【7687】ミクリード新規上場で気になる株価は!?

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2020316日に東証マザーズ市場へ上場する「ミクリード」について概要と期待度を見ていきたいと思います。

ミクリードの上場日は!?期待度は?

企業名

ミクリード

上場市場

東証マザーズ

銘柄コード

7687

事業内容

飲食店向け業務用食材などの企画・販売

所在地

東京都中央区

設立

2012年

従業員

15名

会社HP

https://corp.micreed.co.jp/

監査法人

太陽

上場日

2020年3月16日(月)

主幹事

みずほ証券

BB期間

2020年2月27日(木)~2020年3月4日(水)

価格決定日

2020年3月5日(木)

購入申込期間

2020年3月6日(金)~2020年3月11日(水)

同社は業務用食材の通販事業を行う会社です。

個人経営の飲食店を中心に食材のカタログ通販によって事業を拡大してきた会社の上場となります。人気化はしにくい卸売業の案件ですが内容を見ていきたいと思います。

どんなことをしている会社なの?

(参照:https://corp.micreed.co.jp/mailorder.html

同社は2012年に設立している会社ですが、元々は1995年に()ミスミ(現・㈱ミスミグループ本社)のフード事業としてスタートとしたことが事業の祖です。その後2007年に法人化を経て、酒類の宅配を行う㈱カクヤスに譲渡され、カクヤスグループの子会社として事業拡大を図って行きました。

同社は飲食店向けの食材通販を主事業としており、「食材仕入ミクリード」の名でカタログおよびWebでの注文を受け、食材の配達を行うというビジネスモデルです。

日本の飲食店の大半は個人経営の飲食店が多く、日々食材の仕入や仕込み、調理・提供などを全て経営者さんが担う必要があり、非常に高い負担を強いられています。

同社はその中で「仕入」という面をサポートすることで、飲食店のニーズに応えるビジネスで事業拡大を行ってきました。

販売体制は36524時間体制で注文を受け付けており、毎日全国配送ができる体制を整えています。

同社はカクヤスグループの親会社であるSKYグループホールディングスの子会社であり、飲食店に強いコネクションをもっているカクヤスグループのノウハウを活用して事業拡大をしてきました。

子会社後に大手食品商社の国分グループ本社とトーホーとの業務資本提携を行うことで、強固な事業基盤を構築してきました。

売上や成長性は?

 

2015年3月期

2016年3月期

2017年3月期

2018年3月期

2019年3月期

売上高(百万円)

3,298

3,682

3,928

4,038

4,061

経常利益(百万円)

176

222

237

107

142

当期純利益(百万円)

101

138

141

35

110

純資産額 (百万円)

607

675

726

740

838

BPS(円)

6,068,127

6,751,496

72,630

370

419

EPS(円)

1,010,848

1,383,668

14,145

17

55

自己資本比率(%)

57

57

57.2

57.9

60.9

ROE(%)

17.7

21.6

20.2

4.8

14

配当性向(%)

60

60

41.9

25.6

20

業績ですがまずまずな動きです。売上高は5期連続増収で、経常利益は2期前に大幅減益となったものの、その後回復傾向にあります。尚、20203月期3Q201912月末)売上高は3,181百万円、経常利益は170百万円で、前期よりは強い業績を上げそうな勢いです。

配当はこれまで出しており、前期は配当性向20%122.08円配当でした。上場後も引き続き配当を出す方針ですが、内部留保の拡充を優先するため配当性向は未定です。

公募株数

総数932,000株             (内、公募50,000株、売出882,000株)

OA分

139,800株

発行済み株数

2,050,000株

想定価格

890円(100株単位:9万円)

仮条件

790円~890円

初値予想

850円~900円

想定PER

約17倍

想定PBR

約2倍

配当利回り

1.2%

想定時価総額

18億円

今回の上場にあたっての吸収金額は10億円で、時価総額が18億円とマザーズ上場としては小ぶりながらも、吸収額が大きい印象で初値高騰は難しいと思われます。

株主名

保有割合

ロックアップ

(株)SKYグループホールディングス

47.22%

180日間

国分グループ本社(株)

36.11%

180日間

(株)トーホー

9.26%

180日間

片山 礼子

3.47%

継続保有

石井 文範

1.85%

継続保有

長島 忠則

0.23%

継続保有

青木 秀治

0.23%

継続保有

源川 史仁

0.23%

継続保有

西口 昌伸

0.23%

継続保有

片山

0.23%

継続保有

同社の大株主は、親会社である「㈱SKYグループホールディングス」で、同社株の47%を保有しています。2位は資本業務提携を行った「㈱国分グループ本社」で36%3位は「㈱トーホー」が9%で、3社で90%以上を有する形です。その他は従業員および役員が保有しています。

今回の売出は㈱SKYグループホールディングスと㈱国分グループ本社で、882,000株の売出です。

公募によって0.4億円の資金調達を実施し、自社のECサイト開発および人材採用費に充てる予定です。大株主には180日のロックアップ制限もしくは継続保有の条件がかかっているため、エグジットリスクは低いでしょう。

今回は売出が公募を上回るエグジット案件で、SKYグループホールディングスと国分グループ本社のエグジットが目的の上場となります。市場の成長性が飽和状態にあるため、高い評価はなされないと思われます。

どうやって&どこで新規上場銘柄を買えるの?

今回の「ミクリード」の取り扱い証券会社を以下にまとめましたので参考にしてください。

 

 

割当率

株数

主幹事

みずほ証券

91.32%

978,800

幹事

大和証券

1.74%

18,600

三菱UFJモルガン・スタンレー証券

1.74%

18,600

SBI証券

1.74%

18,600

マネックス証券

1.74%

18,600

岡三証券

0.87%

9,300

エース証券

0.87%

9,300

今回の主幹事はみずほ証券が主幹事を務めます。その他大和証券を含めた6社が幹事を務めます。

著者のまとめ

コロナウイルスに関連した市場環境の悪化から、逆風を受けた形での上場となります。事業柄強い評価はされにくく、コロナウイルス関連で多くの飲食店で閑古鳥が鳴く状態が続くという悪条件下にさらされています。初値はあまり期待できません。

ミクリード株価、PTS株価、ADR株価はこちら

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