2018年7月25日に東証マザーズ市場へ上場する「GA technologies」について概要と期待度を見ていきたいと思います。
GA technologiesの上場日は!?期待度は?
企業名 |
GA technologies |
上場市場 |
東証マザーズ市場 |
銘柄コード |
3491 |
事業内容 |
中古不動産流通プラットフォーム『リノシー』の開発・運営、プラットフォームを通じた中古不動産の売買仲介およびリノベーションの企画・設計・施行 |
所在地 |
東京都渋谷区 |
設立 |
2013年 |
従業員 |
164名 |
会社HP |
https://www.ga-tech.co.jp/ |
監査法人 |
新日本 |
上場日 |
2018年7月25日(水) |
主幹事 |
SBI証券 |
BB期間 |
2018年7月6日(金)~2018年7月12日(木) |
価格決定日 |
2018年7月13日(金) |
購入申込期間 |
2018年7月18日(水)~2018年7月23日(月) |
同社は中古不動産物件情報のプラットホームを開発・運営する企業です。
同社はワンストップ型中古不動産流通プラットフォームである「Renosy(リノシー)」によって、中古不動産のマッチングや情報共有をワンストップで行えるという不動産オーナーと業者をつなぐ機能を有しています。
急激に成長している企業です。。
どんなことをしている会社なの?
(参照:https://www.renosy.com/)
同社は2013年に現社長の樋口龍氏によって設立されました。元々樋口社長はプロサッカー選手を目指し、Jリーグのジェフユナイテッド市原の育成選手として世界を目指していましたが、23歳の時に断念し起業を目指したという経緯があります。
その中でもITを使うこと、規模が大きいのにテクノロジーが行き届いていない「不動産業界」に目をつけ、情報の格差の大きさを埋めるべく中古不動産市場を対象とした「リーテック(不動産テック)」サービスを行うべく2013年に起業しました。
業者と消費者との情報格差を埋めるために「Renosy」をリリースし、お家探しから資産運用、購入後の管理までを一括管理が」できるようになっています。現在は首都圏のみのサービスですが、上場時には19881人まで利用者を増やしています。
その他AIを有効活用したマッチングシステムや、顧客管理システム、仕入れ業務支援システムなどを自前で開発し、効率的なマッチングにつなげています。
また不動産投資を行なっているオーナー向けに不動産投資情報や物件管理、収支管理システムをワンアプリで利用できる「Renosy Insight(リノシーインサイト)」もリリースしています。
上場を機に企業成長を助長させる予定です。
売上や成長性は?
|
2013年10月期 |
2014年10月期 |
2015年10月期 |
2016年10月期 |
2017年10月期 |
売上高(百万円) |
179 |
704 |
3,187 |
5,374 |
9,558 |
経常利益(百万円) |
60 |
41 |
104 |
△102 |
336 |
当期純利益(百万円) |
34 |
27 |
43 |
△133 |
259 |
純資産額 (百万円) |
44 |
71 |
64 |
15 |
337 |
BPS(円) |
219,523 |
355,014 |
357 |
5 |
97 |
EPS(円) |
169,523 |
135,492 |
221 |
△41 |
77 |
自己資本比率(%) |
51 |
49.2 |
22 |
2.1 |
33.6 |
ROE(%) |
126 |
47.2 |
64 |
– |
147.6 |
配当性向(%) |
– |
– |
– |
– |
– |
同社の業績は急成長中です。売上高は4期連続増収で、今期も増収見込みです。一方利益はシステム開発等にコストがかかっているものの、赤字幅が少なく優れた事業を行なっていると言えます。また配当政策は拡大重視のため無配を予定しています。
公募株数 |
総数600,000株 (内、公募600,000株、売出0株) |
OA分 |
0株 |
発行済み株数 |
4,251,380株 |
想定価格 |
2,130円(100株単位・21万円) |
仮条件 |
未定 |
初値予想 |
3,000円~5,000円 |
想定PER |
約35倍 |
想定PBR |
約6倍 |
配当利回り |
なし |
想定時価総額 |
91億円 |
今回の上場にあたっての吸収金額は13億円と中規模です。時価総額が91億円とマザーズ銘柄としては大きめの上場となりますが、業種として評価を受けやすいため初値高騰が見込めます。
株主名 |
保有割合 |
ロックアップ |
樋口 龍 |
40.0% |
180日間 |
合同会社GGA |
19.6% |
180日間 |
(株)GA technologies |
13.5% |
|
(株)TATERU |
7.1% |
180日間 |
清水 雅史 |
3.9% |
180日間 |
佐野 比呂之 |
3.2% |
|
樋口 大 |
2.9% |
|
久夛良木 健 |
2.7% |
|
NTTインベストメント・パートナーズファンド投資事業組合 |
2.2% |
|
(株)チェンジ |
1.3% |
|
同社の大株主は樋口社長が筆頭株主です。他上場会社のTATERUと行った不動産業界にイノベーションを起こそうとしている企業からの支援を受けています。また同社にはプレイステーションの産みの親である元ソニー副社長であった久夛良木健氏を社外取締役に入れるなど、新興企業としては贅沢な布陣を構築しています。
今回売出はなく100%公募です。
公募によって調達する11.7億円は新規事業の不動産クラウドファンディング事業への投資、Renosy事業拡大のための人材採用費、広告宣伝費等に充てられる予定です
どうやって&どこで新規上場銘柄を買えるの?
今回の「GA technologies」の取り扱い証券会社を以下にまとめましたので参考にしてください。
|
|
株数 |
割当率 |
主幹事 |
SBI証券 |
-株 |
-% |
幹事 |
大和証券 |
-株 |
-% |
みずほ証券 |
-株 |
-% |
|
SMBC日興証券 |
-株 |
-% |
|
岡三証券 |
-株 |
-% |
|
東海東京証券 |
-株 |
-% |
|
藍澤證券 |
-株 |
-% |
|
岩井コスモ証券 |
-株 |
-% |
今回はネット証券のSBI証券が主幹事です。抽選での当選確率がありますので申し込む価値があります。
著者のまとめ
不動産業界ではITを活用する動きが起きており、特に同社のビジネスであるリーテック事業は海外では主流となっているため、日本でも更に普及してくることが想定されます。
勢いがあるTATERUからの出資を受けている点からも、中長期的にも大化けする可能性の秘めた会社を案内と言えます。
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