【3997】トレードワークス新規上場で気になる株価は!?

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20171129日に東証ジャスダックスタンダード市場へ上場する「トレードワークス」について概要と期待度を見ていきたいと思います。

トレードワークスの上場日は!?期待度は?どんな会社なの?

企業名

トレードワークス

上場市場

東証ジャスダックスタンダード市場

銘柄コード

3997

事業内容

証券システム開発事業、FXシステム開発事業およびセキュリティ診断事業

所在地

東京都千代田区

設立

1999

従業員

71

会社HP

http://www.tworks.co.jp/

監査法人

シドー

上場日

20171129日(水)

主幹事

岡三証券

BB期間

2017119日(木)~20171115日(水)

価格決定日

20171116日(木)

購入申込期間

20171120日(月)~20171124日(金)

同社は証券会社や金融情報サービス企業等に特化したシステム開発や運用を行っているシステムベンダーです。

特にネット証券の顧客向け取引システムやFXの取引システムの開発・運用・保守がメイン事業です。同社は東京証券取引所よりISV(取引所と接続し、売買注文や情報提供を行うソフトウェアの開発を認められたベンダー)認定されており、また相場操縦・作為的相場形成・インサイダー取引等の監視システムを提供しております。

金融取引においては迅速かつ確実で、なによりもセキュリティが万全でなければなりません。従って非常に高度なシステム構築能力を持った企業によるシステム開発が求められます。

同社はそのような需要に応えることができる独立系ベンダーとして金融業界では一際抜きん出ている企業です。

またセキュリティ面において不正侵入や不正操作の危険性について診断および通知をしてくれるシステムの開発を行っており、企業向けに提供しております。

どんなことをしている会社なの?

同社は1999年に証券システム開発を目的に創業し、以来証券システムの他FXシステム等の開発を手がけております。2004年に大阪証券取引所と東京工業品取引所(現・東京商品取引所)、2009年には東京証券取引所のISVIndependent Software Vendor)に認定され、金融市場からのお墨付きである証券システムを開発している企業であると言えましょう。

当初はパッケージソフト等でシステム提供をしておりましたが、現在はクラウド上で利用できるようSaaSへのシフトをしております。

同社の主な製品として投資家向けインターネット証券取引システム「Trade Agent」はネット証券の「カブドットコム証券」や「エイチエス証券」等の取引システムとして提供されております。

また証券会社の自己売買取引をサポートする高性能ディーリングシステム「Athena」はポジション管理や注文発注を始め、不正取引を未然に防ぐ機能を兼ね備えております。

証券会社が取引所に発注するためのシステムである証券取引所売買端末「Mars Web」の提供も行っております。

証券取引システムの他、不正取引を未然に防ぐために不公正取引をチェックする不公正取引監視システム「MTS」についても引き合いが高いシステムとなっています。

元子会社が運営していたFX専用取引システム「TRAdING STUDIO」の提供も行っています。

証券システム以外にもセキュリティ診断事業も行っており、不正利用等を未然に防ぐシステムの開発を行っております。

事業関係図は上記のようになっており、証券会社等の金融機関向けに営業を行っているといえましょう。

売上や成長性は?

同社は成長過渡期にあると想定できます。

売上については基本横ばいよりも少々高くなってきていますので、あとは利益のみとなっております。

ただし利益は年々上昇傾向にあり、今後の成長ストーリーも描きやすいでしょう。

売上の大半は証券システムの開発・運用等を行う証券システム事業となっています。

同社はシステム開発がメイン事業のため、システムの売上を次の新システム開発や既存システムの更新に充てています。従ってこれまで配当を出しておりません。上場後も基本は内部留保を優先するため「無配」を貫くと想定されます。

公募株数

総数210,000株           

(内、公募200,000株、売出10,000株)

OA

31,500

発行済み株数

1,020,000

想定価格

2,000円(100株単位・20万円)

仮条件

2,000円~2,200

初値予想

3,000円~5,500

想定PER

17

想定PBR

4

配当利回り

なし

想定時価総額

20.4億円

今回のIPOによって市場より吸収される金額が5億円ほどであり、非常に小さな上場となります。売出株が圧倒的に少ないため初値の暴騰が今からでも予想できます。

株主名

保有割合

ロックアップ

浅見 勝弘

42.19%

180日間

TW従業員持株会

14.35%

カブドットコム証券㈱

10.87%

180日間

市川 俊雄

6.52%

90日間or1.5

スペース・ソルバ㈱

5.98%

180日間

三木証券㈱

5.44%

180日間

日産証券㈱

3.26%

松葉 祐司

1.63%

90日間or1.5

中川 秀夫

1.09%

180日間

徳島 直哉

1.09%

同社株は創業者であり現社長である浅見氏4割の株式を有しており、その他従業員および取引のある証券会社が株主に名を連ねています。

多くの株主で180日ロックアップもしくは90or1.5倍ロックアップが掛かっているため大幅な初値が期待できると言えましょう。

売出は浅見社長が10,000株のみ応じており、今回のIPOが資金調達のために行われることが推測されるため、投資家からも前向きな評価をもらえるでしょう。

公募分で調達する約3.5億円の資金は、人件費、借入金返済、設備投資のために充当する予定です。

どうやって&どこで新規上場銘柄を買えるの?

今回の「トレードワークス」の取り扱い証券会社を以下にまとめましたので参考にしてください。

証券会社名

割当率

株数

主幹事

岡三証券

80.0%

168,000

幹事

三菱UFJモルガンスタンレー証券

5.00%

10,500

三木証券

4.00%

8,400

日産証券

3.00%

6,300

エイチ・エス証券

2.00%

4,200

SBI証券

2.00%

4,200

東洋証券

2.00%

4,200

岩井コスモ証券

1.00%

2,100

みずほ証券

1.00%

2,100

今回は中堅証券の岡三証券が主幹事を務め、8割の配分を受ける予定です。

その他ネット証券や地場証券が多いため、もしかしたら当選する確率が高いかもしれません。ただし株数は圧倒的に少ないため競争必至です。SBI証券であれば完全当選のため申し込む価値は高いと思います。

今後の情報はマネーボックスで確認することができます。新規上場銘柄の情報はここからチェックすることができトレードワークスの上場後11月29日以降はここ3997 トレードワークス)から日々の値動きを確認することができます。

無料の会員登録をすれば、銘柄をマイページに登録できるので検索する手間もはぶけますからおススメです!

これから株投資をスタートする方や、投資をする方の情報収集にも役立ちますね!

著者のまとめ

11月最後の上場銘柄となる同社ですが、証券システム開発という専門性の高いベンダーであることは非常に高騰する可能性が高いと言えましょう。

ハイテク銘柄が素直に買われている相場環境から踏まえると同社株が数倍になるのも時間の問題かもしれません。

時価総額から考えれば3倍程度は半年程度で見込める会社であると思いますのでたとえIPO当選に外れても場で買っていきたいものです。

本文中の画像参照先:https://ipochallenger.com/m/3997.pdf

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