【4074】ラキール新規上場の株価とPTS株価&ADR株価

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2021年7月16日に東証マザーズ市場へ上場する「ラキール」について概要と期待度を見ていきたいと思います。

ラキールの上場日は!?期待度は?

同社は医療機器の製造・販売を行う会社です。

クラウドサービスによるプラットフォーム提供を行う同社の上場となり、DX関連銘柄として注目を集めています。

今回は同社の概要を通して事業の成長性等分析していきたいと思います。

企業名 ラキール
上場市場 東証マザーズ市場
銘柄コード 4074
事業内容 企業向けシステムの開発・保守及びクラウド型アプリケーション開発・運用基盤「LaKeelDX」とその関連製品の開発・販売等
所在地 東京都港区
設立 2017年
従業員 472名
会社HP https://www.lakeel.com/ja/index.html
監査法人 太陽
上場日 2021年7月16日(金)
主幹事 野村證券
BB期間 2021年6月30日(水)~ 2021年7月6日(火)
価格決定日 2021年7月7日(水)
購入申込期間 2021年7月8日(木)~ 2021年7月13日(火)

どんなことをしている会社なの?

(参照:https://www.lakeel.com/ja/ourbusiness/product.html)

同社は2017年に設立された会社ですが、創業は2005年に遡ります。株式会社レジェンド・アプリケーションズという名でスタートした同社は、株式会社ワークスアプリケーションズの子会社を経て2017年にMBOによって独立し今日に至ります。

同社はLaKeel事業単一セグメントで運営されており、その上で「プロフェッショナルサービス」と「プロダクトサービス」の2つに区分されています。

LaKeel事業は、主に企業におけるシステム開発サービスとDXプラットフォームの提供を行なっています。

プロフェッショナルサービスでは、主に大手企業を中心に、基幹業務システムの刷新やクラウド移行支援を始めスクラッチ開発を手掛けています。こちらでは既存顧客向けのシステム開発及び保守を行う「リカーリング型」と新規顧客向けの開発を行う「フロー型」の2本柱で運営されていますが、既存顧客による売上割合が9割以上となっており、安定した顧客を獲得できています。

また、プロダクトサービスでは、同社開発のDXプラットフォーム「LaKeel DX」を提供しており、様々な機能を拡張できるためのプラットフォームを気軽に活用できることから、主に中小企業向けに利用者を増加させています。

LaKeel DXでは、活用によって生み出されたシステムを、他の利用者が転用できるようになっており、システム開発の短期化や効率化が図れることから注目を集めています。

  2017年12月期 2018年12月期 2019年12月期 2020年12月期
売上高(百万円) 3,718 5,666 5,331
経常利益(百万円) △48 144 182 243
当期純利益(百万円) △48 136 86 140
純資産額 (百万円) 512 800 909 1,130
BPS(円) 9,143 12,922 144 174
EPS(円) △857 2,415 14 22
自己資本比率(%) 32 31 31 29.7
ROE(%) 20.8 10.1 14
配当性向(%)

業績はまずまずといったところです。2017年3月期より現法人格となっているため、一概に比較できませんが、売上高は横ばいとなっており、利益については徐々に持ち上がっている状況です。

尚、2021年12月期1Q(2021年3月)の売上高は1275百万円、経常利益は47百万円となっています。

配当はこれまで無配で、上場後も内部留保の確保を優先するため当面無配予想です。

公募株数 総数1,260,000株
(内、公募840,000株、売出420,000株)
OA分 189,000株
発行済み株数 7,228,500株
想定価格 1,300円(100株単位:13万円)
仮条件 1,300円 ~1,400円
初値予想 1,800円 ~3,000円
想定PER 約67倍
想定PBR 約4倍
配当利回り なし
想定時価総額 94億円

今回の上場にあたっての吸収金額は19億円で、時価総額が94億円と東証マザーズ上場銘柄としては中型案件です。DX関連銘柄として初値への期待は高まっています。

株主名 保有割合 ロックアップ
久保 努 46.24% 90日間
KST有限責任事業組合 14.96% 90日間
ラキール従業員持株会 9.85% 180日間
合同会社シングル・マインド 5.44% 継続保有
平間 恒浩 5.34% 90日間
(株)Kコーポレーション 3.34% 90日間
西村 浩 2.62% 90日間
川上 嘉章 2.01% 90日間
雄谷 淳 1.75% 90日間
川西 幹 1.36%  

同社の株主構成ですが、同社創業者である久保社長が筆頭株主で、同社株の46%を有しています。資産管理会社の保有分を合わせると、同社株の49%を有しています。その他は役員・従業員のほか、MBO時の協力者によって設立された投資組合が保有しており、その他のVC等はいません。

今回の売出はKST有限責任事業組合のみで、計420,000株の売出です。

今回は公募で9.9億円の資金調達を行い、調達資金は自社製品の開発費や人材採用費、広告宣伝費や借入金返済に充てる予定です。

今回は公募が売出を上回る資金調達案件で、自社システムの増強に努めたい意向です。今後の成長に期待した買いが集まるでしょう。

どうやって&どこで新規上場銘柄を買えるの?

今回の「ラキール」の取り扱い証券会社を以下にまとめましたので参考にしてください。

    割当率 株数
主幹事 野村證券 86.96% 1,260,000株
幹事 SBI証券 4.35% 63,000株
楽天証券 2.61% 37,800株
SMBC日興証券 1.74% 25,200株
あかつき証券 1.74% 25,200株
東洋証券 0.87% 12,600株
岩井コスモ証券 0.87% 12,600株
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 0.43% 6,300株
丸三証券 0.43% 6,300株

今回の主幹事は野村證券が主幹事を務めます。その他をSBI証券含めた8社が幹事を務めます。

著者のまとめ

DX関連銘柄として注目が集まっています。同日上場もなく、初値高騰には期待できるでしょう。

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