【9272】ブティックス新規上場で気になる株価は!?

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2018年4月3日に東証マザーズ市場へ上場する「ブティックス」について概要と期待度を見ていきたいと思います。

ブティックスの上場日は!?期待度は?

企業名 ブティックス
上場市場 東証マザーズ市場
銘柄コード 9272
事業内容 介護業界対象の商談型展示会の開催及び介護事業者等のM&A仲介サービス、eコマースを活用した介護用品の販売等
所在地 東京都品川区
設立 2006年
従業員 40名
会社HP http://btix.jp/
監査法人 PwC京都
上場日 2018年4月3日(火)
主幹事 野村證券
BB期間 2018年3月14日(水)~2018年3月20日(火)
価格決定日 2018年3月22日(木)
購入申込期間 2018年3月26日(月)~2018年3月29日(木)

同社は「介護サービス」に特化した介護用品販売や展示会を開催している企業です。

すでに日本は高齢化社会となっており、今後益々介護ビジネスの拡大が見込める点を商機としてビジネスを行っています。非常に社会性の高い事業を行っている企業であると言えます。IPOによる社会的信用度の向上と資金調達によって事業拡大を図る予定です。

どんなことをしている会社なの?

同社は2006年に現社長の新村祐三氏によって創業された会社で、創業以来介護用品のEC事業を行っていきました。

事業としては主に「BtoB」と「BtoC」の2つに分けられます。「BtoB」では介護事業者と介護用品メーカーとのマッチングの場として商談会「CareTEX」の開催や、介護事業者でのM&A仲介等を行っています。

また「BtoC」では一般消費者向けに介護用品のネット販売を行っています。運営する通販サイト「けあ太郎」では37,000点ほどの商品を扱うなど、業界でもトップクラスの商品数を揃えています。

また国内外の杖やシルバーカー、車イスのブランド商品を扱うなど他社との差別化を図っています。今の所は競合よりも優位性が高い同社ですが、今後のライバル進出によって競争が激化する可能性はあります。

ただし介護事業者同士のM&Aには後継者不足等の法人が多いため、潜在的な需要は多く残っていると言えます。

また展示会については、現状の関東や関西に加えて地方での開催も模索しており、全国的に同社の名前を売ることが出来つつある点は評価できるでしょう。

売上や成長性は?

  2013年3月期 2014年3月期 2015年3月期 2016年3月期 2017年3月期
売上高(百万円) 810 796 882 930 1,113
経常利益(百万円) △17 △19 48 31 67
当期純利益(百万円) △11 △12 32 20 48
純資産額 (百万円) 56 43 74 95 185
BPS(円) 38.00 29.00 51.00 65.00 87.00
EPS(円) △7 △8 22.00 14 26
自己資本比率(%) 33.4 22.6 25.4 22.4 35.9
ROE(%) 54.4 23.4 34.2
配当性向(%)

同社の業績推移ですが、目新しく成長しているとは言い難いです。売上高については多少の波がありながら上昇していますが、ECサイト間の価格競争の波に飲まれている点は否めません。また利益面については徐々に積み上がっている印象です。配当についても内部留保を優先するため無配が予想されています。

公募株数 総数414,000株             (内、公募200,000株、売出214,000株)
OA分 62,100株
発行済み株数 2,324,000株
想定価格 1,270円(100株単位・13万円)
仮条件 1,270円~1,350円
初値予想 1,500円~2,400円
想定PER 約62倍
想定PBR 約7倍
配当利回り なし
想定時価総額 30億円

今回の上場にあたっての吸収金額は6.5億円と小さいため、初値の高騰が狙えそうな案件です。ただし業界としては地味な業界ということもあり、初値3倍のような大幅な初値は狙いにくいと言えます。

株主名 保有割合 ロックアップ
新村 祐三 54.18% 90日間
天池 祥子 7.03% 90日間
新村 佐麻美 6.62% 90日間
速水 健史 4.14% 90日間
三輪 真理 2.73% 90日間
松尾 由美 2.48% 90日間
町田 美帆 2.07%  
天野 桂介 2.07% 90日間
城戸 沙絵子 1.90% 90日間
廣瀨 翔子 1.90% 90日間

同社は新村社長が5割の株を有しており、その他取締役や従業員を中心な株主構成になっています。売り抜けようとするファンドがいない点はIPO投資の観点で評価出来ます。

売出は新村社長を含めた12名による売出で、21.4万株を予定しています。

公募によって調達する約2.3億円はシステム投資や人材採用費、本社移転費用等に充てられる予定です。

どうやって&どこで新規上場銘柄を買えるの?

今回の「ブティックス」の取り扱い証券会社を以下にまとめましたので参考にしてください。

  証券会社名 割当率 株数
主幹事 野村證券 -% -株
幹事 SBI証券 -% -株
丸三証券 -% -株
SMBC日興証券 -% -株
藍澤證券 -% -株
マネックス証券 -% -株

今回は業界大手の野村證券が主幹事です。公募株数が少ないため当選は非常に難しいでしょう。野村證券が主幹事としている点からも高い評価をしていると言えます。

著者のまとめ

介護事業が社会的に求められている現代における同社のビジネスは評価されるべきところであると言えます。海外向けでの事業では無いため、経済状況に問わず拡大していきそうな感じが見受けられます。

IPO銘柄としてはピカピカ感が無いものの、潜在的な成長性を有した会社であるといえます。将来性をかけたIPO投資をしていきたいものです。

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