2018年3月16日に東証マザーズ市場へ上場する「フェイスネットワーク」について概要と期待度を見ていきたいと思います。
フェイスネットワークの上場日は!?期待度は?
企業名 |
フェイスネットワーク |
上場市場 |
東証マザーズ市場 |
銘柄コード |
3489 |
事業内容 |
投資用不動産の企画・開発・建築請負・販売及び管理等 |
所在地 |
東京都渋谷区 |
設立 |
2001年 |
従業員 |
115名 |
会社HP |
http://faithnetwork.jp/ |
監査法人 |
新日本 |
上場日 |
2018年3月16日(金) |
主幹事 |
野村證券 |
BB期間 |
2018年2月28日(水)~2018年3月6日(火) |
価格決定日 |
2018年3月7日(水) |
購入申込期間 |
2018年3月8日(木)~2018年3月13日(火) |
同社は東京の「世田谷区」「目黒区」「渋谷区」を中心に投資用不動産を販売する不動産事業を行っている企業です。
東京の中でも自然の多い地域である上記の3区は「城南3区」と呼ばれており、人気の高い地域と言われています。同社はこの地域に特化した不動産開発を行っており、人気の高い投資用マンションを生み出しています。
どんなことをしている会社なの?
同社は2001年に不動産投資コンサルティング会社として創業し、2003年に投資用マンションの販売を開始しました。
東京都内でも人気な「世田谷・渋谷・目黒」の3エリアに特化した不動産開発を行い、不動産投資家を募っています。
同社は主に新築一棟マンションブランド「GranDuo」と中古一棟ビルリノベーション「GrandStory」の2ブランドを手がけてきました。
地域特化のため、比較的物件取得にアドバンテージを有している点は同社の強みであり、かつ設計から施工までをワンストップで行うため低コスト高品質な物件を提供できています。
女性にも人気なデザインマンションであるため、不動産投資家から踏まえれば旨みのある物件開発を行っています。
同社は世田谷信金出身で創業社長の蜂谷二郎氏によって創業され、前職から城南3区に強みを有していること言えます。
売上や成長性は?
|
2013年8月期 |
2014年8月期 |
2015年3月期 |
2016年3月期 |
2017年3月期 |
売上高(百万円) |
2,192 |
4,496 |
4,222 |
7,108 |
10,146 |
経常利益(百万円) |
66 |
160 |
425 |
449 |
1,034 |
当期純利益(百万円) |
40 |
101 |
278 |
303 |
707 |
純資産額 (百万円) |
74 |
175 |
463 |
747 |
1,459 |
BPS(円) |
99,555.00 |
235,838.00 |
4,629.00 |
187.00 |
365.00 |
EPS(円) |
53583 |
136,283.00 |
3,062.00 |
76 |
177 |
自己資本比率(%) |
3.7 |
6.5 |
12.1 |
11.5 |
15.1 |
ROE(%) |
73.6 |
81.3 |
87.3 |
50.1 |
64.1 |
配当性向(%) |
– |
– |
– |
– |
14.1 |
同社の業績推移ですが、売上高と利益共に右肩上がりとなっています。あくまで物件の開発に次第となりますが、堅調な業績を上げていくと想定されます。前期は1株につき25円の配当を出しており、内部留保を積み上げながら配当を出していく予定です。
公募株数 |
総数1,200,000株 |
OA分 |
180,000株 |
発行済み株数 |
4,800,000株 |
想定価格 |
1,340円(100株単位・14万円) |
仮条件 |
1,340円~1,400円 |
初値予想 |
1,800円~3,500円 |
想定PER |
約9倍 |
想定PBR |
約3倍 |
配当利回り |
1.5%程度 |
想定時価総額 |
64億円 |
今回の上場にあたっての吸収金額は18億円ほどと大きくはありません。直近は同業のIPOが上場後大幅な値上がりを見せていますので同社の初値も期待できそうです。
株主名 |
保有割合 |
ロックアップ |
(株)88 |
50.00% |
90日間 |
蜂谷二郎 |
30.00% |
90日間 |
小泉和弘 |
2.50% |
90日間 |
相澤篤 |
2.50% |
90日間 |
吉田俊雄 |
2.50% |
90日間 |
山元孝行 |
2.00% |
90日間 |
佐野宏江 |
1.50% |
90日間 |
石丸洋介 |
1.50% |
90日間 |
来住亮佑 |
1.00% |
90日間 |
硯華恵 |
1.00% |
90日間 |
同社株は創業社長の蜂屋社長及び蜂屋家の資産管理会社で約8割の株を持つオーナー企業です。今回の売出分は蜂谷社長が応じており、計40万株の売出となります。
また今回の新規発行によって調達する約10億円は、新規物件取得及び開発等に充てられる予定です。
どうやって&どこで新規上場銘柄を買えるの?
今回の「フェイスネットワーク」の取り扱い証券会社を以下にまとめましたので参考にしてください。
|
証券会社名 |
割当率 |
株数 |
主幹事 |
野村證券 |
90.00% |
1,080,000株 |
幹事 |
SMBC日興証券 |
2.00% |
24,000株 |
SBI証券 |
2.00% |
24,000株 |
|
みずほ証券 |
1.00% |
12,000株 |
|
岡三証券 |
1.00% |
12,000株 |
|
エース証券 |
1.00% |
12,000株 |
|
むさし証券 |
1.00% |
12,000株 |
|
藍澤證券 |
1.00% |
12,000株 |
|
マネックス証券 |
1.00% |
12,000株 |
今回は大手証券会社の野村證券が主幹事となっております。審査が厳しいと言われいる野村證券が主幹事ということで、同社上場の健全さが感じられます。
公募株がそこまで多くないため初値高等に期待できます。
著者のまとめ
2018年3月に上場が相次いでいますが、投資不動産事業を営む同社が上場してきます。直近同業のグローバルリンクマネジメントが上場してきましたが、大幅初値高騰を見せていましたので同社も期待できます。
投資用不動産が多くなっていると危惧される声はありますが、東京の「世田谷・渋谷・目黒」と言った人気が高く、付加価値が高いエリアに特化した同社のビジネスモデルは評価することができます。
流行り廃りはあるものの、マザーズ上場の小型株への人気は根強いものですので是非全力参加したいものです。
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