【9285】東京インフラ・エネルギー投資法人新規上場で気になる株価は!?

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2018年9月27日に東証REIT市場へ上場する「東京インフラ・エネルギー投資法人」について概要と期待度を見ていきたいと思います。

東京インフラ・エネルギー投資法人の上場日は!?期待度は?

企業名 東京インフラ・エネルギー投資法人
上場市場 東証インフラ市場
銘柄コード 9285
事業内容 再生可能エネルギー
所在地 東京都千代田区
設立 2017年
従業員 ー名
会社HP なし
監査法人 太陽
上場日 2018年9月27日(木)
主幹事 野村證券
BB期間 2018年9月10日(月)~2018年9月13日(木)
価格決定日 2018年9月14日(金)
購入申込期間 2018年9月18日(火)~2018年9月21日(金)

同社は2015年に開設されたインフラ市場5社目の上場銘柄です。

再生可能エネルギーへの投資に特化した運用を行い、当初は太陽光発電所を注視した運用を行っていきます。

再生可能エネルギーに対するニーズが高まる中、利回りをある程度獲得しやすいインフラファンドへの理解も高まっており、長期的な運用が可能なファンドと言えましょう。

どんなことをしている会社なの?

(参照:https://www.tokyo-infra.co.jp/)

同社は2017年に株式会社アドバンテック、東京インフラホールディングス株式会社、あいおいニッセイ同和損害保険、NECネッツエスアイの4社が共同で出資し設立されたREIT法人です。

日本における太陽光発電で47物件のスポンサーパイプラインを有するリニューアブル・ジャパンがスポンサーとして、インフラファンドを運営していきます。リニューアブル・ジャパンは東急不動産と資本業務提携を行っており、双方に太陽光発電のノウハウを共有し、再生可能エネルギー事業を行うことができる素地がすでに作られています。

既に8物件を取得しており、今回は新たに9物件を取得する予定です。保有する物件の売電価格は30円未満のものがなく、国策であるFIT制度に基づき今後10年少々は安定した売電収入を得られることが想定されます。

太陽光発電については九州地区が多い印象ですが、同法人の場合は全国にポートフォリオを有しており、地域分散における災害リスクに備えることができているのが特徴です。

売上や成長性は?

売上等の情報はありません。また配当政策はREITのため基本配当を出す予定です。配当額は未定です。決算は1月と7月末です。

公募株数 総数43,400株             (内、公募43,400株、売出0株)
OA分 2,170株
発行済み株数 44,700株
想定価格 100,000円(1株単位・10万円)
仮条件 97,000円~100,000円
初値予想 90,000円~105,000円
想定PER なし
想定PBR なし
配当利回り 未定
想定時価総額 45億円

今回の上場にあたっての吸収金額は46億円とインフラファンドIPOにしては小さい案件です。ただし直近で上場したインフラファンドの初値が約5%割れているという背景もありますので、同法人も初値割れは覚悟した方がよいでしょう。

区分 物件名 所在地 パネル出力(kW) 取得額(百万円) 買取価格(円/kWh)
太陽光発電所 一関市金沢太陽光発電所 岩手県一関市 7,920.00 3,950 36
伊勢市柏町西ノ野太陽光発電所 三重県伊勢市 1,990.00 705 32
東洋町メガソーラー発電所 高知県安芸郡東洋町 1,700.00 885 40
気仙沼市本吉町太陽光発電所 宮城県気仙沼市 1,000.00 390 36
松坂市飯高町太陽光発電所(南北) 三重県松坂市 1,500.00 605 36
佐田太陽光発電所 三重県度会郡玉城町 575.00 235 36
岡山高梁太陽光発電所 岡山県高梁市 500.00 765 40
津高野尾太陽光発電所 三重県津市 1,500.00 722 40

上場前時点で8物件を既に取得しており、売電収入は始まっています。九州エリアに物件は有しておらず、東北、近畿、中国・四国エリアに分散させている点が特徴です。

区分 物件名 所在地 パネル出力(kW) 取得額(百万円) 買取価格(円/kWh)
太陽光発電所 北斗市本町太陽光発電所 北海道北斗市 1,388.21 469 32
山元第一太陽光発電所 宮城県亘理郡山元町 2,411.28 1,050 36
神栖太陽光発電所 茨城県神栖市 1,166.88 463 36
亀山市白木町太陽光発電所 三重県亀山市 1,298.70 570 36
鈴鹿市住吉町A・B太陽光発電所 三重県鈴鹿市 A644.80
B823.68
596 32
山神太陽光発電所 三重県度会郡玉城町 627.30 131 36
豊田田籾太陽光発電所 愛知県豊田市 1,224.00 559 36
大分県宇佐市1号・2号太陽光発電所 大分県宇佐市 1号1798.08
2号1464.32
1,576 40
多気町野中太陽光発電所 三重県多気郡多気町 1,196.47 414 32

上場後取得する予定の9物件ですが、北海道から九州まで分散したポートフォリオが特徴です。FIT制度における売電価格は30円以下がないため、しばらく安定した売電収入が得られそうです。

今回は売出がありません。

公募によって調達する約27億円は、新規取得予定の9物件の取得に充てられます。

どうやって&どこで新規上場銘柄を買えるの?

今回の「東京インフラ・エネルギー投資法人」の取り扱い証券会社を以下にまとめましたので参考にしてください。

割当率 株数
主幹事 野村證券 80.95% 36,890口
幹事 SMBC日興証券 19.05% 8,680口

今回の主幹事は野村證券が務めます。その他SMBC日興証券が幹事会社となっており、獲得は容易な案件です。

著者のまとめ

初値に苦しんでいるインフラファンドですが、同法人についても同じ船出になる可能性が高いです。

ただし運用している物件の状況と安定した売電収入を獲得しやすい太陽光発電事業を中心としている点から、上場後の安定した配当収入が期待できそうです。

できる限り上場後の値動きを見ながら投資したいものです。

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