【7374】コンフィデンス新規上場の株価とPTS株価&ADR株価

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2021年6月28日に東証マザーズ市場へ上場する「コンフィデンス」について概要と期待度を見ていきたいと思います。

コンフィデンスの上場日は!?期待度は?

同社はゲーム・エンターテイメント業界向けに特化した人材派遣会社です。

人材派遣業の上場会社は多いものの、業種に特化しているなど特徴的な会社であり、上場後も期待を持てる会社のIPOであると言えます。

今回は同社の概要を通して事業の成長性等分析していきたいと思います。

企業名 コンフィデンス
上場市場 東証マザーズ市場
銘柄コード 7374
事業内容 ゲーム・エンターテイメント業界向け人材派遣・人材紹介・受託事業
所在地 東京都新宿区
設立 2014年
従業員 733名
会社HP https://confidence-inc.jp/
監査法人 あずさ
上場日 2021年6月28日(月)
主幹事 みずほ証券
BB期間 2021年6月10日(木)~ 2021年6月16日(水)
価格決定日 2021年6月17日(木)
購入申込期間 2021年6月18日(金)~ 2021年6月23日(水)

どんなことをしている会社なの?

(参照:https://confidence-inc.jp/)

同社は2014年にゲーム業界に特化したエンジニアリの人材派遣サービスを行うことを目的に設立した会社です。

多くの人材派遣会社がある中、同社は創業来ゲーム会社やエンターテイメント会社をターゲットに、優秀なクリエイターの派遣を手掛けてきました。

2021年3月時点で取引実績累計182社、クリエイターである自社社員820名を抱え、クライアントに合わせた人材派遣を行える体制となっています。その他、ゲーム業界向けの人材紹介や、クライアントにおけるゲーム開発・運営の受託を手掛けており、業界ではトップクラスの人材派遣業者となっています。

また、子会社ではメディア事業を手掛けており、女性向け情報サイト「Lovely」のほか、ゲーム業界に特化したクリエイターメディア「GAMEMO(ガメモ)」を運営しており、広告収入や提示した商品購入によるアフィリエイト収入を得るビジネスとなっています。

人材事業とメディア事業に関しては、引き続き成長見込みがあり、クリエイター人材確保が難しい中、上場によって知名度と信用度向上によるクリエイター確保に努める模様です。

  2016年3月期 2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期 2020年3月期
売上高(百万円) 188 512 1,141 2,005 2,604
経常利益(百万円) △15 104 79 132 332
当期純利益(百万円) △15 73 25 59 △283
純資産額 (百万円) 8 141 166 586 294
BPS(円) 12,891 78,270 92,110 131 60
EPS(円) △25,534 91,753 13,840 14 △66
自己資本比率(%) 9 53 41 41.4 23.9
ROE(%) △99.5 98.4 16.2 16.4 △69.4
配当性向(%)

業績は概ね順調に推移しています。売上高及び利益共には基本右肩上がりに成長しています。2019年3月期より連結決算となっていますが、いずれにせよ業績を伸ばしている状況です。

尚、2021年3月期3Q(2020年12月)の売上高は2,590百万円、経常利益は479百万円となっており、既に利益面では前期を上回っています。

配当はこれまで無配で、上場後も内部留保を確保を優先するため無配方針です。

公募株数 総数540,000株
(内、公募290,000株、売出250,000株)
OA分 81,000株
発行済み株数 4,560,000株
想定価格 1,720円(100株単位:17万円)
仮条件 1,680円 ~1,760円
初値予想 2,500円 ~4,000円
想定PER 約-倍
想定PBR 約11倍
配当利回り なし
想定時価総額 78億円

今回の上場にあたっての吸収金額は10.6億円で、時価総額が78.4億円と東証マザーズ上場銘柄としては中型案件です。足元の業績推移と業種柄注目を集めるIPOになりそうです。

株主名 保有割合 ロックアップ
(株)アミューズキャピタルインベストメント 34.81% 180日間
(株)アミューズキャピタル 17.67% 180日間
中山 隼雄 17.14% 180日間
SBI Ventures Two(株) 8.79% 90日間or1.5倍
木村 重晴 5.23% 180日間
澤岻 宣之 1.67% 180日間
吉川 拓朗 1.45% 180日間
中村 俊一 1.05%  
泉水 敬 1.05%  
鎌田 和彦 0.88% 継続保有

同社の株主構成ですが、セガの元社長である中山隼雄氏の資産管理会社「株式会社アミューズキャピタル」が筆頭株主で、投資子会社保有分を含めると同社株の52%を有しています。中山氏個人でも17%を有しており、上場前では3分の2を有するオーナーです。その他は、役員・従業員のほか、VCが大株主です。

今回の売出は、中山氏を含め計2者で、計250,000株の売出を行います。

今回は公募で4.5億円の資金調達を行い、調達資金は新規拠点の開設費用や事業拡大のための人材採用費・人件費、自社メディアに向けた初期投資に充てる予定です。

尚、大株主の大半には180日のロックアップがかかっていますが、VCには90日及び公募価格1.5倍のロックアップがかかっているため、初値高騰後のエグジットには注意が必要です。

今回は公募が売出をやや上回る資金調達案件です。事業柄人材採用に力を入れる必要があるため、必要な投資として評価を受けるでしょう。

どうやって&どこで新規上場銘柄を買えるの?

今回の「コンフィデンス」の取り扱い証券会社を以下にまとめましたので参考にしてください。

    割当率 株数
主幹事 みずほ証券 84.35% 523,800株
幹事 SBI証券 12.17% 75,600株
SMBC日興証券 0.87% 5,400株
松井証券 0.87% 5,400株
楽天証券 0.87% 5,400株
エース証券 0.87% 5,400株

今回の主幹事はみずほ証券が主幹事を務めます。その他をSBI証券含めた5社が幹事を務めます。

著者のまとめ

人材派遣ビジネスの中でも、ゲーム業界に特化しているなど特色の強い案件となります。初値高騰には大いに期待できそうです。上場後も動向には注目したいところです。

コンフィデンス株価、PTS株価、ADR株価はこちら

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