,886
BPS(円) 195 337 △177 569 615
EPS(円) 126 142 △515 44 42
自己資本比率(%) 57.7 54.4 39.2 38.3 35.3
ROE(%) 10.8 11 △46.4 4.5 7.1
配当性向(%)

同社の業績推移ですが、売上高は右肩上がりで伸びています。利益についてはこれからと言ったところでしょう。配当については内部留保を優先するため無配が予想されています。

公募株数 総数684,700株             (内、公募450,000株、売出234,700株)
OA分 102,700株
発行済み株数 5,147,467株
想定価格 2,600円(100株単位・26万円)
仮条件 未定
初値予想 3,000円~4,500円
想定PER 約68倍
想定PBR 約3倍
配当利回り なし
想定時価総額 133億円

今回の上場にあたっての吸収金額は20億円と中規模で、胃もたれ感の残りそうな規模です。初値割れを起こす可能性は少なそうです。

株主名 保有割合 ロックアップ
(株)ドリームインキュベータ 61.43% 90日間or1.5倍
みずほ証券プリンシパルインベストメント(株) 4.75% 90日間or1.5倍
YCP Holdings Limited 4.74% 90日間or1.5倍
(株)フォーカス 4.74% 90日間or1.5倍
双日(株) 4.74% 90日間or1.5倍
(株)ソウ・ツー 4.25% 90日間or1.5倍
アイペット損害保険従業員持株会 3.18% 90日間or1.5倍
山村 鉄平 1.04% 90日間or1.5倍
工藤 雄太 1.04% 90日間or1.5倍
田中 聡 1.04% 90日間or1.5倍

同社株は上場会社のドリームインキュベータが6割を有しており、その他ファンドが軒並み名を連ねています。

売出は大株主のみずほ証券プリンシパルインベストメントのみで234,700株となっています。売出によってみずほ証券プリンシパルインベストメントは保有株を全て売却することになります。

大株主には90日および公開価格1.5倍以上のロックアップ制限がかかっているため、高騰が起きない限りは値が崩れる可能性は少なそうです。

公募によって調達する11.7億円はシステム投資と拠点における移転費用等に充てられる予定です。

どうやって&どこで新規上場銘柄を買えるの?

今回の「アイペット損害保険」の取り扱い証券会社を以下にまとめましたので参考にしてください。

    割当率 株数
主幹事 大和証券 -% -株
幹事 SMBC日興証券 -% -株
マネックス証券 -% -株
岡三証券 -% -株
いちよし証券 -% -株
SBI証券 -% -株

今回は大和証券が主幹事です。それほど株数は多くないため高騰が狙えそうです。

著者のまとめ

ペットへの投資を惜しまない方が増えているため、今後もペット保険業界は拡大していくでしょう。そのため同社の期待度は増していくことが想定されます。

ファンドが多い案件ですが全力で申し込みに行きたいところです。

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