【9270】SOU新規上場で気になる株価は!?

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2018年3月22日に東証マザーズ市場へ上場する「SOU」について概要と期待度を見ていきたいと思います。

SOUの上場日は!?期待度は?

企業名 SOU
上場市場 東証マザーズ市場
銘柄コード 9270
事業内容 ブランド・貴金属・骨董品などの買い取りおよび販売
所在地 東京都港区
設立 2011年
従業員 399名
会社HP https://www.ai-sou.co.jp/
監査法人 トーマツ
上場日 2018年3月22日(木)
主幹事 SMBC日興証券
BB期間 2018年3月6日(火)~2018年3月12日(月)
価格決定日 2018年3月13日(火)
購入申込期間 2018年3月14日(水)~2018年3月19日(月)

同社はブランド品や骨董品、美術品の買取・販売を行う企業です。

個人が有しているブランド品や骨董品を同社が買い取り、業者向けに販売するというC to B to Bビジネスを行っています。買取は店舗やネットで「個人」から買取り、売却はオークション等で「主に同業者や個人」向けに売却して行きます。

同社は創業以来リサイクル事業を行っており、今回は業容拡大のための上場です。

どんなことをしている会社なの?

同社は2011年に大阪府大阪市にてブランド品・骨董品等の買取及び販売を目的として設立された企業です。事業構成は同社と連結子会社3社で成り立っています。

まず商品の仕入れは「店頭・宅配・出張」によって買取しています。「なんぼや」、「BRAND CONCIER(ブランドコンシェル)」、「古美術八光堂」の3ブランドによって個人からブランド品や貴金属、骨董品の買取を行っています。またLINEで査定できるサービスも展開しています。

仕入れた商品は、子会社の「STAR BUYERS LIMITED」にて国内外で開催するオークションにて卸売り販売されています。また個人向けには、関西国際空港にて「ZIPANG(ジパング)」や東京銀座の「ALLU(アリュー)」にて販売しています。

また2017年10月からは子会社が開発した資産管理アプリ「miney(マイニー)」にて、自身が持っているブランド品を登録することで、「時価の見える化」が可能となり、若い世代の潜在顧客の掘り起こしに努めています。

同社は元プロサッカー選手の嵜本晋輔社長が創業し、同社を拡大して行きました。今回は事業拡大のためのIPOです。

売上や成長性は?

  2012年11月期 2013年11月期 2015年8月期 2016年8月期 2017年8月期
売上高(百万円) 6,348 12,407 15,587 21,981 22,685
経常利益(百万円) 247 3,115 1,018 449 1,140
当期純利益(百万円) 142 1,755 715 68 571
純資産額 (百万円) 167 1,921 2,336 2,686 3,266
BPS(円) 1,666,387.00 1,921.00 2,336.00 483.00 584.00
EPS(円) 1417334 1,755.00 715.00 12 102
自己資本比率(%) 22.2 40.5 40.1 35.5 32.4
ROE(%) 148 168.1 33.6 2.7 19.2
配当性向(%) 17.1 20.01 20.01 20.15

同社の業績推移ですが、売上高は順調に伸ばしてきています。ただし利益については新サービスへの投資が先行しており低成長ですが、黒字を保っています。配当は出していく意向で、前期は1株17.6円の配当を出していました。

公募株数 総数1,476,600株             (内、公募449,100株、売出1,027,500株)
OA分 221,400株
発行済み株数 6,043,885株
想定価格 3,090円(100株単位・31万円)
仮条件 3,090円~3,300円
初値予想 3,500円~5,500円
想定PER 約32.7倍
想定PBR 約4.1倍
配当利回り 0.5%程度
想定時価総額 186億円

今回の上場にあたっての吸収金額は52億円と大きく、マザーズ上場銘柄としては大型となります。公募割れはなさそうですが公募価格が下限で決まった場合は公募割れのリスクがあります。

株主名 保有割合 ロックアップ
SFプロパティマネジメント合同会社 79.47% 180日間
嵜本 晃次 5.34% 180日間
嵜本 晋輔 3.56% 180日間
藤田 桂 1.05% 180日間
大園 俊英 0.79% 180日間
矢野 貴文 0.63%  
SOU従業員持株会 0.55%  
井元 信樹 0.30% 180日間
小島 宏計 0.30% 180日間
井原 幸昭 0.30% 180日間

同社株は嵜本社長を含めた資産管理会社が筆頭株主で、嵜本社長の兄が第2位となっています。を有しています。今回の売出分は筆頭株主の「SFプロパティマネジメント合同会社」と「嵜本晃次氏」の2者で計1,027,500株の売出となります。

公募によって調達する約13億円は設備投資やシステム投資、広告宣伝費に利用する予定です。

どうやって&どこで新規上場銘柄を買えるの?

今回の「SOU」の取り扱い証券会社を以下にまとめましたので参考にしてください。

  証券会社名 割当率 株数
主幹事 SMBC日興証券 -% -株
幹事 みずほ証券 -% -株
SBI証券 -% -株
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 -% -株
岩井コスモ証券 -% -株
岡三証券 -% -株
いちよし証券 -% -株

今回は大手証券会社の中でも中小型IPOに強みをもつSMBC日興証券が主幹事となっております。マザーズ銘柄としては当たりやすい部類に入りますので申し込む価値はあるでしょう。

著者のまとめ

業態としてはコメ兵など既上場銘柄もあるため、大きな人気が起きにくい銘柄であると言えます。一方でスマホアプリ等を活用した事業展開は、不動産業のインベスタークラウドのようなイノベーションを起こす銘柄として注目を集めそうです。

社長が元プロサッカー選手であるという話題性もある銘柄ですので、注目をして行きたいと思います。

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