【6580】ライトアップ新規上場で気になる株価は!?

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2018622 日に東証マザーズ市場へ上場する「ライトアップ」について概要と期待度を見ていきたいと思います。

ライトアップの上場日は!?期待度は?

企業名

ライトアップ

上場市場

東証マザーズ市場

銘柄コード

6580

事業内容

コンサルティング・研修サービスの提供、ITツール等の商材の卸売、Webコンテンツ制作

所在地

東京都渋谷区

設立

2002年

従業員

78名

会社HP

https://www.writeup.jp/

監査法人

PwCあらた

上場日

2018年6月22日(金)

主幹事

SBI証券

BB期間

2018年6月6日(水)~2018年6月12日(火)

価格決定日

2018年6月13日(水)

購入申込期間

2018年6月15日(金)~2018年6月20日(水)

同社は中小企業向けのマーケティング支援およびITツールの提供を行うIT企業です。

上場会社や大企業の場合ITコンサル等の導入が進んでいますが、一方で中小企業では導入が進んでいない会社も多く、IT格差が広がっているのが現実です。同社はこれらの格差を狭めるために、中小企業に特化したITコンサル事業を専門としています。

競争の激しいIT業界ですが、他社に比べても中小企業に特化しているため、上場による注目度は高い会社でしょう。

どんなことをしている会社なの?

(参照:https://www.writeup.jp/service/

同社は2002年に、NTTからサイバーエージェントでの勤務を経験した現社長の白石崇氏よって創業した会社です。創業以来インターネットを中心とした「IT」を活用したビジネスモデルで経営しており、特に中小企業の経営者向けをターゲットにビジネスをしています。

同社のサービスは、IT企業が提供する「ITサービス」等を同社が仲介となって中小企業に提供するという共同ネットワークサービス「JDネット」と、経営課題を解決するためのエンジンが詰まっているwebサービス「Jエンジン」の2本柱で運営されており、1社ではコストが高くて取り組むことができないIT商材等を同社を経由して安価で利用できるというサービスを展開しています。

政府の補助金や公的支援制度の活用を案内するなど、中小企業経営者の右腕として業績向上に努めるノウハウの提供を行なっています。

売上や成長性は?

 

2013年3月期

2014年3月期

2015年3月期

2016年3月期

2017年3月期

売上高(百万円)

758

749

940

990

1,369

経常利益(百万円)

△21

△156

96

107

290

当期純利益(百万円)

△102

△156

57

83

192

純資産額 (百万円)

521

365

422

504

696

BPS(円)

58,270

40,794

47,168

188

260

EPS(円)

△11,403

△17,475

6,374

31

71

自己資本比率(%)

62

56.6

66

65.7

56.7

ROE(%)

△17.8

△35.3

15

17.9

31.9

配当性向(%)

同社の業績推移ですが、売上高、利益共には右肩上がりです。ただし利益については先行投資がメインとなるため、横ばいが予想されています。配当政策は成長優先のため無配を予定しています。

公募株数

総数710,000株             (内、公募150,000株、売出560,000株)

OA分

71,000株

発行済み株数

2,832,000株

想定価格

2,570円(100株単位・26万円)

仮条件

2,660円~2,820円

初値予想

3,500円~5,000円

想定PER

約38倍

想定PBR

約7倍

配当利回り

なし

想定時価総額

73億円

今回の上場にあたっての吸収金額は21億円と中規模で、大幅な初値高騰は見込みにくいサイズ感です。しかしIT業界の中でもコンサルビジネスに対する市場の期待感もあるため、上昇は狙えるでしょう。

株主名

保有割合

ロックアップ

白石 崇

50.32%

90日間

(株)オプトホールディングス

39.58%

90日間or1.5倍

ライトアップ従業員持株会

2.10%

 

SBIベンチャー企業成長支援3号投資事業有限責任組合

1.76%

90日間or1.5倍

SBIベンチャー企業成長支援4号投資事業有限責任組合

1.27%

90日間or1.5倍

三菱UFJキャピタル2号投資事業有限責任組合

1.11%

90日間or1.5倍

SBIアドバンスト・テクノロジー1号投資事業有限責任組合

0.97%

90日間or1.5倍

SBIベンチャー企業成長支援2号投資事業有限責任組合

0.90%

90日間or1.5倍

SBIベンチャー企業成長支援投資事業有限責任組合

0.63%

90日間or1.5倍

村越 亨

0.59%

90日間

同社は白石社長が50%を有する大株主で、提携先の上場会社「オプトHD」が40%ほどを有しています。その他VCが名を連ねているため上場後のVC売りには警戒が必要です。

売出は白石社長とオプトHD2者、56万株となっています。

公募によって調達する3.5億円はサービスへの投資と人材採用資金、本社移転費用等に充てられる予定です。

どうやって&どこで新規上場銘柄を買えるの?

今回の「ライトアップ」の取り扱い証券会社を以下にまとめましたので参考にしてください。

 

 

割当率

株数

主幹事

SBI証券

603,400株

85.0%

幹事

SMBC日興証券

35,500株

5.0%

藍澤證券

14,200株

2.0%

エース証券

14,200株

2.0%

水戸証券

14,200株

2.0%

岩井コスモ証券

10,700株

1.5%

東洋証券

7,100株

1.0%

松井証券

7,100株

1.0%

マネックス証券

3,600株

0.5%

今回はネット証券大手のSBI証券が主幹事を獲得しており、口座保有者であれば抽選で獲得できる可能性があります。

著者のまとめ

業種としては評価されやすいITコンサル業界で、中小企業向けをターゲットとしているため、ビジネスの裾野が広いと思われます。上場によって信用度が高まることで利用者が増加することも想定されます。

上場のサイズ感としては小さくないため、大幅な初値高騰は難しいかもしれませんが、長期的にも面白い企業でしょう。

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