【4389】プロパティデータバンク新規上場で気になる株価は!?

[ スポンサードリンク ]

[ スポンサードリンク ]

2018627日に東証マザーズ市場へ上場する「プロパティデータバンク」について概要と期待度を見ていきたいと思います。

プロパティデータバンクの上場日は!?期待度は?

企業名

プロパティデータバンク

上場市場

東証マザーズ市場

銘柄コード

4389

事業内容

不動産・施設等の運用管理に関するクラウドサービスの提供

所在地

東京都港区

設立

2000年

従業員

53名

会社HP

http://www.propertydbk.com/

監査法人

新日本

上場日

2018年6月27日(水)

主幹事

三菱UFJモルガン・スタンレー証券

BB期間

2018年6月11日(月)~2018年6月15日(金)

価格決定日

2018年6月18日(月)

購入申込期間

2018年6月19日(火)~2018年6月22日(金)

同社は不動産や施設の運用管理に特化したクラウドサービスを提供している企業です。

不動産において面倒な運営管理作業をクラウドサービスを通じて一元化し、運用管理の効率化に寄与する事業展開をしています。不動産業者だけに問わず、REIT運用会社やビルメンテナンス、不動産賃貸を行っている事業会社等幅広い顧客層に対応してできるビジネスモデルです。

直近話題のクラウド事業など人気化しそうな業種銘柄です。

どんなことをしている会社なの?

(参照:http://www.propertydbk.com/service/real_estate_management.html

同社は2000年に創業しました。元々大手ゼネコンの清水建設の社内実業家制度を活用し、現社長の板谷敏正氏が社長として創業されました。

創業以来不動産運用におけるASP事業を中心に経営してきましたが、2002年にデータセンターを稼働させ、クラウド事業を用いた管理サービスシステムを開発しました。こちらのサービスで多くの不動産賃貸における作業を一元化することができるようになっています。

現在利用数は法人800社、全国10数万棟となっており、日本生命や東京海上日動、ケネディクス等の上場会社や、国交省や国・自治体からの導入実績を有しており、経営の健全性が感じられます。

売上や成長性は?

 

2013年3月期

2014年3月期

2015年3月期

2016年3月期

2017年3月期

売上高(百万円)

1,007

1,123

1,032

1,131

1,082

経常利益(百万円)

115

146

91

172

141

当期純利益(百万円)

65

62

56

114

91

純資産額 (百万円)

618

680

736

850

941

BPS(円)

288,706

317,749

344,068

568

628

EPS(円)

30,336

29,043

26,319

76

60

自己資本比率(%)

68

73.0

73

73

75.7

ROE(%)

11

9.6

8

14.4

10.1

配当性向(%)

同社の業績推移ですが、売上高、利益共に横ばいです。上場によって知名度を伸ばすことで今後の成長の可能性は十分に秘めています。配当政策は成長戦略が中心のため無配を予定しています。。

公募株数

総数378,000株             (内、公募210,000株、売出168,000株)

OA分

56,700株

発行済み株数

1,886,500株

想定価格

1,660円(100株単位・17万円)

仮条件

1,660円~1,780円

初値予想

3,000円~4,500円

想定PER

約35倍

想定PBR

約3倍

配当利回り

なし

想定時価総額

31億円

今回の上場にあたっての吸収金額は7億円と小規模で、時価総額31億円と非常に小規模のため初値高騰が狙えそうです。業種柄もクラウド事業ということ注目されることが想定されます。

株主名

保有割合

ロックアップ

清水建設(株)

33.2%

180日間

(株)ケン・コーポレーション

17.2%

180日間

板谷 敏正

10.4%

180日間

高橋 秀樹

10.0%

180日間

投資事業組合オリックス6号

8.2%

90日間or1.5倍

SMBCベンチャーキャピタル1号投資事業有限責任組合

7.4%

90日間or1.5倍

日本ヒューレット・パッカード(株)

4.1%

180日間

日本生命保険相互会社

2.1%

180日間

大田 武

1.8%

180日間

武野 貞久

1.6%

180日間

同社は創業のきっかけを提供していた清水建設が33%の筆頭株主で、高級不動産を中心に取り扱う不動産会社ケン・コーポレーションが17%を有しています。板谷社長は10%を有しており、その他VCが数社入っています。

売出は清水建設とケン・コーポレーション、高橋副社長の3者で、16.8万株です。

公募によって調達する3億円は自社サービス更新に当たっての人材採用や新規サービス開発費用に充てられる予定です。

どうやって&どこで新規上場銘柄を買えるの?

今回の「プロパティデータバンク」の取り扱い証券会社を以下にまとめましたので参考にしてください。

 

 

株数

割当率

主幹事

三菱UFJモルガン・スタンレー証券

340,400

90.1%

幹事

みずほ証券

15,100

4.0%

SMBC日興証券

7,500

2.0%

SBI証券

7,500

2.0%

極東証券

7,500

2.0%

今回は三菱UFJモルガン・スタンレー証券が主幹事です。株数が少ないため獲得の確率は低いでしょう。

著者のまとめ

同社は不動産事業のクラウドサービスに特化しているため、不動産運用が活発な日本において同社サービスニーズが高まって行くことが想定されます。

業績については横ばいになっていますが、上場による信用度向上と官公庁向けにパイプを有している点は高く評価できます。

クラウドの時代がまさにきている現代においては一番キャッチーな業種であると言えます。IPO公募で取れなかったとしてもセカンダリー投資で投資をしていきたい思わされる会社です。2018IPO銘柄の中で上場が楽しみな1社になるでしょう。

[ スポンサードリンク ]

[ スポンサードリンク ]