【7073】ジェイック新規上場で気になる株価は!?

[ スポンサードリンク ]

[ スポンサードリンク ]

20191029日に東証マザーズ市場へ上場する「ジェイック」について概要と期待度を見ていきたいと思います。

ジェイックの上場日は!?期待度は?

企業名

ジェイック

上場市場

東証マザーズ

銘柄コード

7073

事業内容

教育融合型人材紹介サービス『就職カレッジ』、『女子カレッジ』、『セカンドカレッジ』、『新卒カレッジ』を提供するカレッジ事業、『7つの習慣』をはじめとした教育研修サービスの提供

所在地

東京都千代田区

設立

1991年

従業員

196名

会社HP

http://www.jaic-g.com/

監査法人

EY新日本

上場日

2019年10月29日(火)

主幹事

SMBC日興証券

BB期間

2019年10月10日(木)~2019年10月17日(木)

価格決定日

2019年10月18日(金)

購入申込期間

2019年10月21日(月)~2019年10月25日(金)

同社は就職支援や企業内研修を提供する人材紹介サービス会社です。

人材サービス銘柄への期待が高まっている中、ニッチな就職支援サービスを展開しており期待が持てる銘柄の上場です。

どんなことをしている会社なの?

(参照:https://www.jaic-g.com/service/

同社は1991年に設立されました。主に従業員300名未満の中小企業に対して、就職を望む「就職ポテンシャル層」への教育を行った上で紹介するという「教育融合型人材紹介サービス」を提供しています。

大卒予定の就職活動生向けのビジネスが多い中、同社は第二新卒者やフリーター等の非正規雇用者、大学中退者など、就職活動に苦労したことがある人材を始め、地方の就職活動者や外国人留学生など、やや特殊事情をもった就職活動生をターゲットに、教育訓練を施した上で、採用難に悩んでいる中小企業に対して人材の提供を行います。

求職者にとって本来スタートとなる「採用」をゴールとしてビジネスを行っている人材紹介会社が多い中、紹介した求職者が入社に活躍できるよう教育を施すことで、求職者と企業側双方にプラスな影響を及ぼしており、年々評価を高めています。

同社が行う研修には、全世界でベストセラーとなったビジネス書「7つの習慣」や、元中学教員で顧問をした陸上部を日本一まで伸ばした実績のある原田隆史氏の「原田メソッド」等を活用したもので、各人がリーダーとしての人格高め、目標達成に向けたスキルを学ぶことができます。

現在は就職支援のみならず、企業の若手社会人向けへの研修事業も拡大しています。

売上や成長性は?

 

2015年1月期

2016年1月期

2017年1月期

2018年1月期

2019年1月期

売上高(百万円)

1,642

1,800

1,970

2,474

2,702

経常利益(百万円)

91

101

46

155

221

当期純利益(百万円)

35

57

△27

85

174

純資産額 (百万円)

202

230

177

240

408

BPS(円)

27,652

31,159

23,935

325

553

EPS(円)

4,735

7,697

△3,683

115

236

自己資本比率(%)

15.8

16.8

11.6

12.9

18.7

ROE(%)

17.4

26.2

38.2

53.4

配当性向(%)

84.5

52

25.3

業績は順調に成長しています。売上高は直近5期間で増収、利益面も直近期で最高益となっています。なお、20201月期の2Q20197月)時点で、売上高は1,622百万円、経常利益は241百万円で、前期を上回る勢いです。配当はこれまでも出しています。上場後も出していく方針で、単体の当期純利益の3割程度で出していく模様です。

公募株数

総数143,000株             (内、公募71,500株、売出71,500株)

OA分

21,400株

発行済み株数

905,500株

想定価格

4,610円(100株単位・46万円)

仮条件

4,610円~4,750円

初値予想

5,500円~7,000円

想定PER

約24倍

想定PBR

約6倍

配当利回り

約1.1%

想定時価総額

42億円

今回の上場にあたっての吸収金額は7.6億円で、時価総額が42億円です。マザーズIPO銘柄としては小ぶり案件です。人材採用難の中人材サービスを提供する会社の株価が好調であるため、同社の初値も期待できそうです。

株主名

保有割合

ロックアップ

(株)エンスー

59.15%

180日間

佐藤 剛志

20.76%

180日間

(株)ティーケーピー

3.35%

90日間or1.5

山本

2.51%

180日間

近藤 浩充

1.95%

180日間

知見寺 直樹

1.51%

180日間

尾崎 三昌

1.12%

180日間

ファイブアイズ・ネットワークス(株)

1.12%

180日間

古庄

0.84%

180日間

ジェイック従業員持株会

0.68%

180日間

同社の大株主は、佐藤社長の資産管理会社である㈱エンスーで同社株の59%を保有しています。佐藤社長個人で21%保有しているため、全体の8割を占めることになります。その他、上場会社のTKPが大株主として名を連ねる他、従業員および役員を中心に株式を保有しています。

今回の売出は佐藤社長のみで71,500株の売出です。

公募は2.9億円の資金調達で、地方拠点拡大のための人件費や販売促進費、広島支店および仙台支店の開設費用等に充当する予定です。

今回は売出と公募がほぼ同数となる案件です。オーバーアロットメントの分を踏まえると売出の方が多くなってしまいますが、売出は佐藤社長のみで、流動性確保のための売出と言えますので印象は悪くありません。

どうやって&どこで新規上場銘柄を買えるの?

今回の「ジェイック」の取り扱い証券会社を以下にまとめましたので参考にしてください。

 

 

割当率

株数

主幹事

SMBC日興証券

91.48%

150,400

幹事

SBI証券

2.55%

4,200

大和証券

2.55%

4,200

東洋証券

1.28%

2,100

楽天証券

0.85%

1,400

岩井コスモ証券

0.43%

700

岡三証券

0.43%

700

北洋証券

0.43%

700

今回の主幹事はSMBC日興証券が主幹事を務めます。その他SBI証券を含めた7社が幹事を務めます。

著者のまとめ

人材サービス銘柄に期待が集まる中、同社も同様に初値高騰が見込めそうです。採用に困っている中小企業向けに強みを持っているなど事業の拡大も見込めます。

業績面も好調に推移している点も評価できますので積極的な投資をしていきたいものです。

ジェイック株価、PTS株価、ADR株価はこちら

[ スポンサードリンク ]

[ スポンサードリンク ]