【9450】ファイバーゲート新規上場で気になる株価は!?

[ スポンサードリンク ]

[ スポンサードリンク ]

2018年3月23日に東証マザーズ市場へ上場する「ファイバーゲート」について概要と期待度を見ていきたいと思います。

ファイバーゲートの上場日は!?期待度は?

企業名 ファイバーゲート
上場市場 東証マザーズ市場
銘柄コード 9450
事業内容 集合住宅及び商業施設等でのWi-Fiサービスの提供
所在地 東京都港区
設立 2000年
従業員 122名
会社HP https://www.fibergate.co.jp/
監査法人 あずさ
上場日 2018年3月23日(金)
主幹事 SMBC日興証券
BB期間 2018年3月7日(水)~2018年3月13日(火)
価格決定日 2018年3月14日(水)
購入申込期間 2018年3月15日(木)~2018年3月20日(火)

 

同社はマンション向けWi-FiやフリーWi-Fiサービスを提供するサービス業です。

マンションオーナー向けの「レジデンスWi-Fi」と、公共施設・交通機関・商業施設等での「フリーWi-Fi」の2事業を展開している成長企業です。

IPOは「資金調達」がメインであり、今後の事業拡大に努めていく予定です。

どんなことをしている会社なの?

同社は2000年に宮城県仙台市にて国内・国際電話サービスの加入取次を目的として設立され、2003年に現社長の猪又氏が同社株全株を買い取り、北海道札幌市で現事業であるマンションおよびアパートでの通信サービス提供を開始しました。

現在はWi-Fiサービスに重きを置いており、レジデンス向けとフリー向けの2事業を展開してます。

レジデンスWi-Fiは、マンションやアパートオーナーに対して営業を行い、通信網を整備することによる入居者増加を喚起しています。実際に埋め込みのWi-Fiを提供することで、入居者が無料で利用することができ、定着率をあげることに寄与しています。

またフリーWi-Fiは観光地やホテル等にフリーWi-FIを設置することで、観光客へのサービスを提供することができることからシェアを伸ばしています。

現在は日本語・英語・中国語・韓国語の4ヶ国語に対応しており、外国人観光客のWi-Fiルーターのレンタルも行っています。

今後はストックビジネスとしてレジデンスWi-Fiを伸ばしつつ、CATV等の電気通信役務サービスのプライベートブランド化に努めていくようです。

売上や成長性は?

  2013年12月期 2014年12月期 2015年12月期 2016年6月期 2017年6月期
売上高(百万円) 1,201 1,375 1,465 1,023 2,787
経常利益(百万円) 41 90 63 55 335
当期純利益(百万円) 11 24 16 27 209
純資産額 (百万円) 143 152 168 201 413
BPS(円) 316,454.00 289,352.00 320,618.00 74.00 147.00
EPS(円) 22948 48,557.00 31,221.00 10 76
自己資本比率(%) 9.6 7.8 7.9 8.9 13.5
ROE(%) 8 15.9 10.2 14.5 68.2
配当性向(%)

同社の業績推移ですが、数年間横ばいでしたが、直近2年は大幅に拡大しています。配当はこれまでは出しておらず、上場後も基本は出さないと想定されます。

公募株数 総数1,002,000株             (内、公募486,600株、売出515,400株)
OA分 150,300株
発行済み株数 4,611,600株
想定価格 910円(100株単位・9万円)
仮条件 910円~1,050円
初値予想 1,475円~2,500円
想定PER 約21倍
想定PBR 約5倍
配当利回り なし
想定時価総額 42億円

今回の上場にあたっての吸収金額は10億円と小さいため、初値高騰が見込まれます。ただし事業としてはすでに「ビジョン」等が上場しているため、事業の目新しさはありません。

株主名 保有割合 ロックアップ
猪又 將哲  43.43% 180日間
(株)MIコーポレーション 29.06% 180日間
松本 泰三 11.27% 180日間
ほっかいどう地方創生投資事業有限責任組合 3.37% 90日間or1.5倍
大塚 和彦 2.21% 180日間
金子 尚 1.31%  
今川 茂範 1.17%  
野呂 公平 1.16%  
水野 克也 1.10% 180日間
濱渦 隆文 1.06%  

同社株は社長の猪又將哲氏と役員が議決権を有している資産管理会社で7割を超えます。今回はロックアップがかかっている、猪又社長、資産管理会社、大塚氏、水野氏の計4者が売出に参加し、515,400株を売り出します。

公募によって調達する約6億円は全額通信設備や業務効率向上のためのWi-Fiサービス用通信基盤管理システムに充てられる予定です。

どうやって&どこで新規上場銘柄を買えるの?

今回の「ファイバーゲート」の取り扱い証券会社を以下にまとめましたので参考にしてください。

  証券会社名 割当率 株数
主幹事 SMBC日興証券 95.0% 952,000株
幹事 上光証券 1.0% 10,000株
みずほ証券 1.0% 10,000株
SBI証券 1.0% 10,000株
東洋証券 1.0% 10,000株
岡三証券 1.0% 10,000株

今回は大手証券会社の中でも中小型IPOに強みをもつSMBC日興証券が主幹事となっております。また札幌の地場証券である上光証券も幹事会社に名を連ねています。株数は少ないことが想定されるため、獲得は難しいでしょう。

著者のまとめ

近年の賃貸マンションにて無料でWi-Fiを使えるところが増えている要因が同社のようなビジネスモデルを構築している企業が増えているというところでしょう。

日本はまだまだWi-Fiインフラが整備されておらず、同社の事業拡大の余地は大いにあると言えます。

札幌に本社を構える企業がこの度上場してくるため、地方創生銘柄としても注目したいものです。

【9450】ファイバーゲートの気になる株価はこちら
【9450】ファイバーゲートのPTS株価(夜間取引値)はこちら
【9450】ファイバーゲートのADR株価(米国取引値)はこちら

[ スポンサードリンク ]

[ スポンサードリンク ]