【3996】サインポスト新規上場で気になる株価は!?

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20171121日に東証マザーズ市場へ上場する「サインポスト」について概要と期待度を見ていきたいと思います。

サインポストの上場日は!?期待度は?どんな会社なの?

企業名

サインポスト

上場市場

東証マザーズ市場

銘柄コード

3996

事業内容

金融機関および公共機関向けのシステムコンサルティング事業、

先端IT技術提供事業、人工知能活用イノベーション事業

所在地

東京都中央区

設立

2007

従業員

87

会社HP

https://signpost1.com

監査法人

あずさ

上場日

20171121日(火)

主幹事

いちよし証券

BB期間

 2017年11月2日(木)~2017年11月9日(木)

価格決定日

20171110日(金)

購入申込期間

20171114日(火)~20171117日(金)

同社は金融機関や公共機関向けにシステム開発のコンサルティングやIT技術の提供を行っているITコンサルティング業です。

元々大手銀のシステム部に在籍しており、多数のシステム開発を行ってきた蒲原社長によって2007年に創業し、以来金融機関と公共機関向けに特化したシステム開発を行っており、企業のシステム部と二人三脚で必要なシステムの開発をしています。

近年は人工知能を活用したシステム開発を行っており、売上等にはまだ反映されていませんが、今後の成長が期待できる業種と言えましょう。

どんなことをしている会社なの?

同社の事業はシステムコンサルティングがメインとなっており、特に金融機関や公的機関向けに特化しています。

近年金融機関や公的機関においてもIT化は必須となっておりますが、セキュリティ面や利便性においては他の業種に比べても高い水準のシステム開発が求められます。

同社においては三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)のシステム部門で勘定システム等の開発を手がけてきた蒲原寧(かんばらやすし)氏が創業した企業であり、金融機関等での勤務経験があるシステムエンジニアを中心に雇用しているため、顧客目線のシステムコンサルティングが可能となっております。

事業は大きく分け3事業となっており、「コンサルティング事業」、「ソリューション事業」、「イノベーション事業」の3つからなっています。

まず「コンサルティング事業」は金融機関や公的機関のシステム部門に対してニーズのあるシステムの提供を行っています。元金融機関に在籍していた社員が多いため、あたかもクライアントの従業員の一員のように目線を合わせたコンサルティングを行える点は他社よりも優れている点です。

目線を合わせクライアントと会話し、ニーズを発掘した上で最適なシステムをオーダーメードで開発していくのが同社の特徴です。またこれまでの蓄積を社員教育に生かし企業価値を高めています。

「ソリューション事業」は「コンサルティング事業」で得られたニーズを通して、ベンチャー企業が有する先端技術を提供する事業となります。

例えばデータ処理速度を数倍にすることができる「パッチ処理高速化」技術の提供や、経済産業省が提唱する地方創生に向けた取り組みのため、地銀が中小企業に対して成長性の観点で融資をするために「事業性」を評価するためのシステムである「事業性評価サービス」のサービス提供など、現存と新規問わず顧客にソリューションを提供しています。

「イノベーション事業」は自社や他社と共同で「AI」を活用した技術開発に取り組んでいる事業です。

直近は電気通信大学との産学連携によって、AI技術のうち「ディープラーニング技術」を応用した自動レジ「ワンダーレジ」を開発しました。

レジに内蔵しているカメラを使って商品をAIが判断して精算金額を計算する形で、働き方改革と叫ばれている今日においては、レジの待ち時間の短縮や人手不足解消に繋がる製品の開発を手がけております。この部門は収益化まで時間が掛かりそうですが、これからの「IoT時代」には無くてはならない事業となっております。

売上や成長性は?

業績については着実な成長を見せております。

売上高と経常利益は年々と上昇しており、引き続き上昇が期待できます。また配当政策については内部留保を高めながらも配当を出していく方針で、前期の平成292月期決算では配当性向が19.9%でした。前期では1株あたり1000円の配当を出しており、平成297月末で100分割しているため1株につき10円の配当を出していたと仮定すると、想定価格の2200円に対する配当利回りは0.45%となります。

公募株数

総数310,000

(内、公募190,000株、売出120,000株)

OA

46,500

発行済み株数

2,436,000

想定価格

2,200円(100株単位・22万円)

仮条件

2,000円~2,200

初値予想

3,000円~4,500

想定PER

50

想定PBR

6.9

配当利回り

0.5%程度

想定時価総額

53.5億円

今回のIPOによって市場より吸収される金額が7.9億円ほどであり、比較的小さめの上場となります。人工知能事業を有しているため非常に高い初値が期待できます。

株主名

保有割合

ロックアップ

蒲原 寧

35.14%

90日間 or 1.5

道しるべ(株)

15.55%

90日間 or 1.5

奥井 裕介

12.95%

90日間 or 1.5

西島 康隆

4.44%

90日間 or 1.5

太田 道宏

3.89%

蓮沼 和彦

3.89%

90日間 or 1.5

武田 陽三

3.27%

在賀 良助

2.88%

90日間 or 1.5

小阪 健雄

2.53%

奥井 晧夫

1.56%

同社株は社長の蒲原氏と資産管理会社である「道しるべ(株)」で株式の過半数を持っていることになります。その他の大株主も同社従業員および役員が多数のため、90日間および公開価格1.5倍のロックアップ制限が掛かっています。従って初値高騰が非常に期待できそうです。

今回の公募株おける資金調達分約4億円は運転資金として活用する予定です。

どうやって&どこで新規上場銘柄を買えるの?

今回の「サインポスト」の取り扱い証券会社を以下にまとめましたので参考にしてください。

証券会社名

割当率

株数

主幹事

いちよし証券

75.0%

232,500

幹事

大和証券

7.00%

21,700

岡三証券

5.00%

15,500

SMBCフレンド証券

3.00%

9,300

マネックス証券

2%

6,200

東洋証券

2%

6,200

水戸証券

2%

6,200

エース証券

2%

6,200

極東証券

2%

6,200

今回は主幹事である中小IPO上場で強みを持ついちよし証券が75%の割当となっておりますので、いちよし証券に口座をお持ちの方は当選する確率は高いでしょう。

その他ネット証券が多くありますので、大和証券や岡三証券、マネックス証券での当選の可能性はあります。

しかしながら発行株数が少ないため人気化は必至です。

今後の情報はマネーボックスで確認することができます。新規上場銘柄の情報はここからチェックすることができサインポストの上場後11月21日以降はここ(3996 サインポスト)から日々の値動きを確認することができます。

無料の会員登録をすれば、銘柄をマイページに登録できるので検索する手間もはぶけますからおススメです!

これから株投資をスタートする方や、投資をする方の情報収集にも役立ちますね!

著者のまとめ

人気があまり高くないといわれているシステムコンサルティング企業の上場ですが、サイズ感とホットな人工知能を事業化している点から暴騰することが見込まれます。

期待以上に買われてしまう可能性もありますが収益もしっかりと伸びておりますし、取引相手が金融機関や公的機関などしっかりとしたクライアントを有している点は安心材料と言えましょう。

また地方創生が叫ばれている中、再編真っ只中の地方銀行向けの付加価値の高いサービスについても評価することができるでしょう。

11月上場銘柄の中でも一番人気であるサインポストの動向に目が離せません。

本文中の画像参照先:https://ipochallenger.com/m/3996.pdf

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