【1444】ニッソウ新規上場で気になる株価は!?

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2020330日に名証セントレックス市場へ上場する「ニッソウ」について概要と期待度を見ていきたいと思います。

ニッソウの上場日は!?期待度は?

企業名

ニッソウ

上場市場

名証セントレックス

銘柄コード

1444

事業内容

不動産物件のリフォーム工事

所在地

東京都世田谷区

設立

1988年

従業員

45名

会社HP

https://reform-nisso.co.jp/

監査法人

興亜

上場日

2020年3月30日(月)

主幹事

岡三証券

BB期間

2020年3月12日(木)~2020年3月18日(水)

価格決定日

2020年3月19日(木)

購入申込期間

2020年3月23日(月)~2020年3月26日(木)

同社は不動産物件のリフォーム工事を行う会社です。

首都圏を中心に回復工事や修繕工事をメインとしたリフォーム工事を専門とし、成長してきた会社です。20182月にTOKYO PRO Market市場に上場しておりましたが、今回はステップアップ上場となります。

どんなことをしている会社なの?

(参照:https://reform-nisso.co.jp/

同社は1987年に創業者で現代表取締役社長の前田浩氏が個人事業として始めたことをきっかけにスタートし、1988年に法人化しました。

創業来、「日本一の業績を誇る改装会社(リフォーム会社)」という決意を持ち、小工事でも取り扱うリフォーム工事会社として成長してきました。

顧客となるのが個人顧客ではなく、中小の不動産会社などの法人に特化しており、原状回復工事や修繕工事等を安定的に受注できる関係を構築しています。

特に原状工事は、賃貸物件の退去時には必須項目です。賃貸物件はいかに退去後の復帰を早くして次の借主に貸せるかが非常に重要であり、安定的にかつ迅速な対応をしてくれるリフォーム会社を不動産会社は求めています。

同社は首都圏を中心に500社程度の専門施工会社との外注施工体制を有しており、年間1万件以上の工事件数となっています。その実績から、1,700社ものの不動産会社と取引実績を有しており、経営理念の通り、日本一のリフォーム会社を目指した経営が成されています。

また、原状回復工事の他、リノベーション工事も手掛けており、大規模な工事によって既存の物件を新築に近いレベルまで回復させる工事も手掛けています。

空き家対策が求められる今日において、あるものを綺麗にするという考え方は理にかなっていることもあり、業界としても注目されている業種です。

売上や成長性は?

 

2015年7月期

2016年7月期

2017年7月期

2018年7月期

2019年7月期

売上高(百万円)

890

1,076

1,551

1,822

2,215

経常利益(百万円)

40

49

85

97

161

当期純利益(百万円)

29

37

60

68

113

純資産額 (百万円)

272

309

369

437

550

BPS(円)

679,557

771,829

922,674

1,092

1,375

EPS(円)

73,544

92,272

150,846

170

282

自己資本比率(%)

78.8

74.2

74.2

73.3

73.4

ROE(%)

11.4

12.7

17.8

16.8

22.8

配当性向(%)

業績は右肩上がりに成長しています。売上高・経常利益共に5期連続増収増益となっており、順調な工事受注を背景に引き続き伸びていくことが想定されます。尚、20207月期1Q201910月末)の売上高は652百万円、経常利益は59百万円と、進捗率では前年を上回る勢いで伸ばしています。

配当はこれまで無配で、上場後も当面は内部留保確保のため無配が予定されています。

公募株数

総数75,000株             (内、公募60,000株、売出15,000株)

OA分

11,200株

発行済み株数

400,000株

想定価格

3,750円(100株単位:38万円)

仮条件

3,400円~3,750円

初値予想

3,600円~4,500円

想定PER

約15倍

想定PBR

約2倍

配当利回り

なし

想定時価総額

15億円

今回の上場にあたっての吸収金額は3.2億円で、時価総額が15億円と小ぶり案件です。業種柄の人気度はそこまで高くないものの、割安銘柄で業績も好調であるため期待が持てそうです。

株主名

保有割合

ロックアップ

前田

86.45%

180日間

前田 供子

13.50%

180日間

(株)丸美

0.05%

180日間

同社の株主構成ですが、前田社長が同社株の86%を有しており、前田社長の配偶者が14%と株式の99%を前田家で保有している状況です。他、㈱丸美が一部株式を有している形です。

今回の売出は前田供子氏のみで15,000株の売出です。

公募によって2.0億円の資金調達を実施し、人材採用費や広告宣伝費、販売管理のためのシステム投資、営業エリア拡大費用に充てる予定です。大株主には180日のロックアップ制限がかかっています。既存株主が限られているためエグジットリスクほほぼありません。また上場後も前田社長が実質オーナー状態となるため、運営に関する変動は起きにくいでしょう。

今回は公募が売出を上回る資金調達案件で、事業拡大のための投資資金が目的となります。着実な業績推移であるため、上場後の値動きは比較的堅調に推移することが見込まれます。

どうやって&どこで新規上場銘柄を買えるの?

今回の「ニッソウ」の取り扱い証券会社を以下にまとめましたので参考にしてください。

 

 

割当率

株数

主幹事

岡三証券

91.53%

78,900

幹事

SBI証券

2.55%

2,200

むさし証券

1.74%

1,500

藍澤證券

1.74%

1,500

エイチ・エス証券

0.81%

700

エース証券

0.81%

700

水戸証券

0.81%

700

今回の主幹事は岡三証券が主幹事を務めます。その他SBI証券を含めた6社が幹事を務めます。

著者のまとめ

コロナウイルスの影響が世界的に起きており、人の流れがやや鈍くなっているという背景から、不動産退去に伴う原状回復工事の進捗に影響が出そうな事業環境です。しかしながら、ここまで堅実に業容を伸ばしてきた点からも同社への成長期待があると言えます。初値高騰は難しいと思われますが、上場後の値動き次第では投資妙味がある会社であると言えます。

ニッソウ株価、PTS株価、ADR株価はこちら

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