【6579】ログリー新規上場で気になる株価は!?

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2018620 日に東証マザーズ市場へ上場する「ログリー」について概要と期待度を見ていきたいと思います。

ログリーの上場日は!?

 

企業名

ログリー

上場市場

東証マザーズ市場

銘柄コード

6579

事業内容

ネイティブ広告に特化したインターネット広告配信プラットフォーム「loglylift」のサービス提供

所在地

東京都渋谷区

設立

2006年

従業員

33名

会社HP

https://corp.logly.co.jp/

監査法人

新日本

上場日

2018年6月20日(水)

主幹事

SMBC日興証券

BB期間

2018年6月5日(火)~2018年6月11日(月)

価格決定日

2018年6月12日(火)

購入申込期間

2018年6月13日(水)~2018年6月18日(月)

同社は企業向けにネイティブ広告の配信するためのプラットフォームを提供している会社です。

インターネット上では様々な広告が掲載されていますが、急速に広告ニーズを発掘している配信方法がネイティブ広告であり、同社のシステムを導入しようとしているメディア・媒体が増加しています。

同社は業界の中でも実績を有しており、期待度が高い会社です。

どんなことをしている会社なの?

(参照:https://lift.logly.co.jp/technology

同社は2006年に栃木県で創業し、ネット上で顧客の好みにあった内容を提供するレコメンドサービスで成長していましたが、2012年より始めた「ネイティブ広告配信サービス事業」で業容の拡大を図っています。

ネイティブ広告とはネット広告配信方法の一つであり、「枠に画像や文字によって」配信するディスプレイ広告や「検索ワードに連動して表示する」リスティング広告の弱点を補った広告配信の仕方です。具体的にはリスティングのいい面を、サイト上の表示の邪魔をせずに広告を配信することを指します。

同社はネイティブ広告配信サービス「「logly lift」をメディア媒体向けに提供し、利用料を獲得しています。またレコメンドのノウハウ蓄積が多く、早くよりビッグデータ活用にも取り組んでいます。このノウハウは分析ツール「Loyalfarm」としても提供しており、サイトにどれだけの方が閲覧してきており、どのような内容に興味を持っていたかを確認できるというシステムも提供しています。

今後は海外向けに強化していき、ネイティブ広告配信におけるトップ企業を目指しています。

売上や成長性は?

 

 

20133月期

20143月期

20153月期

20163月期

20173月期

売上高(百万円)

55

82

198

406

912

経常利益(百万円)

2

33

45

58

50

当期純利益(百万円)

2

33

46

58

64

純資産額 (百万円)

30

118

84

386

449

BPS(円)

50,938

116,608

67,659

251

292

EPS(円)

4,169

47,164

42,962

40

41

自己資本比率(%)

66

83

62

73.5

66.5

ROE(%)

15.2

配当性向(%)

同社の業績推移ですが、右肩上がりに成長しています。売上高は5期連続で増収で、利益についてはシステム開発等にコストがかかっているものの、2016年度で黒字化に転換しました。配当政策は先行投資優先のため無配です。

公募株数

総数448,900株             (内、公募359,900株、売出89,000株)

OA分

67,300株

発行済み株数

1,898,900株

想定価格

1,680円(100株単位・17万円)

仮条件

1,680円~1,860円

初値予想

3,000円~5,500円

想定PER

約50倍

想定PBR

約3倍

配当利回り

なし

想定時価総額

32億円

今回の上場にあたっての吸収金額は9億円と非常に小さく、初値高騰が狙えます。また時価総額が32億円と小ぶりの為、大幅な初値をつける傾向の高い規模感です。

株主名

保有割合

ロックアップ

吉永 浩和

30.79%

180日間

岸本 雅久

17.98%

180日間

(株)VOYAGE GROUP

15.24%

90日間or1.5

アイティメディア(株)

5.36%

90日間or1.5

(株)VOYAGE VENTURES

5.24%

90日間or1.5

(株)シーエー・モバイル

5.18%

90日間or1.5

SMBCベンチャーキャピタル1号投資事業有限責任組合

3.66%

90日間or1.5

みずほ成長支援投資事業有限責任組合

3.05%

90日間or1.5

KDDI新規事業育成2号投資事業有限責任組合

2.44%

90日間or1.5

池永 彰文

2.29%

180日間

同社は社長の吉永浩和氏が約31%、現取締役で吉永社長の前職のカイカで執行役員を勤めていた岸本雅久氏が18%と同社の筆頭株主となっています。また提携先である上場会社VOYAGE GROUPが筆頭株主に名を連ねており、VCを含めて出資をしています。

売出は岸本氏やVOYAGE GROUPを含めた7人約8.9万株となっています。

公募によって調達する5.5億円は既存・新システムの開発費、オフィス拡大費用、人材採用等に充てられる予定です。

どうやって&どこで新規上場銘柄を買えるの?

今回の「ログリー」の取り扱い証券会社を以下にまとめましたので参考にしてください。

 

 

割当率

株数

主幹事

SMBC日興証券

368,600

89.0%

幹事

SBI証券

20,700

5.0%

みずほ証券

12,400

3.0%

岡三証券

4,100

1.0%

丸三証券

4,100

1.0%

極東証券

4,100

1.0%

今回は同社のメインバンクである三井住友系のSMBC日興証券が主幹事です。

株数が圧倒的に少ない為割当が難しいでしょう。

著者のまとめ

20186月はIPOラッシュとなっており、その中でも小ぶりの同社には注目が集まることでしょう。上場会社のVOYAGE GROUPが出資するなど持っているノウハウには目を見張るものがあるというところからも大いに期待したいものです。

株数は非常に少ない為当選には相当苦労する銘柄でしょう。

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