2018年3月23日に東証1部市場へ上場する「キュービーネットホールディングス」について概要と期待度を見ていきたいと思います。
キュービーネットホールディングスの上場日は!?期待度は?
企業名 | キュービーネットホールディングス |
上場市場 | 東証1部市場 |
銘柄コード | 6571 |
事業内容 | ヘアカット専門チェーン『QBハウス』等を運営するグループ会社を統括する持株会社 |
所在地 | 東京都渋谷区 |
設立 | 2014年 |
従業員 | 1724名 |
会社HP | http://www.qbnet.jp/ |
監査法人 | 新日本 |
上場日 | 2018年3月23日(金) |
主幹事 | 大和証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券 |
BB期間 | 2018年3月7日(水)~2018年3月13日(火) |
価格決定日 | 2018年3月14日(水) |
購入申込期間 | 2018年3月15日(木)~2018年3月20日(火) |
同社はヘアカット1,000円でおなじみの「QBハウス」を筆頭に運営する持株会社です。
国内・海外に店舗を有しており、年々知名度を高めている企業です。サービスを「選ぶ」時代において、時短でヘアカットが可能な同社のサービスは広く受け入れられています。
今回の上場は大株主のファンドのエグジット案件であり、パブリック化に向けた足がかりとなります。
どんなことをしている会社なの?
同社は1995年に東京都千代田区にて、多忙なサラリーマンの合間に手軽にヘアカットができるお店を目指し設立されました。その後投2006年に投資目的でオリックスが出資し、ジャフコ、そして現在のインテグラルと大株主の沿革があります。
同社の強みはサービス内容にあります。理容室や美容室が乱立している現代において、「カット」のみで10分で完了することができる仕組みを同社は作り出しました。
洗髪や髭剃り、カラーリングは一切せず、「カット」だけに特化することで、高い回転率を可能としています。
また店舗もカットする場所だけでいいので、大きなスペースが必要ありません。従って居抜き物件や商業施設、駅の一角にお店を構えることができることも特徴の一つです。
2017年現在。店舗数は664店舗を抱えており、そのうちの120店舗は海外店舗となっています。アジアと米国中心に拡大しています。また「QBハウス」ブランド以外に、カット&スタイリングに特化した「FaSS」ブランドも始めています。
今回は大株主のインテグラルの株式売却となりますが、上場会社になることで資金調達を市場から行うことができるため、益々の事業拡大が見込めます。
売上や成長性は?
2016年6月期 | 2017年6月期 | |
売上高(百万円) | 16,675 | 17,971 |
経常利益(百万円) | 1,417 | 1,503 |
当期純利益(百万円) | 566 | 1,023 |
純資産額 (百万円) | 6,271 | 7,434 |
BPS(円) | 523.00 | 620.00 |
EPS(円) | 47 | 85.00 |
自己資本比率(%) | 28.3 | 31.5 |
ROE(%) | 9.3 | 14.9 |
配当性向(%) | – | – |
同社の業績推移ですが、2016年度からのみとなりますが、右肩上がりに成長しています。配当については内部留保優先のためしばらくは出さない模様です。
公募株数 | 総数9,785,900株 (内、公募0株、売出9,785,900株) |
OA分 | 1,467,800株 |
発行済み株数 | 12,000,000株 |
想定価格 | 2,250円(100株単位・23万円) |
仮条件 | 2,000円~2,250円 |
初値予想 | 2,150円~2,700円 |
想定PER | 約26倍 |
想定PBR | 約4倍 |
配当利回り | なし |
想定時価総額 | 270億円 |
今回の上場にあたっての吸収金額は253億円大きく、通常は初値高騰が狙えない条件が揃っています。しかし同社の社会的知名度はすでに高いため、個人投資家への人気はたかそうです。
株主名 | 保有割合 | ロックアップ |
インテグラル2号投資事業有限責任組合 | 74.27% | 180日間 |
Integral Fund Ⅱ(A)L.P. | 8.21% | 180日間 |
インテグラル(株) | 4.34% | 180日間 |
北野 泰男(社長) | 3.93% | 180日間 |
入山 裕左 | 1.04% | 180日間 |
宮﨑 誠 | 0.79% | 180日間 |
松本 修 | 0.79% | 180日間 |
松尾 香織 | 0.17% | |
新見 哲也 | 0.09% | |
古谷 亮二 | 0.09% |
同社株は独立系投資ファンドのインテグラルが大株主第3位まで占めており、8割以上を有しています。
売出は大株主1位、2位の「インテグラル2号投資事業有限責任組合」、「Integral Fund Ⅱ(A)L.P.」が応じており、保有分の大多数を売却する予定です。
どうやって&どこで新規上場銘柄を買えるの?
今回の「キュービーネットホールディングス」の取り扱い証券会社を以下にまとめましたので参考にしてください。
証券会社名 | 割当率 | 株数 | |
主幹事 | 大和証券 | -% | -株 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | -% | -株 | |
幹事 | みずほ証券 | -% | -株 |
SMBC日興証券 | -% | -株 | |
東海東京証券 | -% | -株 | |
岡三証券 | -% | -株 | |
岩井コスモ証券 | -% | -株 | |
マネックス証券 | -% | -株 | |
SBI証券 | -% | -株 |
今回は大和証券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券の共同主幹事案件となります。株数が多いため当選確率は高いでしょう。
著者のまとめ
最近では駅やショッピングモールの一角で頻繁に見かけるようになった「QBハウス」は忙しくしているサラリーマンや学生に人気で、いつもお客様が並んでいるのを見かけます。
それほどに浸透してきた同社のビジネスモデルは海外でも通用して行くことが考えられます。
IPOとしては大型ですが、個人投資家中心に人気を集めそうです。
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